タフティ・ザ・プリーステス徹底解説【8】罠から逃れる方法

「引き寄せ」を超える現実創造のメソッドとして、各方面で大注目の一冊、

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

この難解なタフティの理論を、英語版TUFTIも交えながら、どこよりもわかりやすい解説を目指してお届けするタフティ徹底解説シリーズ

第8弾の今回は、

罠から逃れる方法

というワードについて深掘りしたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

前回までの記事はこちら

作品情報
タフティ・ザ・プリーステス

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

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  • ページ数:352ページ
  • 著者:ヴァジム・ゼランド
  • 発売日:2023年10月31日
TUFTI the Priestess

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Live Strolling Through A Movie

英語の難易度:

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  • ページ数:206ページ
  • 著者:Vadim Zeland
  • 発売日:2018年11月12日

この記事で解説している内容は、本書を読んで私なりに解釈したものであり、著者の意図を忠実に反映したものではありません。また、実例の内容など一部わかりやすいものに変更・追加している場合があります。

罠とは

タフティの言う罠とは一体何なのでしょうか?

あなたがいくら自分のことを考えようとも、あなたは罠に捕えられている

と、タフティは言います。

しかし、本書ではこの罠の正体については詳しく言及していないので、まずはタフティの言う罠とは一体何なのかということを、私の考察をもとに整理したいと思います。

罠のパターンは3つ

  • すべて運命で全て決まっていると望む人生を歩むことを諦めている
  • 人生をオートパイロットで状況に流されるがままに生きている
  • 自分の人生の状況を他者や環境のせいにする他責思考

この三つのうち一つでも当てはまっていれば、あなたは罠に捕らえられている状態です。

ただ、このうち一つでも自覚がある場合は、他の二つも無意識的に該当している可能性が高いです。

なぜなら、この三つはお互いに連動しており、どれかに気づいて目覚めることができれば、他の二つも解消されるはずだからです。

では、罠に捕えられていると何が起こるのでしょうか?

罠にハマっている状態だと次のような弊害が生じます。

罠による4つの弊害

  • 意識の欠如
    • 意識が内側の感情や思考または外部のイベントに囚われて、気づきの中心点に意識が向かない
  • 台本との同一化
    • 台本の世界に入り込みすぎて、現実でのあなた = 本来のあなたと錯覚する
  • 制御不能な人生
    • 現実での状況や起こったことに対して反応するだけなので、自分の人生をコントロールできない
  • エネルギーの流出
    • 台本が用意した現実に感情的に反応しすぎて、本来現実構築に使うべきエネルギーを浪費する

弊害と言いましたが、普段の私たちは99%がこの状態なので、現実的な感覚からすると平常時の状態ということになります。

ですので、いかにこれまでの常識的感覚から抜け出し、現実をコントロールする側に回れるかというのが鍵になります。

In actual fact, you are only aware of yourself in the moment that you ask yourself this question. The remainder of the time, your awareness sleeps and surrenders to the outer script.

TUFTI the Priestess, P38

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罠から逃れられない原因

なぜ私たちは罠から逃れることができないのでしょうか?

タフティは、私たちが罠から逃れられない理由を3つ挙げています。

原因は3つ

  • 自分が登場人物の一人であることを知らない
  • 反射的な精神性(カタツムリの角)のせい
  • 「可能か不可能か」という思考の枠にどっぷりはまっている

詳しく解説していきます。

自分が登場人物の一人であることを知らない

この概念は一見わかりやすいようで、実は奥が深いので、少し丁寧に補足したいと思います。

この登場人物の一人というのは、人間社会のコミュニティの一員という物質世界での役割を指しているわけではありません。

あなたは間違いなく、あなたの人生の主人公です。

しかしあくまでも、この宇宙で一つしかないあなたの人生という映画の中の登場人物の一人だということです。

つまり、基本的に主導権は現実側にあり、あなたはその台本に沿って演じさせられているだけということになります。

これは、あなたの身体的な存在のみならず、思考や感情といった、あなたの中から発せられるエネルギーや想念も含めたあなたという意識的存在が登場人物の一人だということです。

この事実を自分の中で消化できないでいると、現実で起こったことに対していちいち執着したり、自らの力で無理やり解決しようとしまい、意図的な現実の構築からは遠ざってしまいます。

1. Ignorance of the fact that you are a character.

TUFTI the Priestess, P39

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反射的な精神性(カタツムリの角)のせい

タフティはこの現実に対する反射的な性質をカタツムリの角に例えています。

カタツムリの角は触角の役割があり、外部からの刺激に反応して、角を引っ込めたり伸ばしたりします。

つまり、カタツムリ自体に意志はなく、外部の状況によって己の行動を選択していく生き方ということです。

これはまさに、外部スクリーンに意識が囚われている状態、すなわち眠っている状態なので、台本の中の世界から抜け出すことができません。

これは外部からの刺激だけに限らず、あなたの内側から発生した思考や感情に行動が支配されているときも同じことが起こっています。

えいじ

自分の感情からくる行動をコントロールできないという人は、罠にガッツリかかっている可能性が高いよ

カタツムリの角が縮まっているところ
カタツムリの角は外部からの刺激に対して大袈裟に反応する

2. A reflective psyche — “snail horns”.

TUFTI the Priestess, P39

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「可能か不可能か」という思考の枠にどっぷりはまっている

「可能か不可能か」という基準で行動の指針を決めているということは、自分の力で人生に影響を与えているという思考が抜けていないということです。

また、この意識レベルでの判断や選択というのは、あなたの自由意志ではなく、台本によって選ばされているということであり、罠から抜け出せていない状態です。

さらに、現実を現実的に考えすぎているということでもあり、現実で起こることはすべて幻想という感覚が欠如していることを表しています。

現実創造にはあなたの想像をはるかに超える大きな力が働いているので、あなたの理解できる範疇のみで物事を考えて判断しているうちは、望み通りの現実を引き寄せることはできません。

3. The mould, limited by notions of the possible and the impossible.

TUFTI the Priestess, P39

罠から逃れる方法

どうすれば罠から逃れることができるのでしょうか?

ポイントは3つ

  • 克服すべき2つの障害
  • 未来の現実を意識する3つのトリガー
  • コマ照射メソッド

詳しく解説していきます。

克服すべき2つの障害

罠から逃れるために克服すべき障害が2つある、とタフティは言います。

2つの障害

  • 習慣
  • 物の見方

詳しく解説していきます。

習慣

タフティがここで言う「習慣」とは、

現実を構築するのではなく、何かが起こるのを待ったり、何かを期待したりする

という習慣です。

つまり、現実に対して受け身の姿勢です。

この習慣がある人は、何かと弱音を吐いたり、めそめそしたりと、行動や感情が状況に左右されやすく、自分の人生の責任の所在を自分ではなく自分以外の何かに置く他責思考の傾向が強いです。

この習慣を正すには、自分で現実を構築していくという能動的な姿勢が必要になります。

You are made snails by the habit of waiting and hoping for something to happen rather than composing your own reality.

TUFTI the Priestess, P39

物の見方

物の見方というのは、すなわち現実に対する認識ということになります。

我々は、年齢を重ねるほど、過去の経験から「可能か不可能か」というのを無意識的に判断してしまい、どんどん行動の幅を狭めてしまっています。

この価値観を正すにはまず、

自分の裁量で行動しているというのは幻想

だということを認め、

それまでのあなたの考え方ではあり得ないことが起こっている

ということを受け入れなければなりません。

Your mould is an obstacle, as it tells you that it is impossible to compose your own reality.

TUFTI the Priestess, P40

未来の現実を意識する3つのトリガー

現実を構築するためには、現在のコマではなく、未来の現実のコマに意識を向ける必要があります。

しかし、この概念を頭では理解していていも、どうしても古い習慣や物の見方に引っ張られてしまいます。

新しい習慣を自分のものとして定着させるには、これまでの習慣と同じように、何度も繰り返される必要があります。

そこでタフティは、未来のコマに意識を向けることを思い出すきっかけとして3つのトリガーを挙げています。

3つのトリガー

  • 期待
    • 何かを待っていたり、何かをあてにしているとき
  • 意図
    • どこかに行こうとしたり、何かをしようとするとき
  • 問題
    • 解決すべき何かが起こったとき

これらのことが起こった時に、反射的に行動せず、心を落ち着かせて、

  • 待たず
  • あてにせず
  • 騒がず

未来のコマに意識を向けて、現実を構築する癖をつけるようにします。

Just like when you tracked your attention, now, you will need to track the forthcoming frame.

TUFTI the Priestess, P40

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コマ照射メソッド

この3つのトリガーが発生した時に、瞬時に行う訓練がコマ照射メソッドです。

コマ照射メソッドの手順

  • 3つのトリガーのうち、どれかが起こっていることに気づく
  • 「自分を見て、現実を見る」と目覚める
  • 三つ編みを起動させて、未来のコマを投影させる
  • 三つ編みの感覚を手放す
  • その出来事が、あなたにとって大切ならば、何度もそれを繰り返す

コマ照射メソッドを日常的に行うことで、ちょっとしたことでは罠にハマらないようになります。

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まとめ

タフティの言う罠から逃れる方法を簡単な表現でまとめると、

  • 正しい自己認識を持つ
  • 能動的な思考を持つ
  • 自分の人生に責任を持つ

ということではないかと考えます。

一言で表すと、「自分軸で生きる」ということです。

自分軸で生きるということは、必然的にこの3つの条件がすべて揃っているということになります。

そして、あなたがこの3つの状態にいるとき、あなたの意識はすでに気づきの中心点にいるはずです。

しかしながら、タフティも言うように、一度この感覚を掴んだからといって、罠から完全に逃れられたとは言えません。

新しい習慣として常にこの状態を保つには、実践的な訓練が必要です。

そこで次回は、今回紹介したコマ照射メソッドについてさらに深掘りしたいと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

ポイントのおさらい
  1. 罠から逃れられない3つの原因
    1. 自分が登場人物の一人であることを知らない
    2. 反射的な精神性(カタツムリの角)のせい
    3. 可能か不可能か」という思考の枠にどっぷりはまっている
  2. 罠から逃れる3つの方法
    1. 習慣と物の見方を改める
      • 何かが起こるのを待ったり、何かを期待したりする受け身の姿勢
      • 自分の裁量で行動しているという幻想
    2. 未来の現実を意識する3つのトリガー
      • 期待:何かを待っていたり、何かをあてにしているとき
      • 意図:どこかに行こうとしたり、何かをしようとするとき
      • 問題:解決すべき何かが起こったとき
    3. コマ照射メソッド
      • 3つのトリガーのどれかが起こったら、目覚めて三つ編みに未来のコマを投影させる
今回紹介した本
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