大人になってから英語の勉強をしようと思い立って、いざ始めてみるも、
えいじ実際何をすればいいの?
と迷っている人も多いかと思います。
とりあえず参考書を読みあさってみたり、オンライン英会話に入会してみたりと、いろいろやってみたけど続かなかったという人もいるでしょう。
それも間違いではありません。
ただ、大人がゼロから独学で英語を学ぶ場合、挫折するかどうかは最初の3ヶ月の過ごし方で決まると言っても過言ではありません。
やるべきことは大きく分けてこの3つ。
最初の3ヶ月でやるべきこと
- 1ヶ月目:基礎を固める(文法・発音)
- 2ヶ月目:簡単な英語を大量にインプットする
- 3ヶ月目:自分の言葉でアウトプットする
そこで今回は、
- 英語学習を始める前に知っておきたいこと
- 最初の90日でやるべきこと
- 最初の90日でやらなくていいこと
について詳しく解説していきます。
それでは、始めていきましょう。

この記事を書いた人
- 英語学習歴20年以上
- 3年間のアメリカ留学を経験
- ネイティブと英語Podcastを配信
英語学習を始める前に知っておきたいこと
実際に学習に入る前の共通認識として、まずは大人がゼロから英語学習をする際の心構えを見ていきましょう。
社会人ゼロから英語学習のマインドセット
- 最初の90日は英語学習の習慣化を最優先
- 使える英語を身につける
- 英語を「勉強する」意識をなくす
それぞれ解説します。
最初の90日は英語学習の習慣化を最優先
英語学習の最重要項目は「継続」です。
そして、継続するには英語学習の「習慣化」が鍵となります。
特に英語をゼロから始める人にとっては、英語学習はあなたの生活の中で異質な時間であり、その習慣に対して心理的抵抗が強い状態です。
まずはこの抵抗を少しずつ和らげていき、最終的には歯磨きのように「毎日行わないと気持ち悪い」というところまで持っていくのが理想です。
そのため、
- 15分だけ勉強する
- 参考書を1ページだけ読む
- 例文を3つだけ読む
など、最初は少し物足りないくらいのボリュームから始めます。
ただ、それを毎日続けましょう。休養日は必要ありません。
英語学習は仕事や筋トレと違って、毎日やっても疲弊しにくいです。
逆に、変に1日空けてしまうと、次にやるのが億劫になります。
また、最初のうちは学習時間を固定した方が習慣化しやすいです。
例えば、
- 朝起きて顔を洗ったら15分勉強する
- ランチ後に15分勉強する
- 夕食前に15分勉強する
など、いつもやっている行動に紐づけると習慣化しやすくなります。
そして、慣れてきたら徐々に学習時間と負荷を上げていきましょう。

使える英語を身につける
ゼロから英語をやり直そうと思っても、学生時代のような詰め込み式の勉強をしてしまうと続きません。
最近では徐々に変わってきているみたいですが、この記事を読んでいる人の世代では、
- 英語を日本語で習う
- 単語を丸暗記(日本語訳で覚える)
- 長文はあまりやらず精読中心(ボリューム不足)
- 発音練習はあまりしない
- 日本人の英語教師(しかもあまり喋れない)
という英語教育の環境で学んできた人も多いかと思います。
残念ながら、この方式では使える英語は一生身につけることはできません。
社会人が英語学習を継続させる秘訣は3つあります。
社会人英語の3箇条
- 英語を英語のまま理解する(日本語はあくまでも補助)
- 興味のある題材を選ぶ
- 完璧さよりもボリュームを意識する
たとえ英語を始める目的がテスト対策だとしても、その後の英語活動をイメージして、使える形で習得することを意識しましょう。
英語を「勉強する」意識をなくす
社会人が英語を学ぶ上で、最も大事なマインドセットが「英語を使って何かを学ぶ」です。
つまり、英語のための勉強はしない、あるは最低限に留めて、基本は自分の知りたいことや興味のあることを英語でひたすら吸収していきます。
その過程の中で、本当に気になった時や内容を理解する上で欠かせない単語だけを確認します。
すべての単語やフレーズを丸暗記しようとしないこと。
ただし、インプットしたことは積極的に使うようにしましょう。
言葉は実際に使わないと、アクティブワードになりにくいです。
また、英会話レッスンでも、英語の勉強ではなく、英語で対等なコミュニケーションを取ることを意識しましょう。
あなたの英語力は関係ありません。
先生と生徒ではなく、人対人の対話を意識しましょう。
社会人の英語学習0〜90日のロードマップ
それでは、いよいよ学習に入ります。
最初の90日を1ヶ月ごとの3分割で考えます。
90日間の概要
- 1ヶ月目:基礎固め(文法・発音)
- 2ヶ月目:簡単な英語を大量にインプットする
- 3ヶ月目:自分の言葉でアウトプットする練習を開始
詳しく解説していきます。
基礎固め(文法・発音)
最初の1ヶ月は「文法の基礎」と「発音」を徹底的に鍛えます。
ただ、やることが非常に地味で退屈に感じやすいので、なんとか最初の1ヶ月を乗り切ってください。
この工程を飛ばすと、後々の成長に響いてきます。
なので、軽視せずしっかりと固めていきましょう。
参考書を1冊読んで文法の基礎を学ぶ
まずは、日本語で書かれた文法書を1冊通して読みましょう。
- 基礎的な文法が一通り学べる
- 例文が豊富(音読用の素材にもなる)
- 例文の音声素材がある
私が英語を学び直すときに使った本は次の2冊です。
DUO3.0もやりましたが、難易度が高めで、初心者にはあまりお勧めしません。
何冊も読む必要はありません。良書を1冊読めば十分です。
発音をマスターする
英語をゼロから学び直す人ほど、発音は先にやっておくべきです。
実際、英語には40個以上の音の数がありますが、まずは主要な音を抑えましょう。
発音の仕方と同時に発音記号も覚えると、実際の音を聞かなくてもなんとなく想像できるようになり、この先の英語学習がだいぶ楽になります。
この時も1冊本を読んで練習すれば十分です。

また、この段階で発音に特化した英会話レッスンを受けるのもアリです。
その際は、自分の好きなアクセントのネイティブ講師を選ぶようにしましょう。
ここで変な癖がつくと後で修正が難しくなります。
ただ、一度アクセントが定着すれば、どんなアクセントの英語を聞いても引っ張られなくなるので、早めに矯正することをおすすめします。
実際にネイティブと話すとわかると思いますが、単語や文法を多少間違えてもなんとなく意味は伝わりますが、発音が悪いとびっくりするほど伝わりません。
学習が進むほどその精神的ダメージが大きくなるので、発音は早めの段階でマスターすることをお勧めします。
単語は無理に覚えなくてもいい
英語の勉強といえば、まず単語を思い浮かべる人も多いかと思いますが、初期段階での優先度は意外と低めです。
なので、別途単語帳を買って何周もする必要はありません。
余裕があれば、読み物として楽しむ程度でOKです。
また、ある程度ちゃんとした文法書を読めば、基本的な単語は習得できるような設計になっています。
ただ、「英単語→英語例文」のフラッシュカードはやり始めてもいいと思います。

簡単な英語を大量にインプット
1ヶ月目は基礎固めに徹しましたが、2ヶ月目はいよいよ英語を楽しむフェーズに入ります。
ここからは多読多聴で一気にボリュームを稼いでいきます。
イメージ的にはAIのディープラーニングに近いでしょうか。
脳内に一度カオスを作り出して、フォーミング・再構築します。
すると、あるポイントを堺に英語が自分の言葉として自然に出てくるようになります。
おそらく、これが最初に経験するブレークスルーだと思います。
目安としては、1ヶ月毎日多読多聴を続ければ、明らかな変化を実感するはずです。
最初は辛いですが、日本語を極力排除する方が後々成長速度が上がるのでなるべく英語オンリーでいきましょう。
洋書多読
最初は幼児向けの小説から始めるのがおすすめです。
ただ、個人的に絵本はあまりおすすめしません。
最初はページ数の少ないものから選びましょう。
「1冊英語の本を読み切った」という成功体験が非常に重要になります。
このとき、完璧さは求めず、物語をただ楽しむつもりで、英語の世界に没入しましょう。
小説が苦手な人はThe Japan Times Alpha
のような英語学習者用の英字新聞やWEBニュースでもOKです。

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2ヶ月目は英語脳を育てるための大事な期間
2ヶ月目は、とにかく英語に触れて、日本語にいちいち訳す癖をなくします。
そのうち、英語の文章を読んだだけですぐに情景や感情が想起できるようになります。
また、長文を読んでも脳があまり疲れなくなります。
この時期はインプットに特化しましょう。(アウトプットはしなくてもOK)
英語脳が育っていないとアウトプットがものすごく疲れますが、その割には効果はイマイチです。
自分の言葉でアウトプットする練習を開始
3ヶ月目から徐々にアウトプットの練習を取り入れていきます。
ただ、音読やシャドーイングは本来の意味での「アウトプット」ではないので注意しましょう。
やって損はありませんが、レッスン前のウォームアップ程度で十分です。
また、レッスンはフリートーク一択です。
教材を使った勉強は独学で十分ですし、むしろその方が効率がいいです。
独学でわからなかったところを先生に質問する流れにしましょう。
また、テーマは自分の興味にあることにしましょう。
ありきたりなテーマだと退屈して学習効率が著しく下がります。

ただし、アウトプットの割合は増やしすぎないようにしましょう。
インプットの時間を圧迫しない程度に抑えるのがコツです。
目安としては、インプット8:アウトプット2くらいの割合がバランス的にちょうどいいと思います。
独学が続かないならプロの力を借りるのもアリ
社会人が英語をゼロから勉強する場合、人によっては独学だと続かないことがあります。
もしあなたが、
えいじ本気で英語を勉強したい!
という意気込みがあるのであれば、英語コーチングの利用を検討するのもアリです。
英語コーチングは英語を教わるのではなく、独学を補助・伴走してくれるサービスです。
期間も2〜3ヶ月のプランが一般的で、独学のスタートダッシュを切るのに相性がいいです。
ただし、かなり本気の人向けなので、万人にはおすすめしません。
ほとんどのサービスで無料体験と返金保証制度があるので、興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか?
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おわりに

まず、社会人になってから英語をゼロから勉強しようと思える人は思ったより多くありません。
「やれたらいいな」とは思っていても、実際に行動に移さない人がほとんどです。
さらに行動に移しても、3ヶ月継続する人はほんの一部です。
ただ、この期間を乗り越えれば、英語がライフワークになり、その後の継続率がぐっとあがります。
しかし、そのためには「英語を楽しむ」、さらには「英語で楽しむ」というマインドが鍵になります。
英語を始めるのに「遅い」ということはありません。
思い立った今があなたにとってベストなタイミングなので、ぜひこのチャンスを逃さないでいただきたいです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。



