なぜ英語中級者が上級者になるためには多読が必要なのか?
英語中級者の人が上級者への仲間入りをするためには、避けて通れないものがあります。
それはずばり、大量のインプットです。
そして、量を稼ぐのに最も効率的で、効果の高い学習法のひとつが、多読です。
実際に私も、
多読を始めてから、飛躍的な成長を感じた
という経験があります。
そこで、今回お話しするテーマがこちら、
- 多読とは何か
- 私と多読の出会い
- 多読初心者におすすめの一冊
それでは、始めていきましょう。
多読とは?
多読は今までのリーディング学習と何が違うのでしょうか?
ポイントは3つ
- わからないところは飛ばす
- 細部は気にせず、全体的な内容の理解を重視する
- 英語を英語のまま理解する
多読は英語のインプット量を重視したリーディング学習です。
テンポ良く読み進めることを優先し、途中で辞書も使いません。
そのため、多読では、完璧な理解を求めないというマインドセットを持つことが重要になってきます。
一方、一般的な日本人が学校の授業や受験勉強などで受けてきた英語教育は、
- わからない単語はすべて調べる
- 文章を最小単位まで分解して、完全に理解する
といった、「精読」と言われる学習方法が中心でした。
もちろん、精読も重要な学習方法ですし、多読では得られない効果やメリットがあります。
特に英語初心者の人は、まずは精読で英語の基礎を固める方が効果的です。
しかし、全くの初心者を脱したタイミングで、徐々に多読を取り入れていき、最終的には多読中心の学習に移行する必要性が出てきます。

中学英語がある程度理解できていれば、脱初心者という認識でOKだよ
多読との出会い
私も20代の頃までは、世の中で言われているセオリー通りに、下記のような単語帳や参考書で学習を続けていました。
地道に学習を続けていく中で、一定の効果は感じていたのものの、なかなか本格的な英語のインプットに取りかかれないことにジレンマも感じていました。
そんなある日、

どれくらいのレベルであれば、ペーパーバックを読めるようになるんだろうか?
と思い、いろいろ調べていく中で、「多読」という学習方法があるということを知りました。
そこには次のような事が書かれていました。
外国語を身につけたいという人はたくさんいると思います。 いろいろな学習法に挑戦したけれどもどれもうまくいかなかったという人も同じくらいたくさんいると思います。
- 多読はいままでの語学学習の常識をすっかりひっくり返します。
- 単語や文法を暗記したり、問題を解いたりしません。
- 楽しくたくさんインプットするだけです。
- 楽しいから続く、続くから身につきます。
その最初は字のない絵本です。そこからほんの少しずつレベルを上げていきます。すると、母語に訳さず、身につけたい外国語をその外国語のまま理解できるようになっていきます。あまりにゆるやかな坂道をゆったりと歩いていくので、苦労や努力をしたとは感じられないことでしょう。時間がかかりすぎると思われますか? 実は、単語を暗記したり、難しい問題集と格闘するよりも、はるかに早く言葉が身につきます。これが多読です。
https://tadoku.org/l-about
これを知った時、私の背中に電撃が走ったのを今でも覚えています。
私は当時、ペーパーバックを読むにはその内容を完璧に理解する必要があると思っていたので、単語帳をやりながら、

こんなにも知らない単語があるうちはまだまだ先の話だな…
と、勝手にハードルを上げていました。
しかし、そこに書かれていたことは当時の私の常識を覆し、
ペーパーバックはいつから始めても良い、むしろ今すぐ始めるべき
という全く新しい価値観を与えてくれ、「これだ!」と確信に近いものを感じました。
多読初期に読んだ本
多読について発信している人のほとんどは、
多読初心者はまず絵本から始めてみよう
と口を揃えてお勧めしていたのですが、私はどうしても絵本を読む気になりませんでした。
そのため、無謀は承知で、いきなり児童向けの小説から始めてみようと思い、Amazonで評価の高かったHolesという小説から読み始めました。
本当に楽しめるかどうか、最初は不安でしたが、これがなんと大当たりでした。
これまでの英語学習では味わったことのない没入感とワクワク感で、ページをめくる手が止まりません。
もちろん、全てを理解できたわけではありませんが、ストーリーを追うのには不自由しないレベルでした。

ちゃんと笑えて、しっかり感動できるよ!
ただ、児童書と言えど、見慣れない単語が容赦無く出てきます。
- 過去完了
- 現在完了進行形
- 仮定法
といった、割と高度な文法も、呼吸をするかの如く、当たり前に使われています。
最初は慣れが必要でしたが、読み進めるにつれて処理スピードが上がっていき、やがて完読することができました。
これまでにない達成感と共に、英語を体に染み込ませるという感覚を得ました。
見事に洋書多読にハマった私は、しばらく児童向けのペーパーバックを読み漁りました。
これらのような本を10冊ほど読んだのち、今度は児童書の制限は設けずに、難易度は度外視して、純粋に興味のある本を選ぶことにしました。
大人向けの小説は難易度はさらに高かったですが、なんとかストーリーについていけました。
自身をつけた私は、さらにビジネス書や自己啓発本にも挑戦しました。
表現がストレートで、体系的に文章が構成されているので、意外にも小説より読みやすいという印象でした。
このようにして、私は見事に洋書多読にハマり、
もはや英語学習というよりは、純粋にコンテンツを楽しんでいる
という状態になりました。
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おわりに

繰り返しになりますが、大前提として、英語学習において避けて通れないのが、大量のインプットです。
私がそうだったように、洋書のペーパーバックに憧れはあるものの、

英語の本をすらすら読むのはまだ早いかな…
と、地道に単語帳や参考書などで日々精進されている人もいるかと思います。
最初からすらすら読めなくてもいいし、全てを完璧に理解する必要もありません。
まずは一冊のペーパーバックを手に取って、先入観なしに読んでみてください。
きっと世界がひらけます。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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