タフティ・ザ・プリーステス徹底解説【12】アドバンテージ

「引き寄せ」を超える現実創造のメソッドとして、各方面で大注目の一冊、

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

この難解なタフティの理論を、英語版TUFTIも交えながら、どこよりもわかりやすい解説を目指してお届けするタフティ徹底解説シリーズ

第12弾の今回は、

アドバンテージ

というワードについて深掘りしたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

前回までの記事はこちら

作品情報
タフティ・ザ・プリーステス

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

Amazonで確認する

  • ページ数:352ページ
  • 著者:ヴァジム・ゼランド
  • 発売日:2023年10月31日
TUFTI the Priestess

TUFTI the Priestess
Live Strolling Through A Movie

英語の難易度:

Amazonで確認する

  • ページ数:206ページ
  • 著者:Vadim Zeland
  • 発売日:2018年11月12日

この記事で解説している内容は、本書を読んで私なりに解釈したものであり、著者の意図を忠実に反映したものではありません。また、実例の内容など一部わかりやすいものに変更・追加している場合があります。

アドバンテージとは

タフティは、スムーズな現実構築のために従うべきシンプルな原則があると言います。

それは、

すべてのものにアドバンテージ(利点)を見出すこと

です。

特に、自分の周りでネガティブなことが起こった時に効果を発揮します。

例えば、

  • 誰かが何かを言う・する
  • 自分の周りで何かが起こる・行われる

といった外的要因によってあなたの感情がネガティブに触れた時には、意識を中心点に戻す癖をつけます。

そのきっかけとなるのは、

  • 苛立ち
  • 落ち込み
  • 不安
  • 攻撃的なもの
  • 恐怖

といった、わずかな不快感から激しい怒りまで、あなたが受け入れ難いと思う感情であれば何でも構いません。

そして、このアドバンテージを得る具体的な方法として紹介されているのが、アドバンテージ・メソッドです。

アドバンテージ・メソッドの手順

  • 「自分を見て、現実を見る」で目を覚ます
  • 「これにはどんなアドバンテージがあるのだろう?」と自問する
  • 答えが浮かんだら、それを受け入れて、その利点を手にする

まず、このメソッドは先ほど例に挙げたような困ったことが起こった時に行います。

また、最終的に何も答えが浮かばなくても構いません。その場合はありのままの状況を受け入れます。

アドバンテージを見出すことことも大事ですが、それよりもアドバンテージを見出そうとする姿勢が重要になります。

なぜなら、アドバンテージを探すことを基本原則としていれば、人生において有害な出来事に遭遇することが少なくなるからです。

Nonetheless, in reality, there is one immutable law. The law has it that if you take seeking advantage as a guiding principle, in life you will encounter fewer and fewer events that are harmful.

TUFTI the Priestess, P65

アドバンテージを得ることの重要性

では、なぜアドバンテージを見出すことが現実構築に繋がるのでしょうか?

現実構築において、アドバンテージを見出すことの本質は次の3つのことから説明ができます。

ポイントは3つ

  • 気づきの中心点から観察する
  • 現実への抵抗をなくす
  • あなたが得たいものを選ぶ

詳しく解説していきます。

気づきの中心点から観察する

まず、アドバンテージを見出すには、

人生におけるあらゆる出来事や状況は、ネガティブなものとポジティブなもので構成されている

ということを認識する必要があります。

世の中の全てのものは、

  • 良い・悪い
  • 好き・嫌い
  • 正しい・間違っている

といった二元的な観点では説明がつきません。

つまり、現実はいろんな意味で二面性を持っているということであり、それはすなわち、どんなものや人にも必ず良い面があるということです。

そして、何かに対してアドバンテージを見出すためには、目覚めて気づきの中心点からその対象を観察する必要があります。

ですので、アドンバンテージを見出すことで、現実構築のための基本ポジションにスムーズに移行することができます。

Any event or situation in life is made up of the negative and the positive. Reality is dual in nature. Where there is black, you will find white.

TUFTI the Priestess, P64

\英語をとにかく安く学びたいという人におすすめ!/

国際交流イベントも随時開催中!英語で自分の世界を広げよう!

台本への抵抗をなくす

特に、あなたの内部センターがネガティブな反応を示している時は、そのスクリーンに支配されている状態なので、より意識的に目覚める必要があります。

そして、このネガティブな反応というのは、言い換えると、あなたの中にある潜在的な「思い通りにいかない」という現実への反射的な抵抗ということになります。

現実への抵抗とは、すなわち台本への抵抗ということができます。

では、なぜ台本に抵抗することが現実構築に悪影響を与えるのでしょうか?

この疑問を解消するには、まず台本の性質を理解する必要があります。

台本の3つの性質

  • 台本はコントロールできない
  • 台本があなたの設定したゴールのために働く
  • 台本は常に抵抗の少ない道を選ぶ

まず、どんなに頑張っても現在の台本をコントロールすることはできません。

つまり、現実で現在進行形で起こっていることを変えようとすると、台本への抵抗が生まれます。

また、三つ編みを使った現実構築を行うときは、必ずゴールシーンを照らすようにと、タフティはたびたび忠告しています。

そうすることによって、あとはすべて台本がそのゴールのために仕事をしてくれるからです。

しかし、あなたのエゴでゴールシーンまでのプロセスや方法にまで介入するのは、台本が完璧な仕事をしてくれているところに「あーだこーだ」と横から口出しして、邪魔をしているようなものです。

つまり、これも台本への抵抗です。

そして、ここでの最もクリティカルな問題が、台本は常に抵抗の少ない道を選ぶということです。

台本に抵抗をするということは、縦方向に真っ直ぐ進んでいる台本のエネルギーに横からエネルギーを加えるようなものです。

抵抗のエネルギーを感じた台本は、あなたの設定したゴールへの道のりを諦め、その抵抗を避けるようにして、別の道を選びはじめます。

そうなると、いくらあなたがうまく三つ編みを使って現実を構築しようとしても、すべてが台無しになってしまいます。

しかし、アドバンテージを見出すことによって、この不要な抵抗のエネルギーを無効化することができます。

The script always takes the path of least resistance, but you resist and so you spoil everything.

TUFTI the Priestess, P63

あなたが得たいものを選ぶ

アドバンテージ・メソッドの手順の最後に、

答えが浮かんだら、それを受け入れて、その利点を手にする

とありますが、これはどういことでしょうか?

まず、この世界の法則として、

あなたが選んだもの = あなたが得るもの

ということがあります。

つまり、あなたが良いと思って選んだことが、そのままあなたのアドバンテージになるということです。

この世界はあなたが認識しているもので構成されています。それは、あなたの内面を映し出している鏡のようなものです。

したがって、あなたが現実世界の良い面を見ているときは、あなたの中の良い面を見ているということになります。

なぜなら、あなたの世界観の中に無いものは、いくら良いものでも認識ができないからです。

ゆえに、アドバンテージを見出すことによって、あなたが良いと思っているもの(願望)が手に入りやすくなるということになります。

この理念は、タフティが言う「眠っているようにふるまう」の概念にも通ずるものがあります。

の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

On the alternative film roll, in contrast, everything turns out to your advantage because you stopped at the right moment and made that advantage your choice. It is very simple. What you choose is what you get.

TUFTI the Priestess, P64

起きるにまかせる

なぜ「起きるにまかせる」ことが重要なのでしょうか?

目覚めていることと同様に、アドバンテージを探していることも態度に表してはいけない、すべてのことを起きるにまかせることが重要だとタフティは言います。

しかし、これは起こることすべてに身を委ねて、思考停止で台本に従うということではありません。

むしろ、意識的に台本を選択して、現実の中を意図的に動き回るためのテクニックです。

この理屈を理解するために、まずは現実構築に関する原則を整理しましょう。

3つの原則

  • あなたが選べるのは台本のゴールシーンだけ
  • 一度ゴールシーンを設定すると、一見ネガティブなことが起こる
  • 台本があなたのために働いてくれることを許してまかせる

詳しく解説していきます。

あなたが選べるのは台本のゴールシーンだけ

あなたは、現実の中で目覚めることによって、これから見る映画の台本を自由に選ぶことができますが、指定できるのはゴールシーンだけです。

そのゴールまでどのような道のりでたどり着くかというのは台本の仕事なので、どんなにそのプロセスが気に入らなくても、その台本の流れに従うしかありません。

しかし、我々人間はすぐに古い習慣に戻ろうとするので、

どうやって…?
そんなことが可能なのか…?
自分で何とかしたほうがいいんじゃないか…?

と、不安や恐怖といったこれまでの感情のパターンに陥ってしまいます。

このようなメンタルブロックがかかっている状態だと、現実構築が思うように進みません。

そこで、そのようなネガティブな感情に支配されそうになったら、

えいじ

自分を見て、現実を見る

と目覚めて、すかさずアドバンテージを探すようにします。

そうすることによって、プロセスはうまくいっているということを確認しながら、自信を持ってゴールシーンがくるのを待つことができるようになります。

Because if the probable answers to asking “how?” plunge you into feelings of horror or despair, this will impose a psychological block on your ability to compose your target reality.

TUFTI the Priestess, P64

一度ゴールシーンを設定すると、一見ネガティブなことが起こる

アドバンテージ・メソッドを行うことによって、有害な台本を回避できるようになると説明しました。

しかしながら、矛盾をしているようですが、設定したゴールシーンの中のあなたと現在のあなたにギャップがあればあるほど、今のあなたにとってはショッキングな出来事が起こります。

これは、一度ゴールシーンを設定すると、まずは不要な古いものを排除してスペースを作り出し、その未来にふさわしいものと入れ替える動きが発動するからであり、避けて通ることができません。

ここでパニックになって、現実を放棄してしまうと、せっかく引き寄せがうまくいっていたのに、自らキャンセルのオーダーを出すことになってしまいます。

これを防ぐために、目覚めてアドバンテージの法則を適用することで、台本の仕事を邪魔することなく、最短でゴールシーンにたどり着くことができます。

ショッキングな出来事
ゴールを設定し辿り着くと決めたらハードな出来事は覚悟する

It is quite possible that events in the script will unfold as if ‘everything is falling apart at the seams’. And then, awareness will serve you very well so that you can apply the principle of advantage.

TUFTI the Priestess, P67

台本があなたのために働いてくれることを許してまかせる

最後に一番重要なのは、台本があなたのために働いてくれることを許してまかせるということです。

あなたの仕事は、目覚めて、三つ編みを起動させ、未来のコマを照らして現実を構築するところまでです。

そこから先はすべて台本の裁量で物事が進んでいきます。

しかし、これは「台本に任せっきりで、眠り呆けて過ごす」という意味ではありません。

仕事をするのは台本ですが、あなたは目覚めた状態を保ち、能動的に行動する必要があります。

そして、台本は要所要所で、

あなたのオーダーした商品はこちらでお間違いないでしょうか?
このまま作業を進めてもよろしいでしょうか?

という確認のサインを出してきます。

大概の場合、それは試練という形でやってきます。

しかも、

えいじ

いやいや、明らかにおかしいでしょ

という、わかりやすく理不尽な方法で知らせてきます。

そこで、このトリガーを見逃さず、

げん丸

アドバンテージ!

と、心の中または声に出して叫んで、すかさず利点を探すようにします。

この時のコツとしては、

なぜこの状況がゴールシーンに向かうのに必要なのか?

という形でメリットを探し出すと、腑に落としやすいです。

そして、その状態で台本にGOサインを出すことによって、あなたが次にやるべきタスクを台本が与えてくれます。

あとは、あたかもそれが台本からのタスクだと気づいていないように振る舞いながら、粛々とやるべきことをこなしていくだけです。

これが「起きるにまかせる」の正しい認識です。

And from now on — allow the world to do something nice for you, to help you, to bring you closer to your goal.

TUFTI the Priestess, P68

\無料カウンセリング実施中!/

英会話完全ガイド2024年版コーチング型部門 第1位

まとめ

タフティはアドバンテージ・メソッドの原則について、

の「すべてが溶け込んだ、小瓶に入ったエッセンスのようなもの」と表現しています。

現実は、起こったこと自体に意味はなく、起こったことをどう捉えるかということで決定します。

つまり、アドバンテージを見出す姿勢自体に現実をより良い方向に導く効果があります。

これは、

  • 足るを知る
  • コップの水理論
  • 「ある」にフォーカスする

といった、これまでの自己啓発や引き寄せ関連でもたびたび用いられてきた概念からも、アドバンテージの有用性を証明することができます。

そして、「起きるにまかせる」とは、まさに引き寄せ界隈でよく言われるサレンダーのことです。

今回は、アドバンテージの原則を通じて、あなたが台本に対してどのように立ち回るかという視点でのお話でしたが、台本とはそもそもどのようなものなのかということについてはあまり触れられていません。

そこで次回は、台本について今一度整理し、深く理解をしていきたいと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

ポイントのおさらい
  1. スムーズな現実構築のためには、すべてのものにアドバンテージを見出すことが重要
  2. アドバンテージを見出すためには、目覚めて気づきの中心点から対象を観察する必要がある
  3. アドバンテージを見出すことで「思い通りにいかない」という現実への抵抗をなくすことができる
  4. 見出した利点は、そのままあなたのアドバンテージになる
  5. 起きるにまかせる」は能動的に現実を立ち回るためのテクニック
今回紹介した本

洋書多読を始めてみたいけど、
何から読んでいいかわからない…


そんな人におすすめなのが、Amazonが提供するサブスクプラン、

Kindle Unlimited

げん丸

月額980円で対象の本が読み放題!

100万冊以上という圧倒的な数の洋書を取り揃えており、合わないと思ったらどんどん次の本にいくことができるので、多読と非常に相性が良いです。

月に1冊しか読まなかったとしても、通常購入するよりも安い場合がほとんどなので、月に1冊は確実に読むという人にとってはお得でしかありません。

えいじ

当ブログでも紹介した多読初心者におすすめNo.1のHolesもKindle Unlimited対象作品だよ!

現在、月額無料キャンペーンを行なっており、いつでも解約可能なので、洋書多読をノーリスクで試せるチャンスです。

まずは何冊か試しに読んでみて、洋書多読が自分に合っているかどうか確かめてみましょう。

\200万冊以上の洋書・和書が読み放題!/

お得な2ヶ月お試しプラン(499円)もあります

この記事をSNSでシェアする