フレンチブルドッグの散歩時間はどれくらいが適切なのか?
いざフレブルを飼い始めたけど、どれくらい散歩に行けばいいかイマイチわからない、という人は多いかと思います。
フレブルはそのマッチョなボディとパワフルな動きから、
やっぱりフレブルの散歩はたっぷり行かないと行けないのかな…
と思ってしまいがちですが、実はフレブルの散歩は短めが正解です。
時間にすると20〜30分で十分です。できれば1日2回行くのがおすすめです。
今回は、フレブルの散歩時間は短くていい理由と、散歩をする際の注意点やヒントを詳しく解説していきます。
フレブルの散歩時間は短くていい理由
フレブルの散歩時間が短くていい理由は主に7つあります。
- フレブルは呼吸が苦手
- フレブルは暑いのが苦手
- フレブルは寒いのも苦手
- フレブルはスタミナがない
- フレブルは怪我しやすい
- フレブルの肉球は繊細
- フレブルの散歩の目的は運動よりも探索
詳しく解説していきます。
フレブルは呼吸が苦手
まず大前提として、フレブルはマズル(鼻口)が極端に短い「短頭種」なので、他の犬種に比べて、呼吸がしづらいというのがあります。
うまく鼻で呼吸ができないので、必然的に口呼吸になり、散歩中は常にゼイゼイ・ハアハアと喘いでいるような呼吸になります。
なので、効率的に外気を取り入れることができないため、この後解説する暑さへの弱さやスタミナの低さの大元の原因となっています。
よく前を歩いてる人に振り返られるブヒな…
フレブルは暑いのが苦手
フレブルは呼吸が苦手なので、外気をうまく取り入れることができず、熱を逃すことができません。
また、通常犬は外気を取り込むことによって、マズル内で空気中の水蒸気を利用して温度調整をしていますが、フレブルのような短頭種は、マズルでの温度調整能力が高くありません。
人間が「少し汗ばむな」くらいの気温でも、フレブルにとっては危険な温度な場合があります。
体感的には25℃を超えると、暑さにやられているなという様子が見られるように感じます。
真夏の時期は非常に危険なので、早朝と夜以外は外出厳禁です。
また、夏の時期に散歩に行く場合は時間帯に限らず、必ずクールネック(バンド)をするようにしましょう。
SUOのクールバンドは特殊な技術で温度が一定以上上がらない素材でできているので、長時間の外出にもおすすめ!
フレブルは寒いのも苦手
シベリアンハスキーやバーニーズマウンテンドッグなど、暑さが苦手な犬は大抵寒さには強いのですが、フレブルは寒さにも弱いという繊細ぶりです。
フレブルの被毛はダブルコートなので、春と秋に換毛期がありますが、短毛なので柴犬のように明らかにモフモフした冬用の毛になることがありません。
真夏の暑さほどではないですが、真冬の寒さもそれなりに苦手です。
冬は寒いから何か着せてくれるとありがたいブヒな!
フレブルはスタミナがない
フレブルは、
- 呼吸が苦手
- 暑さ・寒さに弱い
という弱点があるので、他のアクティブな犬種に比べ、極端に持久力が低く、長距離の散歩には向いていません。
さらに、その筋肉質な体躯は、一瞬のパワーや瞬発力を生み出す力はありますが、その出力の高さゆえに、さらにスタミナを消耗してしまいます。
なので、フレブルの散歩では常にペースに気をつけてあげることが重要です。
他の犬種のように、長い距離を並走したり、自転車に乗りながら散歩をする、ということはできません。
一方、フレブルは匂いを嗅いで周るのが大好きなので、時間が許す限り、立ち止まって好きなだけ匂いを嗅がせてあげることで、適度な休憩になり、フレブルも満足します。
フレブルは散歩が大好きなので、自分の体力を顧みず、ガンガン遠くまで行こうとします。
行きは大抵テンションが上がっているので大丈夫なのですが、帰りの方向になると、途端に電池が切れたかのようにへたり出します。
ちょっと休憩すれば、また動きだすのですが、いよいよ体力がなくなってくると、頑として動かなくなるので、その時は諦めて抱っこをして帰るしかありません。
フレブルの行きたい気持ちを尊重しつつ、帰りの体力も計算してあげよう
フレブルは怪我しやすい
フレブルの体は筋肉量が多く、脚が短いので、関節や骨に高い負荷が掛かりやすいため、関節炎や骨折のリスクが高いです。
必要以上の長時間の散歩はそれだけ怪我のリスクが上がるので、適度な長さで切り上げるようにしましょう。
また、体型的に背骨に負荷が掛かりやすい構造をしているので、ダッシュやジャンプを繰り返すアジリティのような高負荷の運動も向いていません。
ドッグランなどでノーリードにする場合は、フレブルが興奮しすぎないように注意しよう
フレブルの肉球は繊細
他の犬種に比べ、フレブルの皮膚は薄く繊細で、肉球も繊細で傷つきやすくなっています。
また、フレブルはほとんどの場合、アレルギー体質なので、特に肉球の周りには赤みを伴った腫れや湿疹などの炎症が起きやすいです。炎症がひどい場合は、さらに傷つきやすくなっているので注意が必要です。
そもそもフレブルは室内犬なので、比較的肉球が柔らかくできており、野外での適応能力が低く、アウトドアでのアクティブな活動はあまり向いていません。
特に、真夏の熱したアスファルトや真冬の凍った地面は、フレブルの肉球には堪えます。
真夏は昼間の時間帯を避けるブヒな!
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フレブルの散歩は運動よりも探索を重視する
フレブルは長時間や高強度の運動を必要としていません。
しかし、好奇心旺盛なフレブルは、
- 探索したい
- 他のワンコと遊びたい
- いろんなところに行きたい
と思っているので、散歩に行くことは大好きです。
なので、フレブルの散歩の目的は運動よりも探索を重視した方が良いと言えます。
詳しく解説していきます。
フレブルは探索したい
フレブルは好奇心旺盛で、匂いを嗅いで回るのが大好きです。
一度匂いを嗅ぎだすと長いです。長い時だと飽きずに1〜2分間ずーっと同じところを嗅ぎ続けることもあります。
そして、それが電柱があるたびに起こります。
しかし、ここで人間がイライラして、無理に引っ張るように散歩をしてしまうと、フレブルは欲求不満になり、ストレスが溜まってしまいます。
なるべくフレブルの気持ちを尊重して、思う存分匂いを嗅がせてあげよう!
フレブルは他のワンコと遊びたい
フレブルは非常にフレンドリーで優しい性格をしています。
好奇心旺盛な性格も相まって、できればすれ違うワンコ全員と遊びたいと思っています。
もちろん個体差はありますが、私の出会ったフレブルの子はみんなフレンドリーで一緒に遊んでくれる子がほとんどです。
特にフレブル同士だと、お互い遊び方を心得ているようで、意気のあったワンプロが繰り広げられます。
たっぷり遊んだときの散歩の後は、明らかに満足げにしているのがわかるよ!
フレブルはいろんなところに行きたい
フレブルは好奇心旺盛なので、新しいところが大好きです。
たまにいつものコースと違う道に行くと、明らかに目が輝き出して、テンションが上がっているのがわかります。
いつもと違うエリアに行くと、当然新しいワンコのお友達ができる可能性も上がります。
なので、フレブルの散歩は長さや強度よりも、バラエティを優先した方が満足度が上がります。
フレブルは太りやすい犬種でもあるので、適度な運動ももちろん必要だよ
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たまには遠出もアリ
以上の理由から、フレブルの散歩は短くてもOKということが言えます。
ただ、厳密に必ず毎回30分以内にしなければならない、ということではありません。
実際に私も休日の散歩のときは、気温がそこまで高くなければ、1時間以上遠出することもあります。
もちろん、げん丸くんの体力と相談ですが、水分補給をこまめにして、休憩を適度に挟みながらであれば、全く問題ありません。
フレブルと散歩に行く時は、先を急ごうとせず、まったり散策する気持ちで気長に付き合いましょう。
- フレブルの散歩時間は20〜30分を目安に
- 気温に十分注意する(特に真夏)
- 散歩中はフレブルの息遣いや疲労度などをよく観察する
- フレブルの興味を尊重する