当ブログでは英語学習の最重要メソッドとして洋書多読をお勧めしています。
しかし、多読に挑戦してみたいけど、なかなか思うように本を読むことができないという人もいるではないでしょうか。
そんなあなたに今回提案するのがこちら、
休日の朝に近くのカフェに出掛けて、本を読むことだけに集中する
この方法で最高の集中読書を実現するための要素が3つあります。
- カフェであること
- 自宅の近くであること
- 休日の朝であること
それでは詳しく解説していきます。
なぜ本が読めないのか
そもそもなぜ読書を習慣づけることが難しいのでしょうか?
理由は様々あるかと思いますが、根本的な理由としては、
- 自宅だと集中して読めない
- 平日は本を読む時間がない、または精神的余裕がない
というのが主な原因かと思います。
自宅には、
- スマホ
- テレビ
- 漫画
- ベッド
といった様々な刺激や誘惑があり、読書という低刺激なアクティビティを集中して行うには、ある程度意図的に環境を整える必要があります。
基本的に自宅は休息をする空間であり、どうしてもOFFの状態がデフォルトになるので、普通に暮らしているだけでは、そもそも自宅は読書に向いていない環境といえます。
また、平日は仕事が忙しく時間に追われているので、時間的・精神的な余裕がないという人も多いかと思います。
この2つの原因を解決するには単純に、
- 外に出かける
- 割り切って休日にまとめてやる
ということを行えばいいのですが、それをベストコンディションで行える方法が今回提案する、休日の朝に近所のカフェで集中読書です。
もちろん、習慣という意味では毎日行った方がいいですが、英語学習の観点から言えば、同じ集中力で行ったと仮定した場合、1週間の総ボリュームが同じであれば効果に優位差はないと考えます。
例えば、毎日20分ずつ行うのと、土日で70分ずつ行うのでは、学習効果に大きな差はありません。
なぜカフェだと集中して本を読めるのか
まず、なぜカフェである必要があるのかということですが、理由は主に5つあります。
- 目的がブレない
- ちょうどいい料金
- 適度に人の目がある
- 心地よい環境音
- 読書をしていても迷惑にならない
それぞれ解説していきます。
目的がブレない
カフェにはやる気を削ぐような障害物がないので、一旦カフェにさえ行ってしまえば、あとは本を読むだけという状態を生み出すことができます。
本を持ってカフェに行くということ自体が、明確な目的を持った行動なので、カフェに行ってから何か他のことをするということがありません。
でもスマホを見てしまうと罠にハマるので、スマホは見えないところにしまおう
ちょうどいい料金
そして、決して安くないドリンク代を払うことにより、この時間を無駄にしてはいけないという心理が働きます。
コーヒー一杯500円くらいすると思いますが、この金額を純粋にコーヒー代と捉えると割りに合いませんが、この素晴らしい読書空間にお金を払っていると思えば、決して高すぎるものではありません。
モチベーションを保ちながら毎週継続しても負担になりすぎないちょうどいい金額ではないでしょうか。
そして、この高純度の読書時間で得たものは、将来違う形で何百倍にもなって返ってくるので、自己投資としてはかなりのローリスク・ハイリターンです。
\好きな英語をとにかく安く学びたいという人におすすめ!/
国際交流イベントも随時開催中!英語で自分の世界を広げよう!
適度に人の目がある
カフェには他のお客さんや店員さんもいるので、くつろぎながらも自宅のようにだらけきるということがなく、適度な緊張感を保ちながら読書に集中することができます。
また、集中して読書をしている自分というのを公共の場で現すことによって、理想のセルフイメージが強く投影されるので、自己肯定感が高まり、この時の自分を好きになります。
そして、その状態をキープしたいので、また来週もカフェで読書をしたくなるという好循環が生まれます。
特に紙の本の洋書だとさらにモチベーションが上がるのでおすすめです。
心地よい環境音
静かな図書館に行って読書や勉強をしようとしたけど意外に集中できなかった、という経験はないでしょうか?
実は完全な無音よりも微かに環境音がある方が集中できるということ最近の研究で明らかになっています。人は静寂の中にいると心の声が大きくなり、次々に浮かんでくる雑念を無視できなくなるからです。
朝のカフェはお客さんの数も少なく、一人で来ている人の割合が高いので、心地よい自然音が常に流れており、本来の目的である読書への集中は邪魔せずに、ちょうどよく雑念だけをかき消してくれます。
ただし、昼過ぎなどの混雑時はグループのお客さんの割合が高くなり、話し声が大きすぎて集中できない場合があるので、時間帯は選んだ方が良さそうです。
読書をしていても迷惑にならない
カフェはレストランほど気を使うことなく、食事を頼まずコーヒー一杯だけでも気まずくありません。
レストランですと、食べ終わってから読書をして滞在していると、なんとなく迷惑ではないかとそわそわしてしまいますし、特に待っているお客さんがいる時は、とても集中して本を読める心理状況ではありません。
しかし、カフェであればそんなことは気にせずに堂々と本を読むことができます。
ドリンク代のほとんどは場代なので、お店側もある程度の長居を想定した価格設定です。気兼ねなく読書に集中しましょう。
でも、マナーとしてはコーヒー一杯で1〜2時間くらいかな
なぜ自宅近くがいいのか
カフェならどこでもいいかというとそうでもなく、読書を目的とする場合は自宅近くの徒歩あるいは自転車移動圏内のお店が理想的です。
理由は主に3つあります。
- 移動距離に比例する心理的障壁
- ルーティン化と選択・意思決定のカット
- 新しいお店は刺激が強すぎる
それぞれ解説していきます。
移動距離に比例する心理的障壁
習慣化において、最も障害となることの一つが移動距離・時間です。
単純にそこまで行くための労力が大きくなるほど、その行動に対する心理的ハードルが高くなるので、読書を習慣化するという目的においては移動距離は近いほど良いです。
どうしてもお気に入りのカフェが電車で数駅のところにあるというのであれば仕方ありませんが、公共交通機関を使うということで一気にハードルが上がります。
悪天候の時はさらに抵抗が強まるので、できれば近所でお気に入りのお店を見つけることをお勧めします。
ルーティン化と選択・意思決定のカット
できれば読書をするときはいつも同じ店に行くことをお勧めします。
お店を固定することによって、その行動がルーティン化し、脳がそのカフェを本を読むだけの空間と認識するので、読書への集中度がさらに増します。
そうすると、そのカフェに行こうと決めて行動をイメージした時点で、すでにマインドが読書モードに切り替わるようになります。
さらに、毎回同じ店に行くと決めることによって、その都度行われる選択と意思決定の工程をカットでき、余計な脳のリソースを消費せずに済むので、より読書に集中することができます。
新しいお店は刺激が強すぎる
カフェが好きな人は、新たなカフェを開拓したいと思うのは当然だと思います。しかし、今回の目的はあくまでも読書を集中して行うことなので、カフェ巡りになってしまうと本来の目的から外れてしまいます。
新しい場所や街に来ることによって感じる高揚感や違和感が読書への集中を阻害します。
趣味としては素晴らしいカフェ巡りですが、それは別の趣味として読書抜きで行い、そのお店の魅力を存分に堪能してもらえればと思います。
それとは逆に、近所の同じ店に通うことによって、店員さんにも顔を覚えられ、店内の空気感や食器の使用感なども体に馴染んできて、第二のホームのような安心感が生まれてきます。
この快適さと非現実感の絶妙なバランスがさらに良い読書環境を作り出します。
なぜ休日の朝がいいのか
近所のカフェというだけでもかなりいい条件ですが、さらにここの休日の朝という条件を加えると至高の読書環境が整います。
理由は主に4つあります。
- 精神的に余裕がある
- 比較的空いている
- お客さんが幸せオーラに満ちている
- 最高の一日のスタートが切れる
それぞれ解説していきます。
精神的に余裕がある
休日の朝は精神的に余裕がある状態なので、本に集中する準備ができています。
平日の朝はどうしても時間の制約があるので、常にタイムリミットを気にしながら本を読むことになり、本への集中が阻害されます。
また、これから始まる仕事への憂鬱感やプレッシャーなどを感じている状態なので、内容があまり頭に入ってきません。
もちろん、すべての人が仕事に対してネガティブな感情を持っているとは思いませんが、どんな人にも出勤前は少なからず意識が仕事へ向いている部分があるのではないでしょうか。
一方で休日の朝は、一週間の仕事を終えた開放感に満ち溢れていて、エネルギーも満タンな状態なので、万全の体制で集中読書に臨むことができます。
比較的空いている
朝からお昼前くらいの時間帯のカフェは比較的空いていることが多く、一人で来ているお客さんも多いので、静かで優雅な時間が流れています。
モーニングがある昔ながらの喫茶店などは、まれに常連さんで埋まっているということもありますが、ランチタイムのようなグループ客による喧騒はほとんどないので、割と居心地がいいかと思います。
ほとんどのカフェはだいたい10〜11時開店のところが多いと思いますが、できれば朝7時くらいから開いているお店がおすすめです。
なるべく平日と同じ時間に起きて、7〜10時くらいの間にサクッと本を読めば、その後もたっぷり休日を堪能できます。
お客さんが幸せオーラに満ちている
これは私の体感ベースの話になりますが、特に週末の朝に来るお客さんは我々と同じように、一週間の仕事を終えて休日の朝にのんびりカフェで一服しようという人がほとんどです。
当然そのような人たちからはポジティブな幸せオーラが滲み出ており、自身のポジティブな感情とも共鳴して、カフェ全体がより穏やかな空間に包まれています。
そのような環境で飲むコーヒーの美味しさはひとしおで、さらに読書が捗ります。
そして、そのポジティブなエネルギーを浴びることによって、来週から始まる仕事への英気も養うことができるという好循環が生まれます。
最高の一日のスタートが切れる
誰しも仕事がある日はON、休みの日はOFFになるのは必然かと思います。
しかし注意したいのは、オフの休日の中にも休日ONモードと休日OFFモードがあるということです。
休日ONモードは、仕事からは解放された状態なので全体的にはリラックスはしつつも、普段平日ではできないようなことを積極的に行おうというバイタリティに溢れた状態です。
例えば、積極的に身体を動かしてアクティブレストをしようというのもこのモードです。
休日OFFモードは、仕事で疲れ切って休日は何もやる気が起きず、昼過ぎまで寝てしまったり、家でずっとゴロゴロして結局何もすることなく、日曜の夜にサザエさん症候群に陥るような状態です。
本当に休養が必要なときは、たまにはいいかもしれませんが、貴重な休日はぜひとも休日ONモードで過ごしたいものです。
休日の朝にカフェで集中読書を行うことによって、自動的に休日ONモードに切り替わるので、その状態をキープしたままその後の予定も精力的に行うことができるといういい流れができます。
すでにその日の最大のタスクを完了しているので、仮にその後何もしなくてもあまり罪悪感を感じずに済みます。
朝の時点ですでに勝利を獲得していて、もうその日の負けはないという無敵感はかなり心強いです。
そのような経験がないという人にはぜひ一度この感覚を味わってもらいたいです。これだという確かなものを感じるはずです。
カフェで読書をする時の心構え
カフェでの集中読書を気持ちよくやるために心得ておくべきことがいくつかあります。
ポイントは3つです。
- スマホをテーブルの上に置かない
- 食事はしない
- 2時間以内の滞在に収める
それぞれ解説していきます。
スマホをテーブルの上に置かない
カフェ読書での最大の天敵はスマホです。
自宅にある障害の中で唯一家の外でも持ち歩くものなので、集中読書を成功させるにはスマホを制する必要があります。
どんなに意思の強い人でも、ロック画面に表示された通知が一度でも目に入ると一瞬で意識がそちらに移り、集中力がガタ落ちします。そして、スマホで一度切れた集中はもう完全には戻らないと覚悟した方がいいでしょう。
本当はスマホを持っていかないのがベストですが、現実的に難しいという人が多いと思うので、せめてお店に入ってから読書を終えるまでは一度もスマホを触らないくらいの意思の強さが必要です。
カフェ読書をするときは、スマホは緊急用や電子マネーの支払い端末だけという認識を持ち、基本的には無いものとしましょう。
なので、おそらく9割以上の人がやっているであろう、店に着いたらまずはスマホをテーブルに置くという行為は徹底的に我慢しましょう。
通知も電話以外はオフにするか機内モードにすることを推奨します。
食事はしない
せっかくカフェに来たのだから、優雅にモーニングやスイーツなどを頬張りながら本を読みたいと思うかもしれません。
実際に私もカフェ読書を始めた頃はそのように思っていて、毎回チーズケーキやベーグルなどを頼んでいましたが、どうも本に集中できていないと感じ始めました。
まず、ものを食べるという行為は味覚や嗅覚などが新たな刺激となり、読書への集中を阻害します。
そして、こぼれたり崩れたりしないように、その都度注意をそちらに向けながら、視線をページから逸らすことになるので、断続的に集中を切りながら読書を続けることになります。
なので食べるとしても、まずは本を置いてゆっくりと食事を堪能し、それから心置きなく読書に没頭するという流れがベターです。
じゃあドリンクも先に飲んでからのほうがいいってことブヒか?
まあ、それだと味気ないからそこまでストイックにならなくてもいいんじゃないかな
ただ、あくまでも読書をしに来ていると言うことを忘れないようにしましょう。
副次的な弊害として、食事をすることによって本が汚れる危険性というのもあります。
また、食べるものや量によっては、血糖値が上がり過ぎて眠くなってしまうということもあります。
2時間以内の滞在に収める
カフェで読書をすること自体はマナーに反してはいませんが、あまり長居するとさすがに迷惑になる可能性があります。
どんなに長くても、コーヒー一杯で2時間が限度かと思います。実際最近では2時間の時間制限を設けているお店が増えてきたので、おそらく2時間というのがボーダーラインではないかと思います。
もっと滞在したい場合、追加でドリンクを注文すればなんとかOKな雰囲気もありますが、そもそもそんなに長い時間集中できないので、サクッと切り上げるか気分を変えて別の店に行った方がいいでしょう。
個人的な感覚としては、
- 読み始めてから15分くらいでゾーンに入る
- そのフロー状態が45分くらい続く
- 徐々に疲労感と集中力の減少が現れ始める
という感じなので、大体1時間から1時間半くらいがちょうどいい長さだと感じています。
本を読むのに最適なのは個人経営の小さなカフェ
集中読書を行う場合は、チェーン店より個人経営の喫茶店のような小さなカフェがおすすめです。
理由は主に3つあります。
- 落ち着いた店内
- 適度なサイズ感
- 店員さんとの距離感
それぞれ解説していきます。
落ち着いた店内
良くも悪くも、チェーン店のカフェはオープンで入りやすいところが多く、どうしてもファミリーや友達連れのお客さんが多い印象です。
その点、個人経営のこだわりがあるマスターがいるようなお店だと、店内も暗めの照明やインテリアで、ジャズが低く流れたりしていて落ち着いた雰囲気があります。
ひとりで来ているお客さんの割合が高く、みなさんスマートにそれぞれのコーヒータイムを楽しんでいるという印象があります。
また、複数で来ているお客さんも、お店のサイズや雰囲気から声のトーンは抑え気味で話してくれているので、そこまで気になるということがありません。
適度なサイズ感
適度なサイズ感というのも魅力です。
チェーン店の大きなカフェだとオープンすぎて落ち着かず、人の流動が激しくガヤガヤしているので集中するのが難しいのですが、個人経営のお店だと読書する人にはちょうどいいサイズ感のところが多いです。
ただし、あまりにも小さすぎるお店も気まずいです。隣の人と適切なパーソナルスペースを保てないので、それはそれで読書に集中できません。
店員さんとの距離感
チェーン店のカフェの店員さんにはなんとなく話しかけづらい雰囲気がありますが、個人経営のお店には店員さんとは気楽に世間話ができる空気感があります。
これは読書とは直接関係はありませんが、店員さんと仲良くなることで、毎週通うのがもっと楽しみになります。
そのうち、顔見知りのお客さんができたり、新たな出会いがあったりと、人生にちょっとした潤いをもたらしてくれるかもしれません。
カフェ読書に慣れてきたら、今度はカフェ英会話に挑戦してみるもいいかもしれません。
多くの英会話スクールでは教室でテキストブックを開きながらレッスンを行いますが、どうしても勉強をしているというような雰囲気に馴染めなかったり、無機質な空間に閉塞感を感じるという人もいるかと思います。
その点、英会話カフェLanCul(ランカル)では、コーヒーを飲みながらリラックスした雰囲気で友人と世間話をするかのように英語を話すことができるので、よりリアルに近い感覚で英語に触れることができます。
教科書や宿題もないので、気が向い時にふらっとレッスンを受けることができます。
トピックも自由に決められるので、最近読んだ本について語ってもいいですし、意味を調べてもイマイチ感覚がつかめなかったところをネイティブの外国人メイト(講師)に質問するということも気軽にできます。
そうすることによって読んだ本への理解も深まり、多読へのモチベーションも上がるという相乗効果が生まれます。
オンラインレッスンと併用可能なので、平日はオンライン、週末はカフェでという使い分けも可能です。
また、他のスクールのメイトや参加者との交流イベントも盛んに行われているので、いろんな人と英語で話したり、情報交換したりできるのも魅力です。
なんと無料体験はたっぷり60分!
雰囲気やレッスンの流れを掴むには十分だね!
現在、3ヶ月間月額2,980円で通い放題のキャンペーン実施中なので、この機会に英語の輪を広げてみてはいかがでしょうか?
\英会話カフェ利用者数No.1【LanCul】/
強引な勧誘は一切なし!気軽に参加できます
休日の朝はペーパーバックを片手に馴染みのカフェに出かけよう
当ブログは英語学習者に向けて発信してるので、今回は洋書多読というテーマでお話をしましたが、必ずしも英語の本である必要はありません。
今まで読書習慣がなかったという人は、まず日本語の文庫本でもいいので、休日の朝にカフェに出掛けて30分でも1時間でも読書に没頭するという経験をしてもらえたらと思っています。
それを続けていると、いつしかカフェでなくても隙間時間でどこでも集中して本を読む技術がついてくるので、そうなったらしめたものです。あなたの読書量と読書スピードは加速度的に上昇していきます。