フレブルは臭い?臭う原因と我が家で行なっているニオイ対策

フレブルを飼ってみたい!と思っていても、フレブルはめちゃくちゃ臭いという話を聞いて、

えいじ

生活に支障が出るほど臭かったらどうしよう…

と、尻込みしてしまっている人もいるかと思います。

確かにフレブルは全然臭くないとは言い難いですが、実際には言われているほど耐え難いものではありません

ただし、他の犬種にはない独特の獣臭(ブルドッグ臭)がします。これは人によって感じ方が分かれるかと思いますが、私は嫌な臭いと感じたことはなく、むしろ、落ち着くような、癒されるような、妙に癖になる匂いに感じます。

また、体臭だけでなく、フレブルはオナラや口臭も臭くなりやすい傾向があるので、しっかりとケアをしていく必要があります。

今回は、

  • フレブルのニオイの原因
  • 我が家で行っているニオイ対策

についてお話をしていきたいと思います。

Contents

フレンチブルドッグのニオイの原因

フレブルのニオイの原因は、その独特な特徴にあります。

  • デリケートな皮膚と短い被毛
  • 深い顔のシワと皮膚のたるみ
  • 胃腸が弱い
  • 耳垢が溜まりやすい
  • 肛門腺に分泌物が溜まりやすい
  • 口腔衛生を保ちにくい

詳しく解説していきます。

デリケートな皮膚と短い被毛

フレブルは他の犬種に比べて、皮脂の分泌量が非常に多いので、ちょっとシャンプーをサボるとすぐにオイリーな獣臭がしてきます。

その皮脂の分泌量の多さから、膿皮症を発症しやすく、皮膚が炎症を起こすと、不快なニオイの原因となります。

さらに、フレブルはアレルギーになりやすい犬種でもあるので、日々のシャンプーで膿皮症を予防していたとしても、食べ物が合わなかったり、花粉やハウスダストに反応してしまうと、症状が悪化する可能性があります。

また、フレブルの被毛は短いため、ホコリ・油・汚れなどが直接皮膚に接する割合が高くなり、さらに炎症が悪化するというリスクがあります。

深い顔のシワと皮膚のたるみ

短頭種の中でもフレブルの顔の皺は特に深く、湿気がこもりやすい形状になっているため、雑菌が繁殖してニオイの原因となります。

また、食事の際に食べかすが皺に挟まることがあり、そのままにしておくと皺の中で腐敗して、臭いを発したり、皮膚炎の原因となる場合があります。

顔の皺だけではなく、皮膚のたるみも同様にニオイや炎症の元になるので、イングリッシュ・ブルドッグのように、身体中にシワがある子の場合は注意が必要です。

胃腸が弱い

フレブルの腸は他の犬種に比べて短く、消化吸収能力が低いです。

そのため、食べ物がちゃんと消化されないまま腸に届いてしまい、お腹にガスが溜まりやすくなって、おならが激臭になります

特にドライフードは、含有水分量が極端に少なく、栄養価が凝縮されているため、消化不良になりやすいです。

ロイヤルカナンなどの添加物が大量に含まれているフードは、特にお腹を壊しやすいので、値段は張りますが、できれば、オリジンアカナなどの信頼性の高いプレミアムフードを与えることをお勧めします。

しかし、いずれにしてもドライフードはおならが臭くなりやすいので、ウェットフードかローフード、または手作り食にするのが理想です。

えいじ

うちはドライフードから完全手作り食に変えたら、げん丸くんの殺人的なおならの臭いが劇的に改善されたよ!

耳垢が溜まりやすい

通称バットイヤー(Bat ears)と呼ばれるフレブルの特徴的なピンと立った大きな耳ですが、その形状から耳垢が溜まりやすく、こまめに耳掃除をしないと炎症を起こしてしまい、ニオイの原因になります。

肛門腺に分泌物が溜まりやすい

他の犬種も肛門腺(肛門嚢)はありますが、フレブルの肛門腺は他の犬種に比べて深い位置にあり、分泌物が溜まりやすく、不快なニオイを発する場合があります。

なので、多くのWEBサイトや獣医師は、フレブルの定期的な肛門腺絞りを勧めています。

しかしながら、この件については議論の余地があります。

肛門腺内の分泌物は通常、うんちと一緒に出るのが自然ですが、人間の手で毎回肛門腺絞りをしてしまうと、その癖がついて自然に排出する力がなくなってしまうので、肛門腺絞りはしないほうが良いというセオリーもあります。

私も最初の頃はネットの情報を元に、月に1度肛門腺絞りをお願いしていましたが、その後信頼できる獣医師さんとの出会いがあり、上記の理由から、フレブルでも肛門腺絞りはしないほうがよいと言われたので、それからは一度も行っていません。
それから1年以上経ちましたが、ニオイが気になるということはなく、炎症を起こしている兆候も見られないので、現在はこちらの説を採用しています。

口腔衛生を保ちにくい

短頭種であるフレブルは、その口の形状により、他の犬種に比べて口腔衛生を保ちにくいということがあります。

実際にフレブルの口を開いて見てみると、非常に複雑な歯並びをしていることがわかります。

さらに、ほっぺたがだるんだるんなので、食べかすが残ってしまうことが多く、そのままにしておくと腐敗して、不快なニオイを発するようになります。

フレンチブルドッグのニオイ対策

フレンチブルドッグの昼寝

フレブルは確かに臭いやすいですが、しっかりとケアを行なっていれば、そこまで気になることはありません。

ここでは、我が家で実際に行っているフレブルのニオイ対策を紹介します。

シャンプー

フレブルは皮脂の分泌量が多いので、こまめなシャンプーが効果的です。

頻度としては、湿度が高い夏の時期は週に1〜2回、その他の時期は2週間に1回くらいが目安です。

しかし、フレブルの皮膚は非常にデリケートなため、普通の犬用シャンプーだと刺激が強すぎるので、低刺激の薬用シャンプーをお勧めします。

我が家では、アデルミルマラセキュアを使用しています。

どちらもアレルギー用なので、高頻度のシャンプーでも問題ありません。

こちらの2点は本来、動物病院で処方される薬用シャンプーです。ネット通販での購入に抵抗がある人は掛かりつけの獣医さんに相談してください。

シャンプーだけでも問題ありませんが、余裕があれば、仕上げにティーツリーコンディショナーで整えると、さらに皮膚と被毛のコンディションが長続きします。

耳掃除

耳が大きいフレブルは、耳垢が溜まりやすいので、こまめに耳掃除をしてあげる必要があります。

頻度としては、週1回程度で大丈夫です。夏は臭いやすいので、気になる場合はもう少し頻度を上げてもいいでしょう。

我が家では、シャンプーのついでにエピオティックで耳の洗浄を行います。

フレブルの耳の中は非常にデリケートなので、綿棒またはコットンシートなどで、優しく撫でるように汚れを落としていきます。

げん丸

ゴシゴシ擦ったり、指をグリグリ奥まで突っ込むのはNGブヒよ!

ブラッシング

ブラッシングにより、皮脂や汚れを浮き出し、血行を促進させることによって、新陳代謝が促され、皮膚のコンディションと毛艶が良くなります。

皮膚のコンディションが整うと、炎症が改善されるので、結果的にニオイも低減されます。

我が家では、1日1回寝る前に行っています。

ブラシはラバータイプのものと獣毛タイプのものを併用しています。

げん丸

豚毛がおすすめブヒよ!

シワの掃除

フレブルは顔に深い皺があり、そのままにしておくとニオイを発するようになるので、定期的に掃除をしてあげる必要があります。

我が家では、食事が終わったタイミングで、こちらのウェットワイプでシワの間と口周りを拭いています。

そのままだと、湿気が残ってしまうので、最後にティッシュペーパーで水分を丁寧に拭います。

その甲斐あってか、いつも「シワが綺麗ですね」と褒められます。フレブル界隈ではシワの綺麗さは重要な指標のひとつのようです。

Pogi’sグルーミング ウェットワイプ – 犬または猫用消臭ワイプ(400枚):生分解性・低アレルギー・無香料天然ペットワイプ
えいじ

ウェットワイプはアルコール(エタノール)不使用のものを選ぼう

歯磨き

フレブルは口の中に食べかすが残りやすいので、毎日の歯磨きが大切です。

頻度としては、毎食後に行うのが理想ですが、難しい場合は最低でも1日1回は行いたいところです。

私も以前は1日1回寝る前に歯磨きをしていましたが、どうしても面倒だったり、忘れたりしてしまって、スキップしてしまうことが多かったのですが、1日2回の食事の後すぐに行うルーティンに変更したら、うまく習慣化できました。

メイドオブオーガニクスの犬用歯ブラシ犬用歯磨きが高品質で使い心地が良く、おすすめです。

こちらの2点は品質は最高ですが、それなりのお値段がするので、コスパが気になる人は、人間用のやわらかめの歯ブラシとORALPEACE(オーラルピース) フォーペット 歯みがき&口腔ケアジェルがおすすめです。

歯ブラシは色々試しましたが、エビス プレミアムケアハブラシ・6列レギュラー やわらかめがおすすめです。ブラシの密度が濃く丈夫で、磨きやすい広めの形状で、一番使いやすかったです。

整腸剤

フレブルのオナラが臭い場合は、整腸剤で腸内環境を整えることによって、オナラのニオイの改善が期待できます。

一番のおすすめはアニマストラス 顆粒タイプです。リキッドタイプもありますが、私は顆粒タイプの方が使いやすいと感じましたが、どちらも効果は変わらないので、使いやすい方を選んでもらって大丈夫です。

あと、こちらは少々裏技的な選択になりますが、成分も効果もほぼ一緒で価格が安い人間用サプリのビオストラスを使うという手もあります。同じ会社(ビオストラス社)で製造している商品なので、品質は保証されています。

「人間用」ということに抵抗がなければ、一番のおすすめです。

実際に我が家でも2年以上与えていますが、特に問題はなく、高い効果を感じています。

あとは、人間用の整腸剤もおすすめです。

あたりがおすすめですが、整腸剤は腸との相性があるので、いくつか試してみて、うんちの状態や臭い、毛艶などをチェックし、一番コンディションが良くなるものを選びましょう。

我が家では、毎食のフードに、ビオストラス強ミヤリサンを1錠ずつトッピングしています。

除菌消臭剤

フレブルも生き物なので、どんなにケアをしても、完全にニオイを無くすことはできないので、ある程度消臭剤を使うことは避けられません。

かといって、人間用の市販の消臭剤を日用的にガンガン使うのは成分的に少々不安が残るので、ペットがいる空間でも安全に使用できるものを選びたいところです。

そこでおすすめなのが、バイオウィルクリアです。

高い除菌消臭効果を発揮しますが、ペットの健康に配慮した成分で作られています。万が一、ペットが舐めてしまっても問題ありません。(公式ページ参照)

ペット臭に限らず、生ごみやその他生活臭にも効果を発揮するので、とりあえず1本持っておいて損はありません。

えいじ

多少のニオイであれば、びっくりするくらい無臭になるよ!

お香

こちらは人によって好き嫌いがあるかと思いますが、お香を焚くというのも有効です。

我が家では、寝る前のリラックスタイムにお香を焚いています。

犬は嗅覚が鋭いので、お香はあまり良くないという話もありますが、1日1本程度であれば、特に支障はないかと思います。

えいじ

換気には気をつけよう

こちらのナグチャンパは、非常に優しい香りで、嫌味がなく、毎日焚いても飽きのこない香りでおすすめです。

また、ナグチャンパには高い浄化作用があるので、エネルギーのバランスを整えるのにも有効です。

日々のニオイケアで快適なフレブル生活を過ごそう

臭いと言われているフレブルですが、日々のケアをある程度しっかりしていれば、そこまで気になるレベルではありません。

ただ、自分が慣れてしまって、ニオイを感じなくなっている可能性もありますが、今のところ、部屋に来た人にあからさまに臭いと言われたことはないので、許容範囲だということにしています…。

しかし、フレブルはケアを怠るとニオイが強くなるのも事実です。

特にシャンプーをサボると明らかに臭ってくるので、フレブルを飼う場合はどんなに少なくても月一のシャンプーは避けられないということを覚悟しましょう。

ちなみに、以前実家で飼っていた雑種犬は、半年に一度洗うかどうかという感じでしたが、ニオイがそこまで気になった覚えはありません。

とは言いつつも、その匂いさえ愛おしく感じられるようになれば、真のFrenchie Loverになれたのかもしれませんね!

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