なぜ単語帳で暗記した英単語はすぐに忘れてしまうのか?
英語学習で語彙を強化しようと思った時に行う学習方法として、単語帳やフラッシュカードを使った英単語の暗記を行なっている人も多いかと思いますが、ただ単純に暗記するだけでは、
- 覚えてもすぐに忘れてしまう
- アクティブワードとしてなかなか定着しない
- 同じような意味の単語の微妙なニュアンスがわからない
といった問題が生じてしまいます。
しかし、あることを意識するだけで、語彙の定着が劇的に向上します。
それはコロケーションとコアイメージです。
今回は、コロケーションとコアイメージを意識すると、どのような効果があるのかというお話をしたいと思います。
コロケーションとは
まずは、コロケーションとは何かということを簡単に説明します。
コロケーションの定義は、
一般的に使われる単語の組み合わせ
です。
日本語の慣用句とほぼ同義だね
例えば、「決断する」は英語で、
make a decision
という決まり文句があり、
do a decision
とは言いません。
しかし、同じ「〜する」という日本語訳がつく「宿題をする」は英語で、
do one’s homework
と言いますが、
make one’s homework
とは言いません。
このように、コロケーションを意識せずに、それぞれの単語の意味だけで覚えてしまうと、いざ実際にその単語を使う時に、正しく表現できなくなってしまいます。
慣用句というと、イディオムを思い浮かべる人もいるかと思いますが、コロケーションとイディオムは似て非なるものです。
詳しくは別の記事で詳しく解説する予定ですが、簡単に違いを説明すると、
コロケーションは、単語が持つ意味をそのまま表現している
ということに対し、
イディオムは、ある特定の単語を組み合わせることで別の意味になる
というのが特徴です。
例えば、
take a risk
は「リスクを取る」というそのままの意味なので、コロケーションですが、
break the ice
は「氷を砕く」という意味ではなく「(初対面での会話などで)まずは場を和ませる」という、元の単語の意味とは全く違った意味になるイディオムです。
また、コロケーションは多くの英語圏で広く使われている汎用性の高い表現なので、文化的な背景を気にせずどこでも使えるというのが特徴です。
一方、イディオムはその土地の歴史や文化の影響を色濃く受けているので、他の地方では通じないということが起こります。
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コアイメージとは
コアイメージは、なんとなくその言葉から想像がつくかと思いますが、簡単に定義すると、
一つの単語がもつ根源的なイメージ
ということになります。
例えば、こちらの4つの単語、
- speak
- talk
- say
- tell
は直訳すると、すべて日本語で「話す・言う」という意味合いになりますが、実際の英語的な感覚では、かなり明確に使用用途が分かれています。
それぞれの単語が持つ基本的なイメージ(=コアイメージ)は次のようになります。
- speak:音声を発する
例:He speaks 3 languages fluently.
→ 3つの違った言語を話す(=音声で発話する)[speak]ことができる。 - talk:コミュニケーションを取る
例:I need to talk to you.
→ 話し合い(=コミュニケーションを取る)[talk]をする必要がある。 - say:言葉自体にフォーカス
例:Can you say that again?
→ 言葉が聞き取れなかったのでもう一度(同じ言葉を)言って[say]ほしい。 - tell:話した内容にフォーカス
例:Tell me your story.
→ あなたのストーリーを(=内容が知りたいので)話して[tell]ほしい。
このように、その単語の持つコアイメージを把握しているのとしていないのでは、実際にその単語を使うときの精度がまるで違ってきます。
ちなみに私は、一億人の英文法という本を読んで、英語のコアイメージに対してかなり理解を深めることができました。
出版から年数は経っていますが、今でも十分通用する良書なので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。
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コロケーションで英単語を覚えるメリット
ここでは、なぜボキャブラリーにはコロケーションが必須なのかという具体的な理由を説明します。
英単語をコロケーションとともに覚えるメリットは主に6つあります。
- 覚えた単語を自然な形でアウトプットできる
- 会話での流暢さが向上する
- 伝えたいことを一言で正確に表現できる
- リスニングとリーディングの精度が向上する
- 語彙の定着率が向上する
- ライティングスキルが上がる
詳しく解説していきます。
覚えた単語を自然な形でアウトプットできる
実際には、コロケーションを全く意識せずに、ひたすら英単語の意味だけを暗記した場合でも、言いたいことはなんとなく伝わります。
例えば、
make a decision
と言うところを、
do a decision
と言っても、大概の場合、相手は理解してくれます。
しかし、それはネイティブにとって、かなり不気味というか、気持ち悪く聞こえている可能性があります。
さらに、そのことによって相手にストレスを与えてしまっているかもしれません。
逆の立場を想像してみてください。
あなたが外国人と日本語で話しているとします。
その時に、使っている単語自体は間違っていないが、表現方法がことごとく間違っていると、その都度脳内で正しい日本語に変換しながら会話をしなければなりません。
そうすると、会話自体をストレスと感じてしまい、最終的にはその人と会話をするのが億劫になってしまうでしょう。
このように、相手に余計なストレスを与えないためにも、自然な表現で会話をするというのは重要です。
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会話での流暢さが向上する
コロケーションをセットで覚えることで、その都度、
正しい表現はどれだっけな…?
と迷う必要がなく、そのままの形でパッと口から出てきます。
その結果、文章全体がチャンクごとにスラスラと出てくるようになり、会話での流暢さの向上につながります。
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伝えたいことを一言で正確に表現できる
我々非ネイティブには理解が難しい領域ではありますが、それぞれのコロケーションには、ネイティブ共通のニュアンスや肌感覚みたいなものが宿っているので、実はコロケーションひとつでかなりの情報量が含まれています。
例えば、
strong coffee
と言われれば、
ああ、ガツンと来る濃いコーヒーね
と一瞬でイメージを共有できますが、もしそこで、
powerful coffee
と言われてしまうと、
パワフルなコーヒー?えーっと…まあ、濃いコーヒーってことが言いたいのかな?
と、相手に考えさせてしまいます。
考えさせるだけならまだしも、「あえて違う表現を使っているのかな」と解釈させて、全く違った意味に捉えられる危険性すらあります。
例えば、この場合だと、濃いコーヒーではなく、元気が出る効果があるコーヒーというような意味に捉えられることも十分ありえます。
さらに、コロケーションには、短いフレーズで一連の動きやニュアンスを伝えられるという利点もあります。
例えば、犯罪を犯すという意味の、
commit a crime
というフレーズがありますが、これは、
do something illegal by breaking the law
という長ったらしい説明を一言で説明してくれます。
例文で説明すると、
He did something illegal by breaking the law.
と言うかわりに、
He committed a crime.
と言えば、同じ意味のことが一発で伝わります。
このように、コロケーションを知っていると、冗長な構文を避け、スマートなコミュニケーションを図ることができます。
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リスニングとリーディングの精度が向上する
コロケーションをそのまま覚えることによって、リスニングやリーディングをしている時も、すぐにそのフォーマットを認識できるので、リスニング時の聞き逃しや、リーディング時に止まってしまうということが劇的に少なくなります。
また、コロケーションを覚えることによって、文中で次に来る単語をある程度予測できるようになり、さらに確度が上がります。
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語彙の定着率が向上する
複数の単語で成り立つコロケーションを覚えるのは、単語単体で覚えるよりも難しいんじゃないブヒか?
そう思う人もいるかもしれません。
しかし実際は、単語単体で覚えるよりも、コロケーションをチャンクで覚えた方が記憶の定着率が高くなります。
例えば、昼寝を意味するnapですが、実際にこの単語を(名詞として)使う場合は、ほぼ100%、
take a nap
という形で使うので、そのまま丸ごとこの形の中でnapという単語を覚える方が楽です。
また、型で覚えることによって、そのフレーズの持つ語感やリズムで覚えることができるので、単語単体で覚えるよりも、脳内での結びつきが強くなるという効果もあります。
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ライティングスキルが上がる
カジュアルな場面での会話に比べ、レポートやエッセイなど、ある程度しっかりとしたライティングを求められるドキュメントを作成する場合には、より精度の高い英語が求められます。
会話では少々ブロークンな英語であっても、あまり気になりませんが、ドキュメントの場合、少しでも間違った英語を使うとかなり目立ちます。
そのため、これから海外の人とビジネスでやり取りする予定のある人や、学校の課題などでレポートを提出する予定のある人は、よりコロケーションを意識して英語学習に励むと、確かな成果を感じられるでしょう。
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コロケーションを覚える上でコアイメージが重要な理由
単語単体ではなく、コロケーションを通して英単語を学ぶだけでも、かなりの効果の違いを感じられると思います。
しかし、それだけではまだ、頭に無理やり詰め込んでいるという感じは否めません。
そこで、英語を本当に自分のものとして使いたいと思っている人は、コアイメージを理解した上でコロケーションを学ぶと、自分でも驚くぐらい英語が自然にアウトプットされるようになります。
ここでは、コアイメージがいかにコロケーションを覚える上で重要かという理由を説明します。
期待できる効果は主に6つあります。
- 同じ単語に対しての共通性を見出せる
- 他のコロケーションにも応用が効く
- 類似したミスを防げる
- 学習スピードが上がる
- 複数の意味を持った単語にも対応できる
- 直感的に英語を理解することができる
詳しく解説していきます。
同じ単語に対しての共通性を見出せる
コアイメージを理解していると、なぜその語との組み合わせになるのが自然なのかということをいちいち考えなくても、納得感を持ってスッと入ってくるようになります。
例えば、takeという単語のコアイメージは、
- seize(掴む)
- obtain(得る)
- accept(受け入れる)
という感じですが、これを理解している状態で、
- take a chance
→ いちかばちかやってみる(=チャンス・可能性を掴み取りに行く) - take a break
→ 休憩を取る(=休憩の権利を得る) - take responsibility
→ 責任を取る(=自分に責任があることを受け入れる)
といったコロケーションを覚えた時に、
イメージ通りの組み合わせだな
という感覚になります。
このように、コロケーションを一眼見ただけで、なぜこのような組み合わせなのかということを瞬時に理解することができ、記憶の定着が早まります。
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他のコロケーションにも応用が効く
逆に、コロケーションから覚えたコアイメージを、他のコロケーションに応用することもできます。
例えば、
strong coffee
というコロケーションを覚えると、自然と、
strongは飲み物の濃さを表す単語だな
というのが感じられ、
じゃあ濃い紅茶は同様にstrong teaだな
と、他の類似したコロケーションにも応用が効くようになります。
さらに熟練度が増して、
strongは味覚や香りの強度を表しているんだな
ということに気づくと、
- strong flavor
- strong scent
といったコロケーションも自然に出てきます。
このように、一つのコロケーションを覚えた時に、同時にコアイメージを意識すると、その後の応用の幅が格段に広がります。
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類似したミスを防げる
ある単語のコアイメージを正しく認識していると、他の単語との組み合わせのコロケーションにおいても、同様のミスをすることがなくなります。
例えば、決断するという意味の正しいコロケーションは、
make a decision
ですが、誤って、
do a decision
としてしまったとします。
これは、makeとdoのコアイメージが固まっていなかったために起こったミスです。
makeとdoのコアイメージは次のとおりです。
make:createやproduceのように、何かを「創り出す」というイメージ
do:単純に何かを「行う」、「タスクをこなす」というイメージ
また、decisionは単純な行動を表す名詞ではなく、「結果」や「考えて生み出したもの」という性質があります。
したがって、この場合はdoではなくmakeの方が適しているということがわかります。
このコアイメージの明確な違いを学ぶと、その後に出会う、
- make a mistake
(ミスを犯す) - make progress
(進展・進歩・進行する)
といったコロケーションに対しても、正しい判断ができるようになります。
さらに、doは単純な行動を示す動詞ということも理解したので、
- do my homework
(宿題をする) - do the dishes
(食器を洗う) - do a favor
(頼まれごとをする)
といったコロケーションに対しても、間違わなくなります。
このように、それぞれの単語が持つコアイメージを正しく理解していると、毎回当てずっぽで単語を組み合わせるということがなくなります。
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学習スピードが上がる
コロケーションをコアイメージと紐付けて覚えると、ある種の感覚を伴って脳にインプットされます。
そのため、機械的な暗記と比べ、記憶の定着率が格段に上がり、結果的に学習スピードが上がります。
この感覚とは臨場感とも捉えることができます。
例えば、
heavy rain
というコロケーションを目にした時、すでにあなたの脳内には土砂降りの雨が臨場感を伴って映像化されているはずです。
また、heavy(重い・厳しい)の対義語はlight(= not heavy)なので、必然的に、
light rain
という発想になりますし、この時すでに脳内で霧雨のような情景をイメージしているかと思います。
このように、コアイメージを明確にビジュアライズしながらコロケーションを覚えていくと、必然的に学習スピードが上がっていきます。
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複数の意味を持った単語にも対応できる
一つの単語で複数の意味を持っているということも少なくありません。
例えば、runという単語を見た時に、その人の英語レベルによっては、「走る」というイメージしか想起しないかもしれません。
その状態で、
- run a business
(事業を行う・会社を経営する) - run on electricity
(電気で動く・電気を動力源とする)
といったコロケーションに出会うと、
別に走ってないのにな…
と、腑に落ちないままコロケーションをとりあえず覚えることになります。
しかし、実はrunには他にも、
- (会社などを)管理する・マネージメント
- 操作する・オペレーション
という、複数の異なったコアイメージが存在しています。
もし、初見の時点でrunのコアイメージを網羅的に認識できていれば、異なった意味のコロケーションにもスムーズに対応ができていたでしょう。
ちなみにrunには他にも違った意味のコアイメージがたくさんあるブヒよ
このように、一つの単語の持つ複数のコアイメージを正しく把握することによって、同じ単語を使った意味の違うコロケーションに出会った時も混乱せずにスッと入ってきます。
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直感的に英語を理解することができる
コアイメージとコロケーションに対する習熟度が上がってくると、理屈や理論抜きで、この英語は自然かそうでないかというのが、見た瞬間・聞いた瞬間、直感的にわかるようになります。
この能力は、丸暗記で単語を覚えているうちは決して身につけることができません。
例えば、非ネイティブの人でが一見流暢に話しているように見えても、聞いていてどこか違和感を感じることがあります。
それは、
その単語の後はそれじゃないんだよな!
というのを感覚的に知っていて、気持ち悪さを感じているからです。
これは逆にいうと、コアイメージを無視して語彙だけを無作為に増やしていっても、どこかで必ず壁にぶち当たるということを示唆しています。
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コロケーションとコアイメージの覚え方
じゃあ、実際にコロケーションとコアイメージはどうやって学習すればいいブヒか?
これに関しては、「絶対にこれが正解!」という方法はないというのが正直なところですが、比較的効果が高いと思われる方法をいくつか紹介します。
- 大量のインプット(多読多聴)
- コロケーション辞書を使う
- 同じ単語を使っているコロケーションから共通性を見出す
- フラッシュカードで文脈から覚える
- 実際に使ってみる
それでは、詳しく解説してきます。
大量のインプット(多読多聴)
まずはなんと言っても、大量のインプットは欠かせません。
英語学習はAIのディープラーニングと非常に似ています。
とにかく数をこなし、同じパターンや類似したシチュエーションに出会う回数を重ねることで、あなたの脳が勝手にそのパターンを解析して、自然な形でアウトプットされるように処理してくれます。
多読多聴を行っている時は、細かいコアイメージの理論をいちいち理屈で理解する必要はありません。
こなしたボリュームが増えていくに従って、勝手に理屈がわかってきます。
コロケーションやコアイメージに限らず、多読多聴は英語学習の核となるメソッドなので、メインの学習法として強くお勧めします。
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コロケーション辞書を使う
多読多聴だけだと効率が悪いブヒ!
手っ取り早くコロケーションを覚える方法が知りたい!
という人には、コロケーション辞書がおすすめです。
例えば、
であれば間違いなさそうです。
ただ、こちらはあくまでも辞書的な扱いなので、最初から最後まで通しで読むというのは、あまり現実的ではなさそうです。
気になったコロケーションの理解をさらに深めるためのツールとして、ピンポイントでピックアップするような活用のし方がお勧めです。
もう少し読み物として楽しみたいという人には、
- English Collocations in Use Intermediate Book with Answers
- English Collocations in Use Advanced Book with Answers
- 1000 English Collocations in 10 Minutes a Day
あたりが良いのではないでしょうか。
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同じ単語を使っているコロケーションから共通性を見出す
ある程度の種類のコロケーションを覚えたら、一度それらをソートして共通性を見出すと、新たな発見や気づきがあるかもしれません。
例えば、下記のようなリストを作成して、コアイメージを固めていくのもお勧めです。
- Do
-
do homework
do the dishes
do a favor
︙ - Make
-
make a decision
make progress
make an effort
︙ - Take
-
take a break
take responsibility
take a risk
︙ - Have
-
have a meal
have a conversation
have fun
︙
あとで簡単にグルーピングできるように、覚えたコロケーションはNotionなどで管理しておこう
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フラッシュカードで文脈から覚える
フラッシュカードで単語を暗記する際に、文脈ごと記載して、コロケーションとコアイメージが紐付きやすくするのもおすすめです。
英単語と日本語の1:1の暗記ではどうしても、英語の本質的な理解に限界があるので、できれば最初から日本語はなしで、英単語(またはコロケーション)と例文という組み合わせで学習することをお勧めします。
具体的な方法については、【RemNote】文脈から覚える英単語フラッシュカード作成方法の記事を参照してください。
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実際に使ってみる
当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、やはり実際に使ってみる効果というのは絶大です。
可能であれば、ネイティブの人に細かくフィードバックをしてもらうとさらに効果が爆上がりします。
例えば、現在オンライン英会話などでレッスンを受けている人は、
今コロケーションにフォーカスして学習をしているので、不自然な表現や単語の組み合わせがあったら、逐一指摘してほしい
と担当の先生にお願いすれば、快く承諾してくれると思います。
むしろ、テーマを持ってレッスンに取り組んでくれていると感じ、先生のモチベーションもいつもより上がるかもしれません。
ただし、先生以外の知り合いや友人にお願いする時は、迷惑になる可能性大なので注意しましょう。
よっぽど親切な人か、親密な関係でもない限り、大概の場合はウザがられるブヒな…
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その単語やフレーズに対して臨場感を持つことが大事
英単語を覚えるコツとしては、コロケーションやコアイメージを意識するというのはもちろんのこと、あらゆる単語やフレーズにおいて、臨場感を持って挑むということです。
臨場感とはすなわち、自分がまるでその状況にいるかのように英語を吸収していくということです。
言い換えると、
当事者意識を持って大量の英語の流れに身を委ねる
といった感覚です。
残念ながら、単語帳をただ眺めているだけでは、この臨場感を伴った英語には触れることができません。
さらに詳しく知りたいという人は、英語多読で語彙は増えない?辞書を使わなくても大丈夫な理由の記事を読んでいただけると参考になるかと思います。
ただ、一つ言えることは、
覚えた単語の数と実際の英語力は比例しない
ということです。
それよりも大事なのは、知らない単語があったり、いざ使おうと思ったら忘れてしまった時に、パニックになったり、長考したりせずに、パッとその場で他の表現で言い換えられる英語センスです。
そのためには、すでに知っている単語のコアイメージを肌感覚として染み込ませておくことが大変重要になってきます。
ですので、ボキャブラリーの数にはあまり固執せず、自然なペースで着実に語彙を増やしていってもらえればと思います。