台本とは一体どのような存在なのか?
「引き寄せ」を超える現実創造のメソッドとして、各方面で大注目の一冊、
タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド
この難解なタフティの理論を、英語版TUFTIも交えながら、どこよりもわかりやすい解説を目指してお届けするタフティ徹底解説シリーズ。
第13弾の今回は、
台本
というワードについて深掘りしたいと思います。
それでは、始めていきましょう。
前回までの記事はこちら


TUFTI the Priestess
Live Strolling Through A Movie
英語の難易度:
- ページ数:206ページ
- 著者:Vadim Zeland
- 発売日:2018年11月12日
台本の役割
タフティの理論を理解する上で、避けて通れないのが「台本」という概念です。
まずは、台本とはどのようなものなのかということを整理していきましょう。
タフティは現実世界を映画に例えていますが、台本は単なる脚本としての役割だけではなく、
- 監督
- 撮影
- 編集
- 演者
といった、映画制作のほとんどの仕事を行っています。
それぞれのロールを現実世界の役割に置き換えると次のような感じになります。
- 脚本
-
無限に存在する人生のイベントのパターン
- 監督
-
どの脚本を実際に採用するか決定する
- 撮影
-
採用された脚本を現実世界で現象化(物質化)させる
- 編集
-
現象化された世界に意味を持たせる
- 演者
-
あなたを含めたすべての登場人物
しかし、この現実という映画は、通常の映画と性質が異なる部分があります。
それぞれのロールに分けて詳しく解説していきます。
脚本としての台本
まず、この映画の一番大きな違いは撮影の順序です。
通常の映画は脚本が決定してから撮影するのに対し、この映画は撮影を先に行なってから採用する脚本が決まります。
正確にいうと現象化する前の仮撮影のような感じです。
つまり、物質化はしていないだけで、すでに無限の現実のパターンが存在しているということになります。
これは、概念や計画といった無形のものではなく、実際に撮影済みのフィルムロールが保管庫に保管されています。

現像してないアナログ写真のフィルムと同じようなものだね
監督としての台本
監督としての台本は、実際にどのフィルムを採用するかを決定します。
この時の採用基準はあなたの意識状態によって異なります。
あなたの意識状態が、
- 眠っている
-
オートパイロットで台本が勝手に脚本を選ぶ
- 目覚めている
-
あなたの意識に反応して採用基準を変える
- プレゼンスを獲得
-
あなたが構築した現実に沿って脚本を決定する
このように、あなたの意識状態によって、監督としての決定権が変動します。
また、オートパイロットでの運行時は、あなたが感じる感情や思考も台本の一部として機能しています。
つまり、あなたがあるタイミングでそのように感じるという現実が台本によってもたらされているということです。
その流れを止めるには、あなたが気づいて目覚めるしかありません。
目覚める方法については、
の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
撮影者としての台本
撮影者としての台本の仕事は、採用された脚本を現実世界で現象化させることです。
しかし、この映画の撮影はすでに脚本段階で終えているので、正確には我々が認識できるフォーマット(コマ)で録画をするプロセスということになります。
録画と言いましたが、この映画は常にライブ上映です。
言い換えると、撮影済みの仮映像に実際の演技をシンクロさせた舞台演劇のようなものです。
なので、実際には現象化されたコマは今この瞬間にしか存在できず、あとはすべて永遠の保管庫に情報として保存されていきます。
現実の捉え方については、
の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
編集者としての台本
編集者としての台本の仕事は、現象化した映像に意味を持たせることです。
現実で起こることはすべてただの現象で、そこに意味はありません。
しかし、ある事象を見て、あなたがポジティブな感情やネガティブな感情を持つのは、あなたが意識というフィルターを通してこの世界を見ているからです。
意味がないものに意味を持たせるのは、あなたの意識です。
つまり、あなたの意識を通して、台本が撮りっぱなしのただの映像を作品としての映画に昇華させているということです。
この役割も監督と同様に、あなたの意識状態によって裁量が変動しますが、意識の参照元が違います。
監督(現象化)の決定権を左右するのがあなたの外的意図なのに対し、編集(現実に対する認識)の良し悪しを決めるのはあなたの内的意図です。
ということは、物事の良い面を見ようとする姿勢、すなわちアドバンテージを見出すということが重要になってきます。
アドバンテージについては、
の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
演者としての台本
この理論については議論の余地がありますが、現時点での私の考えとしては、あなたを含めたすべての登場人物が台本の一部だということです。
しかし、この問題は非常に複雑で、他の役割のように簡単に説明できるものではありません。
この件を詳しく説明すると、それだけで10本くらい記事が書けてしまえそうなので、ここでは極限まで簡潔にした説明にします。
理由は3つ
- 無限の現実のパターンが存在している
- 物質的な身体は映像
- 一人一宇宙という考え方
無限の現実のパターンが存在している
まず、過去と未来の出来事を含めて、あらゆるパターンの現実のフィルムが保管庫に存在しています。
ということは、その数だけ登場人物のパターンが存在しているということであり、個としてのあなたおよび他人は存在しないということが言えます。
言い換えると、あなたを含めた登場人物全員の所有権は台本にあるという考え方ができます。
物質的な身体は映像
そして、現実として確定した世界のあなた、つまり物質としてのあなたの人体は現実のコマの一部なので、これも所有権は台本にあります。
これは、内臓や脳といった物理的な身体組織だけでなく、感情や思考といった目に見えないものもある種のエネルギーだと考えると、あなたという存在を体現しているすべてが台本の一部だという考え方ができます。
一人一宇宙という考え方
そして極め付けは、一人一宇宙という考え方です。
現実の無限のパターンが存在しているということは、登場人物の数だけ映画の作品数があるということです。
わかりやすく我々地球人に限っていうと、地球という舞台は共通なので1つです。
しかし、その舞台で繰り広げられるストーリーの数は無限です。
これはゲームに例えることができます。
同じタイトルのゲームをプレイする場合、舞台や主だったイベントは共通ですが、それをどのように進めるかというパターンは無限にあります。
したがって、あなたという人物も他の人の映画に登場しますが、今のあなたとしては存在していません。
魂は台本の管轄外
では、何をもってあなたをあなたたらしめるのか?
それはあなたの魂です。
魂は高次元に存在する本来のあなたです。
なので、あなたの魂は台本の管轄外になります。
しかし、現在のあなたは3次元世界の物理的存在を通して世界を見ているので、台本の管理下に置かれているということです。
現実と魂の関係性については、
の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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機能としての台本
では、台本はなぜこの世に存在しているのでしょうか?
では、そもそもなぜ台本というものが存在しているのかということですが、本書では言及されていないので、私の見解からお話をしたいと思います。
まず、我々の魂が住んでいる世界は高次元(5次元またはそれ以上)なので、意図したものがその場ですぐに現象化します。
この場合の現象化とは、我々が今いる3次元世界での物質化ではなく、あくまでも概念やエネルギーを現象化させるということだと考えます。
しかし、3次元は物質の世界なので、4次元の時間の制約があり、意図してから現象化するまでにタイムラグがあります。
また、高次元の現象化エネルギーである外的意図と、3次元空間での物質化エネルギーは、次元間でのエネルギーの周波数(波動レベル)が違うので、そのままでは使うことができません。
そこで、高次元と物質世界の間にエネルギー変換器のようなものが必要になり、その機能を台本が担っていると考えられます。
したがって、台本とは3次元世界を運行するために必要なすべての機能を実装した総合的なオペレーションシステムだと考えられます。
タフティは台本について、
現在上映している映画におけるあなたのすべての行動を決定するプログラム
と表現しています。
そのため、あなたの魂はあくまでも台本によって表現された人生体験を通して、色々な学びや経験を得ているだけだということになります。
それはつまり、
あなたの人生 = 台本
ということであり、タフティが言う、
あなたの人生はあなたのものではない
という概念に繋がります。
The script is much more strict and precise than your perception of fate. It is a program that dictates your behaviour and all your actions on the current film roll.
TUFTI the Priestess, P73
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台本に意思はあるのか
タフティは、まるで台本に人格があるかのように表現していますが、台本に意思はあるのでしょうか?
確かに、台本はあなたの意識や感情によって道筋を変えていき、時にはあなたを翻弄しているように見えることもありますが、台本自体には固有の意思は存在しないでしょう。
ただし、意思はないが、知能はあると考えます。
これは、複雑なアルゴリズムによって動いている超高性能のAIのようなものです。
それによって、あなたが構築した現実を、論理矛盾が生じない完璧な差配で、この世界に落とし込んでいます。
では、台本とは天体のような意識体としての存在なのかとも思えますが、これも違います。
天体と台本は共に意思がなく、「宇宙の法則のように振る舞い、正確な運行をしている」という点では共通していますが、天体が固有の意識を持った意識的存在なのに対し、台本は意思も意識もない、完全な自己組織化構造のシステムであると言えます。
- 自己組織化構造
Self-organizing structure -
外部からの指示や管理を待たずに、自律的に秩序や構造を形成するシステム。

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台本に及ぼす影響の違い
台本には知能があるので、
- 適応
- 学習
- 反応
という機能を備えています。
台本がこれらの機能を実行するための接続先は3つあります。
台本の接続先は3つ
- あなたの感情エネルギー
- あなたの意識
- あなたの意図
あなたの感情エネルギーとは、主にあなたが反射的で無意識な反応を見せた時に発せられる感情のエネルギーです。
台本はあなたが眠っている状態の時に発する思考・感情(ほとんどの場合がネガティブ)を燃料にして動いています。
また、台本はあなたの意識、すなわちあなたが認識しているもので世界を作っています。
要するに、あなたの意識が向いている方向に台本が寄せていくということです。
そして、この中で台本に対して圧倒的な影響力を持っているのがあなたの意図、特に外的意図です。
あなたの外的意図から台本の大筋の流れを変えることができます。
優先順位としては、
- あなたの意図
- あなたの意識
- あなたの感情
の順で、台本が反応します。
具体的に言うと、あなたが何も意図していない、または意図が機能していない時には、台本はあなたの意識の向け先にフォーカスします。
そこで、あなたが目覚めておらず、眠っている場合には、あなたの感情や古い習慣に沿って台本は運行します。
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台本の運行モード
では、自分の意識状態が変われば、台本の振る舞いも変わるということでしょうか?
あなたの意識状態によって、台本の機能が変わることはありませんが、台本の運行モードが変わります。
台本の3つの運行モード
- オートパイロットモード
- マニュアルモード
- プロダクションモード
それぞれ解説していきます。
オートパイロットモード
あなたの意識が眠っている状態の時、台本はオートパイロットモードで運行し、台本があなたを導きます。
オートパイロットなので、台本によってパターン化された現実が繰り返されます。
この時、あなたは台本にエネルギーを供給している状態です。
台本はあなたの感情エネルギー(反射的な感情や思考)を燃料にしてその出力を増幅し続けます。
ポジティブなエネルギーを供給し続けることができているのであれば良いのですが、ネガティブなエネルギーを供給し続けていると、現実がそちらの方向に向かって加速していくと同時に、深さも深くなっていくので、どんどん現実のスクリーンの中に入り込んでしまい、抜け出すのに苦労します。
この状態が最も悪化したのが、洗脳や重度の依存症です。

ブラック企業に命を削りながら勤め続ける人もこれに該当するね…
ここまでいってしまうと、自力で目覚めることは難しく、スクリーンから抜け出すための外的なサポートが必要になります。
- 役者
マニュアルモード
あなたが目覚めると、台本はマニュアルモードに切り替わり、台本があなたの意識に反応するようになります。
そして、あなたが目覚めることによって、台本へのエネルギー供給が止まり、あなたは台本間を自由に移動できるようになります。
ただ、台本を選べるようになるといっても、テレビのように既存のチャンネルの中から妥当なものを選ぶといった感じなので、そこまで自由度はありません。
- 役者
- 観客
プロダクションモード
あなたが目覚めているということを自覚し、プレゼンスを得ると、台本があなたの運行方針に従うようになります。
しかし、あくまでもあなたの裁量は運行方針(現実構築)までなので、それをどのように現実に落とし込むかという実行権は台本にあります。
ですが、目覚めただけのマニュアルモードでは既存のチャンネルから選ぶだけだったのが、このモードではさらにコンテンツ(のエンディング)をカスタマイズできるようになります。
この時あなたは、演者と観客であると同時に、プロデューサーとしてクリエイティブ部門に参加することになります。
プレゼンスについては、
の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
- 役者
- 観客
- プロデューサー
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まとめ

あなたが目覚めて、意図的に現実を構築することによって、台本をコントロールすることができるようになります。
しかし、絶対的なルールとして、台本に直接影響を与えることはできないという原則があります。
そのため、台本を完全に服従させることは不可能であり、一旦台本が作り出した現実には素直に従うしかありません。
あなたはチクタクバンバンという昭和のゲームをご存知だろうか?
まさにこれがあなたと台本の関係性をうまく表現しています。
台本が現在のフレームに到達するまでは、いくらでも進路変更が可能です。
しかし、一旦台本が現在のフレームに入ってしまうと、あとは台本がそのフレームを過ぎ去るのを黙って見守るしかないのです。
ここで無理に台本の進行を変えようとすると何が起こるのかは、想像に難くありません。
このように、台本には絶対的な行使力があります。
しかし、そうかといって、
- 神
- 宇宙
- 創造主
といった大いなる存在だということではありません。
では、台本は何者によって誘導されているのか?
そこで次回は、台本の向こう側で指示を出している存在「パワー」について深掘りしたいと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

- 台本に直接影響を与えることはできない
- 台本に意思と意識はないが、高度な知能がある
- 台本は自己組織化構造のオペレーションシステム
- 台本の運行はあなたの意識状態によって方向性が変わる
- 台本の運行モードは3種類
- オートパイロットモード:眠っている状態
- マニュアルモード:目覚めている状態
- プロダクションモード:プレゼンスを得ている状態
