なぜ英語の読み方がわからないのか?
日本人が英語に対して抱えている最大の悩みの一つに、
えいじ英語の読み方がわからない…
というものがあります。
これが、日本人が英語に苦手意識を持っている最大の原因です。
日本語は文字と音が紐付いており、そのまま読めばほぼ正しい読み方ができます。
しかし、英語はスペルと音が必ずしも一致しません。
文字から入る日本人にとっては、そもそもの言語構造が違うため、読み方がわからなくなるのは当たり前です。
逆に言えば、英語の構造を理解し、正しいプロセスで読み方を覚えれば、誰でも英語の読み方がわかるようになります。
そこで、今回お話しするテーマはこちら、
- 英語の読み方がわからないと感じる3つの原因
- 英語の読み方がわかるようになるための3ステップ
- なぜ発音ルールを覚えても英語の読み方がわからないのか?
- 英語の読み方を覚えるコツ
- 英語の読み方がわからない人におすすめのアプリ3選
それでは、始めていきましょう。

英語の読み方がわからないと感じる3つの原因
英語の読み方がわからないと感じる原因は主に3つあります。
英語の読み方がわからない原因は3つ
- 英語の音の種類を把握していない
- 発音記号を避けている
- 単語を音ではなくスペルで覚えている
詳しく解説していきます。
英語の音の種類を把握していない
まず、大前提として、英語の読み方がわかるようになるためには、英語の音の種類を把握しなければなりません。
英語には、約20種類の母音と24種類の子音があり、基本的な音素は全部で約44種類あります。
それらすべてのパターンを掛け合わせると、600種類ほどになります。
日本語の音の種類は全部で70種類ほどなので、その種類の多さがわかるかと思います。
そのため、カタカナで「アイウエオ」と英語の文字に当てはめても、該当する音がないので、英語の読み方がわかりません。
ただし、すべての音を完璧に覚える必要はありません。
主要な音の種類を覚えるだけでも、カタカナ英語からは脱却できます。
単語を音ではなくスペルで覚えている
英語は日本語と違い、単語の綴りをそのまま読むことができません。
例えば、
という、「ough」という綴りがある4つの単語がありますが、すべて発音が違います。
逆に、
- see / sea
- to / two / too
といった違うスペルで全く同じ発音をするものがあります。
このように、スペルで覚えてしまうと、正しい読み方ができなくなってしまいます。
発音記号を避けている
英語の発音記号は、見慣れない記号が並んでいるため、どうしても無意識的に避けてしまう人が多いかと思います。
しかし、スペル通りに読めない英語の音を正確に把握するには、発音記号を確認するのが一番確実です。
発音記号は一度覚えてしまえば、そこまで難しいものではありません。
えいじ発音記号はなんかよくわからない…
と敬遠せずに、一度じっくりと向き合ってみましょう。

英語の読み方がわかるようになるための3ステップ
ここでは、英語の読み方がわからない初心者の人が最初に行う3ステップを紹介します。
英語が読めるようになる3ステップ
- 発音記号を覚える
- フォニックスを覚える
- 単語の読み方を覚える
詳しく解説していきます。
発音記号を覚える
発音記号(IPA)とは
発音記号はいくつか種類がありますが、現在主流とされているのが、
IPA (International Phonetic Alphabet)
という国際発音記号です。
IPAは「単語が実際どのように発音されているか」を示した基準です。
これにより、スペル通りに読めない英語を、世界中の誰が見ても一定の基準で読むことができます。
発音記号(IPA)の丸暗記は不要
IPAは英語以外の言語も含まれた国際規格です。
そのため、英語では使用しない音も存在しているので、すべてを覚える必要はありません。
| 母音 | 例 |
|---|---|
| æ | cat |
| ʌ | cup |
| ɑː | father |
| e | bed |
| ɪ | sit |
| iː | see |
| ɒ | hot |
| ɔː | law |
| ʊ | book |
| uː | blue |
| ə | about |
| 子音 | 例 |
|---|---|
| p | pen |
| b | bag |
| t | top |
| d | dog |
| k | cat |
| g | go |
| f | fish |
| v | very |
| s | see |
| z | zoo |
| ʃ | she |
| ʒ | vision |
| h | hat |
| r | red |
| l | light |
発音記号におすすめの本
おすすめの発音教材は4つ
こちらの書籍については、おすすめの発音教材(初心者〜中級者向け)で詳しく紹介しています。
フォニックスを覚える
フォニックスとは
フォニックス(Phonics)は、文字(スペル)と音の関連性を学ぶメソッドです。
先ほど、英語はスペル通りに読めないと言いましたが、一方で英語にはスペルと音のパターンが一定数存在します。
そのため、個々の単語をそれぞれ暗記するより効率的に読み方を覚えられ、新出単語でもある程度読み方を予測できるようになります。
例えば、
cat → k + æ + t
ですが、このパターンは、
- hat
- bat
- mat
にも応用できます。
つまり、
げん丸子音 + at は [æt] だな
と予測することが可能になります。
ただし、同じパターンでもイレギュラーがあるので、注意が必要です。
まずは母音から覚える
まずは、基本となる母音のフォニックスから覚えていきましょう。
母音には、短母音と長母音の2種類があります。
短母音とは
短母音は、
- 短く
- 速く
- 伸ばさずに
発音します。
また、短母音は、アルファベットの名前通りに読まないという特徴もあります。
| 文字 | 発音記号 | 例 |
|---|---|---|
| a | æ | cat |
| e | e | bed |
| i | ɪ | sit |
| o | ɒ or ɑ | hot |
| u | ʌ | cup |
短母音のパターン
短母音の代表的なパターンは、
子音+母音+子音
です。
上記の例のように、母音が子音に挟まれた形です。
長母音とは
一方、長母音は、長く伸ばして発音します。
また、大抵アルファベットの名前と同じ読み方をします。
| 文字 | 発音記号 | 例 |
|---|---|---|
| a | eɪ | cake |
| e | iː | see |
| i | aɪ | time |
| o | oʊ | home |
| u | juː or uː | use / blue |
長母音のパターン
長母音の代表的なパターンの1つめは、
母音+子音+e (silent)
です。
例えば、
- cake
- time
- home
のように、最後の「e」を発音しない場合です。
2つめのパターンは、
母音+母音
です。
例えば、
- see
- rain
- boat
のように、母音が2つ続く場合です。
次に代表的な子音の読み方を覚える
子音の読み方は、大きく分けて3種類あります。
- 1文字の子音
- 2文字の子音
- 読まない子音
1文字の子音とは
アルファベット1文字で音が成立するパターンです。
比較的はっきりした音が多くなります。
| 文字 | 発音記号 | 例 |
|---|---|---|
| b | b | bag |
| d | d | dog |
| f | f | fish |
| k | k | cat |
| l | l | light |
| m | m | man |
| n | n | now |
| p | p | pen |
| s | s | sun |
| t | t | top |
| v | v | very |
ほとんどの場合、周りの母音に影響されませんが、まれに音が変わる場合があります。
例えば、「c」の音は、
- c + a / o / u → 「k」の音
- 例:cat, coffee
- c + e / i / y → 「s」の音
- 例:city, cent
「g」の音は、
- g + a / o / u → 「g」の音
- 例:go, game
- g + e / i / y → 「dʒ」の音
- 例:giant, gym
というように、隣接する母音によって音が変わります。
2文字の子音とは
子音が2つ続くことによって、新たな音ができるパターンです。
2つの子音を分けて発音することはありません。
| 文字 | 発音記号 | 例 |
|---|---|---|
| ch | tʃ | chair |
| sh | ʃ | she |
| th | θ | think |
| th | ð | this |
| ph | f | phone |
| wh | w | what |
| ng | ŋ | sing |
読まない子音とは
スペルに文字があっても発音しないパターンです。
| 文字 | 発音しない音 | 例 |
|---|---|---|
| kn | k | knife |
| wr | w | write |
| mb | b | lamb |
| gh | gh | night |
| t | t | listen |
英語には、歴史的な背景や、時代による音の変化など、様々な理由で、読まない子音がスペルに含まれている単語が一定数存在します。
こればかりは、いちいち理由を気にしても仕方がないので、そういうものだと思って受け入れましょう。
単語の読み方を覚える
母音と子音の基本的なパターンを学んだら、今度は個々の単語の読み方を覚えていきます。
次の3つのポイントを意識して、頻出単語からおさらいしていきましょう。
単語の読み方を覚える3つのポイント
- 音声変化を意識する
- 音の強弱(プロソディ)を意識する
- 単語を調べるときは読み方も確認する
詳しく解説していきます。
音声変化を意識する
単語の読み方を覚えても、実際の会話では、辞書の読み方通りに発音しないケースが多々あります。
それは、英語は文字の塊ごとに読む言語だからです。
そのため、文字の組み合わせによって読み方が変わります。
実際の会話の中で、単語を正しく捉えるには、この音声変化を理解しなければなりません。
音声変化は主に3パターンあります。
- リンキング
- リダクション
- アシミレーション
それぞれ見ていきましょう。
リンキングとは
ある単語の終わりと次の単語の始まりを繋げて読むのがリンキングです。
例えば、
- pick it up
→ pi-ki-tup - turn off
→ tur-noff
のように、最後の子音と最初の母音を繋げて発音します。
この概念を理解すると、今まですべて繋がって聞こえていた英語が、急にクリアに聞こえるようになります。
音の強弱(プロソディ)を意識する
英語は音の種類だけでなく、どの部分を強調するか・曖昧にするかという音の強弱(プロソディ)が非常に大事になります。
強調する部分を間違えると、意味まで違ってしまうので、しっかりと意識して使う必要があります。
英語の音の強弱を決める要素は3つあります。
音の強弱を決めるポイントは3つ
- ストレス(アクセント)
- イントネーション
- プロミネンス
それぞれ解説していきます。
ストレス(アクセント)とは
英語の単語には、必ず強く読む部分と弱く読む部分があります。
この強く読む音節のことをストレスまたはアクセントといいます。
ストレスは英語のリズムを作る上で、非常に重要です。
また、
- PREsent(名詞:プレゼント)
- preSENT(動詞:与える)
のように、スペルと音は同じでも、ストレスが変わると意味も変わる単語もあります。
そのため、ストレスを正しく理解していないと、英語を正しく読むことができません。
イントネーションとは
文末のピッチの上げ下げをイントネーションといいます。
イントネーションを変えることで、
- 感情
- 意図
- 態度
- 質問か言及か
といった、メッセージの性格を表現します。
文末を下げるイントネーションは、言及やWHクエスチョンの時に使います。
- I’m tired. ↓
- Where are you going? ↓
文末を上げるイントネーションは、YES/NOクエスチョン、感嘆、確認などで使います。
- Are you ready? ↑
- Really? ↑
また、同じ文章でも、イントネーションを変えるだけで意図が変わる場合もあります。
- You’re coming. ↓(事実)
- You’re coming? ↑(確認・驚き)
イントネーションを間違えると、失礼に聞こえたり、興味がなさそうに見えてしまうので注意しましょう。
プロミネンスとは
文章の中のどの語を強調するかを決めるのがプロミネンスです。
例えば、
I didn’t say he stole the money.
という文の場合、どの語を強く読むかで意味が7通りになります。
- I didn’t say he stole the money.
→ 盗んだとは言ってない(別の意味かも) - I didn’t say he stole the money.
→ 言ったのは私ではない - I didn’t say he stole the money.
→ 言ってはいない - I didn’t say he stole the money.
→ 言ったわけではない(示唆しただけかも) - I didn’t say he stole the money.
→ 彼が盗んだとは言ってない - I didn’t say he stole the money.
→ そのお金だとは言ってない(別のお金の話かも) - I didn’t say he stole the money.
→ お金ではない何かを盗んだと言っただけかもしれない
プロミネンスを理解していないと、相手の意図を正しく読めません。
単語を調べるときは読み方も確認する
新出単語の意味を辞書で調べるときに、読み方も一緒に確認すると、実際に使える単語になるスピードが格段に上がります。
このとき、スペルは完璧に覚える必要ありません。今後何度も出会っていくうちに自然と覚えます。
むしろ、音を意識して覚えましょう。
最低限発音記号は確認して、余裕があれば実際の音源を聴いて、数回音読しましょう。
スペルはなんとなくでも理解できますが、音は正確に把握していないと認識することができません。

なぜ発音ルールを覚えても英語の読み方がわからないのか?
えいじ発音のルールは学んだけど、英語が読めるようにならないよ…
という人も多いかと思います。
この問題に関して、重要な事実が一つあります。
それは、
「発音ルールを覚える=読めるようになる」ではない
ということです。
英語の読み方は理論ではなく、感覚的に身につける要素が大きいです。
発音記号やフォニックスは、あくまでも「音の道標」であって、音の再現性を担保するものではありません。
また、それ以前の問題として、
- ルールは学んだけど、発音記号と実際の音が紐付いていない
つまり、
- 英語の音の聞き分けができていない
という根本的な問題である可能性もあります。
例えば、THとSの音の違いを理論上理解していても、実際に耳で聞いた時に聞き分けられなければ、身につけたとは言えません。
これは、自転車や自動車の運転感覚に近く、繰り返し練習して、体に覚えさせるしかありません。

英語の読み方を覚えるコツ
ここでは、英語の読み方を覚えるためのコツを3つ紹介したいと思います。
英語の読み方を覚えるコツは3つ
- 英語の音をカタカナに当てはめない
- すべてを完璧に覚えようとしない
- 多読多聴を同時に行う
それぞれ解説していきます。
英語の音をカタカナに当てはめない
日本語の音は全部で約70種類なのに対し、英語の音は600種類くらいあります。
ですので、英語の音をカタカナに当てはめても、正しい読み方はできません。
多くの参考書では、英語の読み方をカタカナで表現している場合が多く、当ブログでも説明のために便宜上カタカナを使用する場合があります。
しかし、本来英語の音を学ぶときは、日本語を一切挟まない方が、より早く正確に英語の音を覚えることができます。
まずは、発音記号を覚えて、カタカナ依存を脱却しましょう。
すべてを完璧に覚えようとしない
英語の読み方を覚えるときは、ガチガチに固めない程度に覚えた方が後々融通が効きます。
なぜなら、英語の読み方や音は、地域によって、あるいは人によっても大きく変わるからです。
一つ一つの音を分解して機械的に覚えるのではなく、その単語そのものが持つキャラクターやイメージで覚えておくと、すんなりと自分の中に入ってきます。
重要な母音やストレスだけ抑えておけば、大概通じるようになります。
多読多聴を同時に行う
英語の読み方を効率的に覚えるには、文字と音を同時にインプットするのがおすすめです。
普段、洋書で多読を行っている人は、少々コストはかかりますが、同じ作品のAudible版で一緒に多聴もすると効果が倍増します。
新しい単語に出会った時に、スペルと発音を同時に確認できるのはかなり強力です。
詳しい方法については、
の記事を参照してください。

英語の読み方がわからない人におすすめのアプリ3選
初心者の人が英語の読み方を独学で覚えるのは、結構時間がかかります。
そこでおすすめなのが、アプリを使用した英語学習です。
アプリであれば、英語の読み方はもちろん、意味や使用例も併せて覚えることができるので、目に見えた成長が実感できるはずです。
今回おすすめするアプリはこの3つです。
おすすめの英語学習アプリ
- トーキングマラソン(初心者)
- スピークバディ(初心者〜中級者)
- gymglish(中級者)
それぞれ紹介していきます。
トーキングマラソン(初心者におすすめ)
6秒瞬間英作文で瞬発力を鍛える
英語学習の老舗アルクの「キクタン英会話」をベースにしたスピーキング特化型アプリです。
英会話をよく使うシチュエーションごとの「型」で覚えていくので、初心者の人でもすぐに実践することができます。
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トーキングマラソンは、
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英語学習アプリとしての総合力はトップクラスなので、
えいじ英語学習を習慣化したい
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また、UIも「さすがフランスだな」という感じで洗練されており、野暮ったさが全くありません。
ただ、内容は多読多聴を重視しているので、ボリューム感があります。
なので、正直初心者の人にはあまりおすすめしません。
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まとめ

英語の読み方がわからない原因と解決策【まとめ】
- 英語の読み方がわからないと感じる3つの原因
- 英語の音の種類を把握していない
- 発音記号を避けている
- 単語を音ではなくスペルで覚えている
- 英語の読み方がわかるようになるための3ステップ
- 発音記号を覚える
- フォニックスを覚える
- 単語の読み方を覚える
- 発音ルールを覚えても英語の読み方がわからない理由
- 「ルールを覚える=読めるようになる」ではない
- 英語の読み方は理論ではなく、感覚的に身につける要素が大きい
- 発音記号やフォニックスはあくまでも音の道標であって、再現性を担保するものではない
- 発音記号と実際の音が紐付いていない=聞き分けができていない
- 英語の読み方を覚えるコツ
- 英語の音をカタカナに当てはめない
- すべてを完璧に覚えようとしない
- 多読多聴を同時に行う
英語は文字よりも音が優先の言語なので、本来は音から覚えるのが自然です。
文字先行型の日本語を学んできた私たちは、どうしてもスペルから入ってしまいがちです。
それが、多くの日本人が英語が読めない理由です。
英語の読み方がわからないと、
- リスニングで聞き取れない
- スピーキングで相手に伝わらない
- リーディングしていても脳内で正しい音を再生できない
というように、英語を使うあらゆる場面で弊害が出てきます。
ですので、
えいじ読み方なんてわからなくてもなんとかなるっしょ
と軽視せずに、しっかりと基礎を固めておいた方が、後々楽ができます。
この機会に、もう一度発音記号から始めてはいかがでしょうか?
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

英語の読み方を徹底的に学びたい人へ

