心の声を聞いて本来の自分と対話する内観瞑想とは?
瞑想を行なっている人の多くは、最も一般的なマインドフルネス瞑想を行なっているかと思いますが、
どうしても頭に浮かぶ雑念や思考が邪魔をして瞑想に集中できない…
という人もいるかと思います。
マインドフルネスはいわば瞑想の入門的な方法なので、どうしてもテクニックや作法など瞑想の表面的な部分しか触れていません。
そのため、
- 思考(エゴ)をどのように扱っていくか
- そもそも思考(エゴ)とはなんなのか
という根本的な問題の解決や、自己の探究というのはあまり期待できません。
瞑想によって、
- 自分のことをより深く知りたい
- 理由もなく不安や恐怖に駆られる原因を知りたい
- 心の傷を癒したい
- 気づきやヒントを得たい
- 直感力を上げたい
という人におすすめなのが、より自分の深いところにアプローチできる内観瞑想です。
そこで、今回お話しするテーマがこちら、
- 内観瞑想で思考(エゴ)に支配されずに心の声を聞く方法
それでは、始めていきましょう。
内観瞑想

内観とは
内観瞑想ではどんな効果が期待できるのでしょうか?
主な効果は4つ
- 自己愛・自尊心・自己許容の構築・回復
- インナーチャイルドの癒し
- 意識の拡大
- アラインメント(心の軸を整える)
内観とは端的にいうと、自分の内側から聞こえる心の声に耳を傾けること(セルフトーク)です。
スピリチュアル的な表現でいうと、魂の声を聞くということになります。
心の声は非常に小さく感覚的なので、普段は思考(エゴ)の声にかき消されてまっていて、うまく受信することができていないことがほとんどです。
しかし、内観でハートにチューニングを合わせることによって、心の底から発せられるメッセージを受け取ることができるようになります。
内観瞑想のやり方
それでは、実際に内観瞑想の具体的なやり方を説明します。
内観瞑想を行うには、マインドフルネスの感覚を理解する必要があるので、瞑想が初めてという人は、
の記事で瞑想の基本を押さえておくと、スムーズに内観瞑想ができるかと思います。
坐禅を組む、または椅子に座って数回深呼吸を繰り返します。
呼吸が整ったら自然な呼吸に戻し、意識を呼吸に集中させます。
今度は意識をハートチャクラ(胸の中央付近)に移します。
この時、エメラルドグリーンの綺麗な光がハートチャクラを包んでいるイメージをするとより効果的です。
ハートチャクラから第二チャクラ(丹田)、ルートチャクラ(会陰部)を通り、そのまま地球の中心まで降りていくイメージをします。
グラウンディングで地球のエネルギーを十分に感じたら、そのエネルギーを纏ったまま上昇し、ハートチャクラに戻ります。
今度は宇宙(高次元)から淡いピンク色または金色の光のシャワーが降り注ぐイメージをします。
そのまま、地球のエネルギーと光のエネルギーの心地よい状態をキープしながら、頭に浮かぶ思考をありのまま観察します。
抵抗すると声が大きくなるので、望ましくない感情であっても、一つ上の次元から俯瞰で観察している立場を守ります。
そのまま感情を感じ切ることで、思考の声は消えていきます。
思考の声が落ち着いてきたら、意識を第二チャクラ(丹田)に降ろしていきます。
丹田が本当の自分(魂)がいる場所です。
ここに無限の宇宙が広がっていると思ってください。
暗くて深い海を潜っていくイメージで海底まで辿り着くイメージをします。
または、玉ねぎの皮のようなものを一枚一枚剥いて行って中心に向かうイメージでもOKです。
底(または中心)まで行くと、本当の自分の存在(魂)を感じるかと思います。
場合によっては殻に閉じこもっている場合があるので、そのイメージが湧いた場合は上から降り注ぐ光で殻を溶かしてやるイメージをします。
私が内観を初めて行った時は、殻の中で裸で体育座りをしているイメージが浮かびました。
初回の場合はまず、
今まで声を聞いてやれなくてごめんなさい…
という気持ちを込めて謝ります。
そして、
辛かったよね…
もう大丈夫だから安心して…
今まで私を見守ってくれてありがとう…
といったように、自分を労って許すということを徹底的に行います。
心の中でつぶやくだけでもOKですが、声に出して言うとより効果的です。
魂の存在を認めてやることで、今までの悲しみが一気に解放され、感情がハートチャクラに飛び込んできます。
- 全身に鳥肌が立つ
- ビリビリした電流のようなものが流れる
- 涙が溢れ出す
といった現象が起こる場合がありますが、これは浄化のプロセスなので心配ありません。
一段落するとスッと落ち着き、対話をする準備が整います。
2回目以降はこのプロセスをスキップしてもOKです。
いよいよ心の声との対話を始めます。
気になっていることや、迷っていることなどを素直に心に問いかけます。
心の声に共鳴している場合は、
- ワクワク
- 電流のような痺れ
といったポジティブな感覚を感じます。
反対に、心の声に共鳴していない場合は、
- 違和感
- モヤモヤ・ザワザワ
- 重さ
といった感覚を覚えます。
この時、幼少期のトラウマや親との関係性とその問題など、今まで蓋をし続けてきたものが一気に溢れ出てくる場合があります。
そのため、不安感が極端に強かったり、自己受容が著しく低い場合は、専門家の指導のもとで慎重に行ってください。
最後にありがとうとお礼をし、「また来ます」と声を掛けてハートチャクラに戻ります。
このまま終了してもいいですが、ふわふわしているので一度整えてから終わりたいと言う場合は、再度グラウンディングをしてから終わりましょう。
思考(エゴ)と心の声
思考(エゴ)と心の声の見分け方
内観で一番重要なのは、いかに思考(エゴ)の声を真に受けずに心の声を聞くかということです。
では、どのようにして思考(エゴ)と心の声を見分けることができるのでしょうか。

ここでは、思考≒エゴという認識でOKだよ
エゴの声
まず、エゴの声の特徴として、次のようなものが挙げられます。
ポイントは5つ
- 頭から聞こえる
- 論理的
- 声が大きい
- ネガティブな感情が強い
- 雪だるま式に大きくなる
エゴは、
- 過去の経験
- 現在の状況
- 未来の予測
といった、現実的あるいは物理的な観点から意見を述べてきます。
非常に論理的で、次々に正論(と思われること)を投げかけてはあなたを説得しようとしてきます。
特に科学が発展し、情報が溢れている現代の世界に生きている我々は、エゴの声が必要以上に大きくなり、心の声が聞こえなくなってしまっています。
また、エゴはネガティブな感情を投げかけて不安を煽る傾向があります。
例えば、
- 不安
- 恐怖
- 欠乏感
- 承認欲求
といった感情から発生した思考はエゴの声で間違いありません。
エゴはあなたに考えさせ、行動させることで肥大化します。
なぜなら、エゴにとってそうすることが唯一の生存方法だからです。
また、このとき感じる感情は頭を支配します。
したがって、頭でぐるぐる考えているなと思ったらそれはエゴの声です。
心の声
一方で、心の声の特徴として、次のようなものが挙げられます。
ポイントは5つ
- ハートチャクラまたは第二チャクラ(丹田)から聞こえる
- 感覚的
- 声が小さい
- ポジティブな感情が強い
- エゴに対抗できない
心の声は言語化が難しく、感じる感情に明確な理由がありません。
また、声がとても小さいので、エゴの大きな声にかき消されてしまいます。
実際にはボリューム自体が小さいのではなく、あまりにも遠くから発せられているので結果的に小さくなってしまっているということです。
あなたが心の声と共鳴した時には、
- 安心
- 平和
- 穏やか
- 暖かい
- ワクワク
など、ポジティブな感情を受け取ることがほとんどです。
なぜなら、魂の本来の目的は幸せになること、愛そのものを経験することだからです。
また、このとき感じる感情はハートやお腹(丹田)に広がるというのが特徴です。
しかし、心の声はエゴのようにどんどん肥大することができないので、エゴに対抗することができません。
あまりにも心の声を無視し続けていると、心に蓋をしてしまい、声が全く届かなくなってしまう可能性もあります。
思考(エゴ)に支配されずに心の声を聞くには

では、エゴに支配されずに心の声を聞くにはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは6つ
- 二人称で会話をする
- 観察者としての立場を守る
- 心で受け取るという感覚
- 受け取った感情やイメージを疑わない
- すでにあったものを思い出すという感覚
- 自分を許す・愛する・誇りに思う
思考(エゴ)はあらゆる言葉や感情を使って、あなたの興味を惹こうとしてくるので、注意をしていないとあっという間にエゴの力に支配されてしまいます。
まず基本的なスタンスとして、心の声の主(魂)を一つの独立した人格として扱い、二人称(私・あなた)で会話を展開していきます。
この時、聞き手であるあなたは常にフラットで観察者としての立場を貫きます。
心の声からのメッセージは耳で聞くというよりは、心で受け取るという感覚です。
頭に浮かんだ感情やイメージは思考からの情報なので無視します。
心で受け取ったイメージも脳の松果体(第六チャクラ/サードアイ)を通じて投影されるので、頭に浮かぶように感じるかもしれませんが、慣れてくると違いがわかってきます。
難しいことは考えず、意識をハートから上に上げないということを心がけていれば問題ありません。
一番重要なのは、心で受け取った感情やイメージを疑わないで自分の感覚を信じることです。
受け取った感覚は言語化できなくてもOKです。
むしろ、言語化できない方が正解です。
逆に、言葉や理論で容易に説明できる場合は、思考からの情報の可能性が高いです。
心の声がちゃんと届いた時は、何か新しい情報や気づきを得るというよりは、すでにあったものを思い出すという感覚に近いです。
なので、「へーそうなんだ」ではなく「ああ、そうだったな」という腑に落ちる感覚になります。
あとは、自分を愛する・許す・誇りに思うという自愛・自尊の心を常に心がけることです。
あなた自身が自分の存在を認めてあげないと、心の声は扉を開けてくれません。
おわりに

今回紹介した瞑想方法は、少々コツと経験が必要になるので、初めのうちはうまくできずにストレスを感じるかもしれませんが、自転車の運転のように、一度心の声と繋がると次からは簡単にアクセスすることができます。
さらに慣れてくると、特に瞑想を行っていない状態でも、呼吸を整えて意識を集中させれば、どこでもすぐに心の声と対話ができるようになります。
内観とは、あなたが生まれてくる時に設定してきた人生の目的や、幸福の定義などを思い出すための道標のようなものです。
お金がなくても、友達がいなくても、魂と共鳴した生き方をしていれば、それがその人の幸せということです。
周りの価値観や思考の声に惑わされずに、己の感覚に従って生きていきましょう。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

現実創造がなかなかうまくいかない…
という人へ
現実創造はコツさえ掴めば、ある程度自分の人生をコントロールすることができます。
しかし、
望む未来を意図すれば、その現実がやってくる…
と、単純に言えない事情があります。
それは、我々の魂はそれぞれ、生まれてくる時に色々な「設定」をして、この地に降りてくるからです。
現実創造には、
- カルマ
- 過去世・前世
- 宿命・運命
- 使命・ミッション
- ツインレイプログラム
といった、さまざまな条件が絡み合っており、特に宇宙由来の魂を持つスターシードやライトワーカーの人たちは、説明できない生きづらさや物質世界に対する違和感を感じています。
そのような人たちは、魂レベルでのブロックが何層にも重なっている可能性があるので、自分の魂の起源を知るということが非常に有効になります。
もしあなたが、
- 現実を変えようと行動すると、ひどい揺り戻しに遭う
- 逆らえない大きな力の流れを感じる
- 何かに強力に導かれているような気がする
- あり得ないシンクロニシティが頻発する
といった自覚があるという場合は、ぜひこちらの記事を読んで、活路を見出すきっかけにしていただければ幸いです。
— 魂の起源を知る方法 —