タフティの意図の三つ編みとは?
「引き寄せ」を超える現実創造のメソッドとして、各方面で大注目の一冊、
タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド
この難解なタフティの理論を、英語版TUFTIも交えながら、どこよりもわかりやすい解説を目指してお届けするタフティ徹底解説シリーズ。
第5弾の今回は、
意図の三つ編み
というワードについて深掘りしたいと思います。
それでは、始めていきましょう。
前回までの記事はこちら


TUFTI the Priestess
Live Strolling Through A Movie
英語の難易度:
- ページ数:206ページ
- 著者:Vadim Zeland
- 発売日:2018年11月12日
意図の三つ編みとは
いよいよ、タフティの真髄とも呼べるメソッド「意図の三つ編み」を使った現実創造の方法について解説していきます。
意識と意図
我々には意識と意図という2つのコントロール機能があります。
本書では、この2つの機能を次のように定義しています。
- 意識
-
あなたの気づきの状態に関わっている
- 意図
-
あなたの行動に関わっている
意識は、
- 気づきの中心点にいるのか
- 内外のいずれかのスクリーンにいるのか
という、スクリーンに対する視点の位置や向いている方向を表しています。
今回大事になるのは、もう一つのコントロール機能である意図です。
我々が何かを始めるときには、最初に頭の中でそれをすると思う必要があります。
その頭の中で思い描く行動のプロセスが意図です。
つまり、あなたの行動はすべて意図によって制御されていると言えます。
When you actually come to execute your conceived idea, your intention is realised through action.
TUFTI the Priestess, P27
内部センターと外部センター
意識に内部スクリーンと外部スクリーンの2つのスクリーンがあるように、意図にも内部センターと外部センターという2つのセンターがあります。
内部センターは、頭蓋骨の前頭部に位置していて、基本的な身体機能のすべてを担当しています。
おそらく、これは前頭葉のことを示しているかと思われます。
- 前頭葉
Frontal lobe -
大脳の前部分に位置し、人間の運動、言語、感情、思考、判断、集中力などをつかさどる器官で、脳の司令塔とも言われている。
例えば、
- 集中するときに眉間に皺がよる
- 緊張すると筋肉が強張る
といった、身体の原始的な反応を司っていると言えるでしょう。
内部センターはあくまでも、すでに起こった現実に対してのフィジカルな反応なので、ここを鍛えても現実創造にはあまり意味がありません。
実際に未来のコマの流れを決定するのは、外部センターの役割です。
エネルギーが三つ編みのように絡み合って、背中のあたりに垂れ下がっており、まるで髪の毛のおさげに似ていることから、通称「意図の三つ編み」と呼ばれています。
この意図の外部センターは私たち一人ひとりに備わっているものですが、ほとんどの人はこれを全く使っていません。

今まで全く使ってなかった分、これからの伸び代に期待大ブヒな!
The outer centre you totally neglect to make use of, even though it accounts for the movement of the future frame.
TUFTI the Priestess, P27
三つ編みの場所
では、意図の三つ編みは具体的にどこにあるのでしょうか?
まず、意図の三つ編みは頭蓋骨と首の骨のちょうど境目あたりから、肩甲骨の真ん中あたりにかけて斜めに垂れ下がっています。
そして、その三つ編みの先端部分にあるのが、意図の外部センターです。
距離的には背中から少し離れた位置にあります。
明確に何センチくらい離れているというのは断言できませんが、正確な数値はあまり重要ではなく、あなたがそこにあると感じれば、その感覚が合っています。
それはまるで、以前はあった手足が今はなくても、あるように感じる幻肢感覚のようなものなので、自分の感覚を信じてください。
意識を集中すれば、必ずエネルギーを感じます。

You will find the precise spot intuitively. The exact distance is of no significance. It is enough to focus your attention on it, and you will feel where it is.
TUFTI the Priestess, P28
三つ編みの使い方
では、意図の三つ編みは実際にどのように使えば良いのでしょうか?
三つ編みの使い方は至ってシンプルで、
意識を三つ編みの先に持っていって、人生に引き寄せたいことをイメージする
以上です。
そうすることによって、未来のコマが照らされ、時が来たら現実世界に投影されるという仕組みです。
しかし、三つ編みを起動させる前に、あなたの意識を気づきの中心点に戻す必要があります。
流れをまとめると以下のようになります。
外部センター4つのステップ
- 眠りから覚め、気づきの中心点に入る
- 三つ編みを起動させる
- 三つ編みの先端(外部センター)に意識を集中させる
- 先端から意識をそらさずに、未来の姿をイメージする
三つ編みはどのように起動させるのでしょうか?
三つ編みを起動させるには、垂れ下がっている三つ編みをぐいっと斜めに上げるイメージをします。

You transfer your attention to the end of the plait and imagine the picture of any event you would like to attract into your life. This illuminates the future frame, and what you visualised becomes manifest in physical reality.
TUFTI the Priestess, P28
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三つ編みを効果的に使うコツ
三つ編みを使うときに意識すべきことはありますか?
ポイントは3つ
- 三つ編みの先端に意識を留めることに集中しすぎない
- 思考・言葉・イメージを三つ編みと連動させる
- このやり方を非現実的だと思わない
詳しく解説していきます。
三つ編みの先端に意識を留めることに集中しすぎない
この三つ編みを使った方法は、タフティのメソッドの中で最も実践的なもののため、どうしても三つ編みばかりに集中してしまい、
意識を気づきの中心点に戻して目覚める
という、基本のプロセスが疎かになりがちです。
その状態で三つ編みに未来の姿を投影したとしても、あなたの意識は気づきの中心点から外れているため、内部スクリーンに一生懸命イメージを映し出しているだけになります。
つまり、その状態でいくら強く未来を思い描いても、思ったような効果は得られないということです。
タフティも、「三つ編みの先端にずっと意識を留めておかなくてもよい」と助言しています。

そこに「三つ編みがある」と感じるだけでOKだよ
なので、引き寄せがうまくいかないと感じた時は、まず自分の意識が中心から外れていないかチェックしましょう。
思考・言葉・イメージを三つ編みと連動させる
この三つ編みを使ったメソッドでは、いかに三つ編みに意識を留め続けるかということよりも、
思考・言葉・イメージを三つ編みと連動させること
が重要だと、タフティは言います。
この意図の外部センターを使った方法は非常に強力なため、あなたの思考、言葉、イメージがしっかり連動して出されれば、その瞬間に映写機がフルパワーで回り始めます。
したがって、これまでのアファメーションやイメージングのように、四六時中そのことを思い描く必要はなく、一回集中して外部センターから描きたい未来を映し出せば、人生はその方向に向かって進んでいきます。

思考・言葉・イメージって何?
という人のために、本書では詳しい説明がなかったので、簡単に補足したいと思います。
- 思考
-
思考とは、
こうなれたら嬉しいな…
これができたら楽しいな…
これがあったら面白いな…といった、単純に望む未来についてあなたが考えることです。
この時の注意点としては、
- AがないからBができない
- 私はAだからBがないと幸せになれない
- みんながAだと言うのでAにすべき
といった条件付けをしないということです。
すべての条件を取っ払って、純粋にあなたが魂から望む未来について考えましょう。
- 言葉
-
言葉とは、あなたが思考や感情で思い浮かべたことをしっかりと言語化して唱えるということです。
日本では「言霊」という言葉があるように、あなたが発する言葉はエネルギーそのものです。
また、これはあなたの願望を宇宙に宣言していることにもなります。
言葉は声に出すのが一番効果的ですが、心の中で唱えても効果はあります。
- イメージ
-
イメージとは、あなたの思考と言葉で定義した未来を具体的な映像として思い浮かべることです。
この時、なるべく細かいディテールまで思い浮かべると効果的です。
実際にその場面にいるかのような臨場感を感じることができると、現実創造の確率がアップします。
また、この三つの要素を思い浮かべるときに、すでにそうなっているかのようなリアルな感情を感じるというのも大事です。

ただし、内部スクリーンに落ちないように注意!

うん、正確には「リアルな感情を感じている自分」と「その時の状況」の2つのスクリーンを中心点から見るという感じかな
このすべての要素を、気づきの中心点から外部センターに目掛けて一気に投影します。
この時投影する未来の姿は、願いを叶える手段やプロセスではなく、必ずゴール地点を思い描くようにしてください。
三つ編みを非現実的だと思わない
最後に、このメソッドがうまくいくかどうかは、あなたの起こっていることに対する現実感覚にかかっています。
あなたの世界では、あなたの世界観に合っていることしか起こりえません。
つまり、あなたの意識(特に潜在意識)がそうだと信じていることしか起こらないということです。
ですので、あなたの潜在意識に「これは本物だ」と認めさせるために、まずは、
あなたが三つ編みを使って、思い描いた現実を引き寄せることができる
という現実を、あなた自身に証明しなければなりません。
そのためのエクササイズとして、まずは身近な願望を満たすことから始めるのが効果的です。
例えば、
- 駐車場を見つけること
- 買い物をすること
- 職場や学校の日々の用事
など、単発の簡単なイベントから始めます。
一連のプロセスを集中して行い、あとは三つ編みから意識を外して、普段通りに生活を送ります。
不安であれば、何度かそのコマに光を当てても構いません。
自転車の乗り方を覚えるように、最初は絶対に無理だと思ったことでも、何度も練習して、小さな成功体験を積み重ねていけば、それはやがてあなたの中で現実として受け入れられます。
どんな方法であれ、あなたがそのやり方を非現実的だと思っているうちは、コントロールすることはできません。
Yet the future frame can only be illuminated from the external intention centre, whereas you are accustomed to using the inner, petty centre. The current slide is your illusion and a trap.
TUFTI the Priestess, P29
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まとめ

本書では、三つ編みの感覚を、
以前はあった手足が今はなくても、あるように感じる幻肢感覚のようなもの
と例えていますが、私の感覚では、背中にもう一つチャクラがあるような感覚がしっくりきました。
瞑想やヨガをある程度行ってきた人であれば、この感覚は掴みやすいかと思います。
タフティのメソッドと瞑想は非常に相性がいいので、瞑想をやったことがないという人は、これを機に瞑想を始めてみるのも良いでしょう。
当ブログでも、瞑想についていくつか記事を書いているので、興味があれば読んでみてください。
また、これはあくまでも私個人の感覚なのですが、私はタフティの三つ編みのことを知る前から、なんとなく背中の後ろにエネルギーのアンテナのようなものがある感覚がありました。
例えば、
- インスピレーションが降りてきた時
- 内観で心の声と対話した時
- 宇宙(ハイヤーセルフ)に質問した時
などに、イメージ・感情・言葉などと共に、ビリビリとした微電流が背中の真ん中あたりに降りてきてフワーッと広がるような感覚をいつも感じていました。
なので、タフティの三つ編みのことを本書で知った時は、かなり腑に落ちた覚えがあります。
しかし、感じ方は人それぞれなので、あなたがしっくりくる方法で、三つ編みを感じてもらえればと思います。
本書では、「三つ編みエネルギー・メソッド」という、さらに具体的なワークも紹介されているので、まだ本書を読んでいないという人は、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか?
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

- あなたの行動はすべて意図によって制御されている
- 意図には内部センターと外部センターという2つのセンターがある
- 意図の三つ編みと呼ばれる外部センターが実際に未来のコマの流れを決定する
- 三つ編みの先端にある意図の外部センターを起動させて、未来の姿を投影する
- 投影する未来の姿は必ずゴール地点を思い描く
