Chapter 3: Don’t Worry(心配ないさ)
では、ピーターが空を飛ぶシーンや、「共鳴レベル」といった重要なキーワードが出てきました。
第3章は、ピーターが「心配」という感情を手放し、宇宙の大きな視点で物事を見るきっかけになる重要な章です。
第3章の超要約
- 宇宙空間の移動方法
- 心配することは時間の無駄
- 宇宙人が地球人の世界に介入できない3つの理由
- Omiたちが戦争を起こせない理由
- 自然の法則に従って生きることを忘れた地球人
- 神の存在は「愛」そのもの
- 不幸を経験する必要がある理由
それでは始めていきましょう。
【Omi of the Stars:第3章】のあらすじと要点解説
まず、第3章での大まかな流れを掴んでおきましょう。
第3章の流れ
- ピーターはOmiにどうやって遠い星から地球まで移動できるのか尋ねる
- 「移動」するではなく「位置」すると教わる
- 時間が遅くなり、ピーターはおばあさんのことを心配し始める
- Omiの持っている端末のスクリーンに、おばあさんがすやすや眠っている様子を映し出して、ピーターを安心させる
- Omiはピーターに、「地球は今、滅亡の危機にあり、重要な転換点に立っている」と伝える
- 理由は公害、地球温暖化、気候変動、テロ、戦争、山火事、海のプラスチックゴミ、爆弾を手にした狂人など
- ピーターはOmiたちが助けてくれればいいんだと提案する
- 各国のリーダーたちに戦争をやめるよう、公害を止めるよう警告すればいいと提案する
- Omiは、地球人の世界に介入することは禁じられているから不可能と答える
- 理由1:地球人の精神的な準備ができていないため、ショックや混乱を与えてしまう
- 理由2:世界の有力者はこれを宇宙侵攻のチャンスと捉えて、逆のその惑星を支配しようとする危険性がある
- 理由3:もしどこかの国の武器を無くせたとしても、他の悪意ある国に乗っ取られるだけで終わる可能性がある
- Omiはピーターに「地球人は自然の法則に従っていきていない」と忠告する
- 特に科学の分野が危うい。「偶発的に宇宙が自ら発生した」と思い込んでいる
- 二人は神の存在について語る
- 神は地球人が想像しているような人の形はしていない
- この宇宙にはさまざまな特徴を持った人類が存在している
- Omiは比較的地球人に近い存在
- 神とは「愛」そのものである
- Omiはピーターに「良い」「悪い」の関係性について教える
- 「良い」を経験するには、まず「悪い」を経験する必要がある
宇宙空間を瞬間移動できる理由
ピーターが、Omiは一体どうやって遠い星からここまで移動できたか疑問に思い、
「君は光の速さで移動するの?」
と尋ねると、Omiはこう答えます—
—We generally don’t “travel”; rather, we “situate“.
—It’s so easy because time and space “streeeetches” and “shoooorten“…
Omi of the Stars, P23
僕たちは基本的に『移動』はしないんだ。ただ『位置』するだけだよ
時空間はぐーーーんと伸びて、ぎゅーーーっと縮まるんだ
これはどういうことかというと、三次元空間では、時間と距離という物理的制約があるため、現実のフィルムの流れに合わせて1コマずつしか時空間を移動できません。
しかし、何らかの方法で、現実の裏側の領域から行き先の座標を指示すると、自分の居場所を再定義することができるのではと考えられます。
このことからも、現実世界はすべてバーチャルで、我々の物理的な存在もその映像の一部ということが言えます。
また、時空間が伸び縮みするというのは、おそらくワームホールのことを指していると思われます。
ワームホールについては、「インターステラー」という映画を見ると理解が深まるかと思います。
心配は時間の無駄
家で待っているおばあさんを心配しているピーターに、Omiはこう言います—
まだ起こっていないことや、これから起こることを心配するのは時間の無駄だよ
人生は一度きり、今この瞬間を楽しむんだ。望まないことを考える代わりに嬉しいことで頭をいっぱいにしよう
何か問題が実際に起こったら、それはその時考えよう。だけど、すべてがうまくいっているときは、そのことについて心配しないことだよ。まさに今のようにね
これは、スピリチュアルの世界に限らず、一般的な教訓として広く教えられる考え方です。
地球以外でもこの考え方が根付いているということは、人生の真理をついている教訓だと言えます。
宇宙人が地球人の世界に介入できない3つの理由
ピーターはOmiに、地球は今滅亡の道を進んでいて、重要な転換点に差し掛かっていると警告されます。
そこで、ピーターは、
「Omiたちが地球に1000隻くらいの宇宙船でやってきて、各国のリーダーに警告してくれればいいんだよ」
と提案します。
しかし、Omiは次の3つの理由から、それは不可能だと告げます。
理由その1:もし、そもそも僕らがそんなことしたら、地球の人々は恐怖に慄いて、心臓発作を起こしたり、被害意識が芽生えたりするよ、特にエイリアンものの映画で宇宙人による地球侵略が彼らの意識の中に根付いてしまっているからね。僕たちが優しくて思いやりのある存在だとは誰も想像しないよ
理由その2:世界の有力者はこれを宇宙侵攻のチャンスと捉えて、逆のその惑星を支配しようとするかもしれない
理由その3:もしどこかの国の武器を無くせたとしても、それは大きな過ちになるかもしれない。だってそれは同時に、友好的でない隣国たちにみすみすこの国を攻めてくださいと言っているようなものだからね
こう言われてしまうと、地球人の精神性がいかに低いかというのが痛感させられますね。
ただ、地球人の精神性はここ最近急激に上がっているので、そろそろ多くの人たちはオープンコンタクトへの心の準備ができているのではないでしょうか。
Omiたちが戦争を起こせない理由
宇宙人たちに武力で助けてもらうことしか考えつかないピーターに対して、Omiはこう言います—
武力、破壊、強制…僕らにとってはもはや歴史以前の話だよ。人間の自由というのはもっと神聖なものなんだ。私たちもその他の人たちも。それぞれの人に価値があって、全ての人の望みは尊重されている。それ以外のことは全て暴力だよ。僕らの精神とは真逆のことさ
Omiたちは戦争を起こすことはできない—なぜなら彼らは「愛しているから」だと続けます。
人も動物も自然も、命あるものすべてを愛しているんだ。愛を知るものは、彼らが愛しているものを傷つけることはできないんだよ。だから戦争や侵攻は僕らの中にはないんだよ。僕らは破壊や誰かを苦しめるためにここにいるんじゃない。でもどうやって君たちを助けられるかを見るためにここにいるんだ。まあ、慎重にだけどね
つまり、「戦争を起こす・起こさない」という選択肢そのものが彼らの中には存在しないということです。
彼らはすべての存在を自分ごととして捉えているので、戦争はただの自虐行為でしかありません。
これは、日本の縄文時代の生き方に非常に近いのではないでしょうか。
自然の法則に従って生きることを忘れた地球人
ピーターが、Omiたちの考え方に感銘を受けていると、Omiはこう続けます—
君たちは自然の法則に沿って生きていないんだ。それはつまりこの世界の創造主の意向に反していると言える。
自然を破壊する生物は地球上で人間だけだよ。だけど君らはそのことについて何とも思っていないように見える。だって宇宙や自然の法則に逆らって生きているからね。
特に科学の分野には狂っている人たちがたくさんいる。彼らは知能の元が宇宙に存在していることを信じていないんだ。
彼らはこの宇宙創造の謎を、「偶発的に宇宙が自ら発生した」と思い込んでいるからね(笑)
個人的に、この文脈は非常に共感するのですが、この宇宙や現実世界は偶発的に発生したものではなく、すべて必然のもとに創造主の完璧な差配で運行しているという考え方です。
そうでなければ、惑星の正確な周期や軌道での運行や物理の法則など、説明がつきません。
神の存在は「愛」そのもの
そして Omi の話題は、さらに大きなテーマ(宇宙創造と神の本質)へと広がっていきます—
「神様には髭は生えてないの?髭は剃っているの?」
「それは、めちゃくちゃ地球的な神様だなぁ」
Omiによると、神は人間の姿をしていないということです。
(ということは、神様は宇宙的な別の人種なのか…?)
ピーターの考えを読み取ったOmiは、小枝を手に取り砂浜に絵を描き始めます。
君らの世界や僕らの世界、あるいは他の似たような世界では、「頭」「胴体」「手足」といった基本的な『人型』のモデルは一緒なんだ。ただ、「身長」「肌の色」「耳の形」といった小さな違いはあるけどね。この世界の中でもいろんな人種のバリエーションがあるでしょ
「うん、でも君は地球人の少年みたいな見た目だよね。何でそんなことが可能なの?」
それは僕らの星の人たちは、みんな地球人の子供のような見た目なんだ。だから僕はこのミッションに選ばれたんだよ。地球の人たちを怖がらせないためにね。だけど僕はもう子供ではないんだ。だから白髪なんだ。
でも、彼らの見た目はその星の特徴によって変わってくるよ。例えば、水しかない世界では足は必要ないでしょ?だから魚みたいな形が一番実用的で、その環境に適しているんだよ
「人魚みたい!」
「そんな感じだね。でも君らが『神』と呼んでいる存在は違うんだ」
「君らは何て呼んでいるの?」
『愛』だよ。だって『愛』がこの宇宙と生命を創造したから。まあ、他の呼び方で呼ぶこともあるけど、その神と言われる存在は人間の姿形はしていないんだ。それは単純なスピリットでしかなく、永遠の存在、すべてのものに関わっている純粋な『創造知能』と『愛』なんだ
これが、真理万象は究極的にはすべて愛に辿り着くと言われる所以です。
つまり、この宇宙のすべての最小単位は「愛」であり、姿形は見えなくても、すべての者が生まれながらに持っている共通の感覚です。
幸せを味わうには不幸を経験する必要がある
ピーターはOmiに、「この世界は愛でできているなら、なぜ『悪』が存在するのか?」という問いを投げかけます。
すると、Omiはこう答えます—
彼らもいずれ良くなっていくようにできている。だけど『良い』を経験するには『悪い』を経験しないと、何が『良い』なのかがわからないんだよ
だから過酷な環境で生きてきた人たちは、平和な日常に感謝しながら生きていけるんだよ
だって苦労して手に入れたものは大事にするでしょ?簡単に手に入れたものは、出ていくのも簡単なんだ(Easy come, easy go)
だから、自分を常にアップデートして、成長させることが大事なんだよ。そうすれば健全なプライドと喜びを手に入れることができるよ
反対に、最初から恵まれた環境で育った人は、あまり『良い』を味わえないんだ。だって、それは彼らにとって『常にそこにあって当たり前のもの』だからね
この世界は、愛しかない世界の創造主が、愛とはなんたるかを知るために、二元的な世界を作ったとされています。
なので、幸せになりたいなら一度不幸を味わう必要があり、成功を体験したいなら挫折を味わう必要があるということです。
この考えは、エイブラハムが主張している「コントラスト」の概念と完全に一致しており、現実創造の理解が深まる箇所でもあります。

まとめ

今回は、
- 宇宙空間の移動方法
- 宇宙人による地球介入の是非
などテクニカルなトピックから、
- 宇宙創造
- 神
- 愛
- 善悪
- 幸福論
といった哲学的な話まで、幅広く展開されていきました。
特に、願望実現に関しての認識は、エイブラハムやタフティの理論と共通する部分も多く見られたので、腑に落ちたという人も多いのではないでしょうか。
本章を通して伝わってくるのは、「心配という幻想から自由になったとき、私たちは本来の創造力に戻る」という普遍的なメッセージです。
次回は、「第4章:The Police!」をお届けします。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
3千年前の巫女タフティからのメッセージ
高次元存在エイブラハムからのメッセージ
ワン・コマンドで創造主に繋がる
現実創造に本気で取り組みたい…
という人へ
現実創造は、
魂からアプローチする
現実創造はコツさえ掴めば、ある程度自分の人生をコントロールすることができます。
しかし、
望む未来を意図すれば、
その現実がやってくる…
と、単純に言えない事情があります。
それは、我々の魂はそれぞれ、生まれてくる時に色々な「設定」をして、この地に降りてくるからです。
現実創造には、
- カルマ
- 過去世・前世
- 宿命・運命
- 使命・ミッション
- ツインレイプログラム
といった、さまざまな条件が絡み合っており、特に宇宙由来の魂を持つスターシードやライトワーカーの人たちは、説明できない生きづらさや物質世界に対する違和感を感じています。
そのような人たちは、魂レベルでのブロックが何層にも重なっている可能性があるので、自分の魂のルーツを知るということが非常に有効になります。
私は以前、人生に行き詰まった時、ココナラというプラットフォームで鑑定を受けてから、急に道が開けるような体験をしました。
- 現実を変えようと行動すると、ひどい揺り戻しに遭う
- 逆らえない大きな力の流れを感じる
- 何かに強力に導かれているような気がする
- あり得ないシンクロニシティが頻発する
といった自覚がある方は、こちらの記事を読んでいただくと、状況を打開するきっかけになるかもしれません。
— 私が自分の魂のルーツを知った方法 —



