瞑想の種類はこの3つに集約される【マインドフルネス・内観・イメージング】

前回の記事、初心者でもOK!今すぐできる瞑想のやり方と丹田呼吸法で基本的な瞑想方法を解説しましたが、今回はそこから発展させて行う3種類の瞑想方法について解説していきます。

まず、今回紹介する瞑想方法は次の3つです。

  • マインドフルネス
  • 内観
  • イメージング(ビジュアライゼーション)

そして、それぞれの瞑想で得られる主な効果は次のとおりです。

マインドフルネス
  • 心を整える
  • 自律神経を整える
  • 集中力の向上
内観
  • 自分の本当の思いに気づく
  • トラウマやインナーチャイルドを癒す
  • 直感力が上がる
イメージング
  • エネルギーの循環を良くする
  • 現実創造の高速化
  • 魂レベルでの癒しや気づきを得る

それでは詳しく解説していきます。

Contents

マインドフルネス

マインドフルネスはこの中で最も簡単で、一般的にも認知度が高い瞑想方法なので初心者向けと言えます。

やり方は至ってシンプルで、何か特定の音・動き・感覚などに意識を一点に集中させるだけです。

もちろん、呼吸に集中するというのをそのまま続けてもOKですが、そこから抜け出して集中する対象物を変えてみると瞑想の幅が広がります。

例えば、

  • 外から聞こえるスズメの鳴き声
  • エアコンの空気が吐き出される音
  • アロマキャンドルの炎のゆらめき

など、身の回りのあらゆるものが対象になります。

瞑想を行っていると、身体のどこかの箇所が痒くなることがありますが、掻くのを我慢してその痒みの発生元に集中して経過を観察するということもできます。

この時、一切のジャッジメントは挟まずに、今この瞬間に起こっていることだけに集中します。

えいじ

起こっていることに対して感想や感情を持たないで、ありのままを観察しよう

また、マインドフルネス瞑想は必ずしも坐って行う必要はなく、どこでもできる気軽さがあります。

例えば、

  • 散歩中
  • 電車の中
  • 入浴中
  • 美術館
  • 水族館・動物園

など、あらゆる場所で行うことが可能です。

ただし、マインドフルネス瞑想を行う上でひとつ注意点があります。

それは、言語情報に集中しないということです。

テレビやラジオなどの言語を介した情報(音)は左脳で受け取るので、何らかの思考が生まれてしまい、マインドフルネスの状態になりません。

イレギュラーなマインドフルネスの方法で、電車の中である特定のグループの話している内容に集中して、その対象を徐々に遠くのグループに移していくという方法もあります。

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内観

内観というのはあまり聞き慣れない人もいるかもしれませんが、簡単にいうと瞑想によって内なる自己ととことん向き合うということです。

内観はある程度瞑想に慣れている人でないと、うまくエゴや感情をコントロールすることができないので、やや難易度が高く中級者向けと言えます。

内観の一番の目的は、心の奥深いところに閉じこもっている本当の自分を蘇らせることです。

我々は普段、エゴ(自我)の声に従って行動していることが圧倒的に多く、本当の自分の声が聞こえることがあまりありません。さらに厄介なのは、エゴの声は感情という形で伝わってくるので、あたかもそれが自分の本当の心だと錯覚してしまうということです。エゴの下に奥深く潜んでいる自分の本当の声というのは、非常に小さく遠くで鳴り響いているので、意識して聞こうとしないとなかなか聞くことができません。

内観瞑想を行うと、心の奥深くに潜んでいる本当の自分(魂の声)を見つけることができます。

本当の自分を見つけたら、挨拶をし、対話を始めます。このとき、心の声とニュートラルな自分を完全に2つのアイデンティティに分けて、二人称(あなた・私)で会話をするのがコツです。心の声の主を一つの独立した人格として扱い、自分は観察者として一つ上の次元から物事を見ている状態です。

あなたが問いかけると、心の声はさまざまな感情やイメージを通して答えてくれます。そして、その感情を味わい切ったら、心の中の自分に対して感謝したり、褒めたり、労ったりします。そうすると、身体中がじわっと暖かくなるのを感じ、魂が喜んでいるのがわかります。

また、このとき自然に涙が溢れてくることがありますが、これは浄化のプロセスの一つなので安心してください。

こうして日常的に内観瞑想を行っていると、心の中の自分とのパイプが太くなり、いつでも会話ができるようになります。いわゆる直感力が上がるという状態です。

エゴの声は論理的で言葉を用いて常に正論を述べてきますが、心の声はいつも非論理的で正当な理由がなく感覚のみで訴えてきます。

なので、普段はエゴの声にかき消されてしまいますが、心の声と親密になり直感力が上がると、

えいじ

なんだかわからないけど、こっちが正解な気がする

というように、心の声に素直に従うことができるようになります。

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イメージング・ビジュアライゼーション

最後にイメージング・ビジュアライゼーションですが、これは瞑想というよりもどちらかというと、エネルギーワークアファメーションに近いです。

ステップの数が多く、難易度も高いので、やや上級者向けと言えます。

私のイメージング瞑想はシータヒーリングの瞑想を基本としています。

他の2つの瞑想に比べるとスピリチュアル色が強いので、人によっては抵抗があるかもしれません。しかし、今回紹介した3つの瞑想方法の中で一番パワフルだと感じています。

基本的な概念としては、宇宙のソースエネルギー(創造主)と繋がり、そこから叡智やインスピレーションを得ることによって、心身を癒したり、現実を創造していくというものです。

この瞑想を行うことによって、全身のチャクラが活性化し、エネルギーが身体に循環するようになります。

また、意識を上昇させて高次元の領域にアクセスするので、グラウンディングがより重要になってきます。

この瞑想ではイメージがとても重要になってきます。宇宙的な観点でいうと、頭の中でイメージできるものはすでに宇宙に存在していて、まだこの三次元世界に現象化していないだけということになるからです。

他の瞑想でも感じることですが、この瞑想を行っていると、自分と自分以外の世界の境界線がなくなる感覚がより強くなります。

また、他の二つの瞑想では、どちらかというと自分が軸になっていて、自分と自分以外の世界で成り立っている二元論の世界観ですが、この瞑想では自分という個の存在はおらず、自分=宇宙、宇宙=自分というワンネスの概念に近くなります。

なので、見ているもの・起こっていることの全ては自分の責任のもとに存在している、という考えを認めて、腑に落とすことができないと、この瞑想方法はなかなかピンとこないかもしれません。

日本ではまだ認知度があまり高くありませんが、本国アメリカでは広く認知されており、書籍も多く出版さてれいます。

また、各地でヒーラーの方がセミナーを行なっているので、興味のある人はチェックしてみてください。

えいじ

僕もセミナーを受けたことがあるよ!

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どの瞑想方法も基本は同じ

今回紹介した3つの瞑想方法はそれぞれ特徴がありますが、どの方法も全ての要素を持ち合わせています。

それぞれ独立した方法ではなく、どの要素が強いかというグラデーションのような度合いの違いです。

しかし、瞑想の基本はマインドフルネスなので、まずはマインドフルネス瞑想をしっかりできるようになってから内観やイメージング瞑想に挑戦するのがいいでしょう。

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