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現実は映画のスクリーン|『タフティ・ザ・プリーステス』徹底解説【1】

「引き寄せ」を超える現実創造のメソッドとして、各方面で大注目の一冊、

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

この難解なタフティの理論を、英語版TUFTIも交えながら、どこよりもわかりやすい解説を目指してお届けするタフティ徹底解説シリーズ

第1弾の今回は、

現実は映画のスクリーン

というワードについて深掘りしたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

今回紹介する本はこちら
タフティ・ザ・プリーステス

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

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ページ数:352ページ

著者:ヴァジム・ゼランド

発売日:2023年10月31日

英語版はこちら

TUFTI the Priestess

TUFTI the Priestess
Live Strolling Through A Movie

英語の難易度:

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ページ数:206ページ

著者:Vadim Zeland

発売日:2018年11月12日

本記事の内容は、本書を読んで私自身が解釈・要約したものであり、著者の意図や原文を忠実に再現したものではありません。また、理解を深めやすくするため、一部の実例などに変更・補足を加えている場合があります。

Contents

現実は映画のスクリーン

現実を望む方向に進ませるにはどうすればいいのでしょうか?

現実を意図的にコントロールするには、まず我々が現実の中でどのような存在なのかを理解する必要があります。

ポイントは3つ

  • あなたは台本通りに動く登場人物の一人
  • あなたは夢の中でも現実の中でも眠りに落ちている
  • 現実をコントロールするには目覚める必要がある

詳しく解説していきます。

あなたは台本通りに動く登場人物の一人

まず、我々が現実と認識しているこの三次元世界を理解する上で、

我々は「現実」という名の映画の中で、それぞれの役を演じている登場人物である

ということを認めなければなりません。

すなわち、この世に偶然というものはなく、起こることは全て台本(script)に書かれていて、我々はその外部の台本の指示通りに忠実に動いているだけだということです。

そのため、

あなたが「あなた自身」と認識しているその存在は、あなたのものではない

ということなります。

これは、あなたの身体や脳という物理的な概念にとどまらず、あなたの意識さえもあなたの所有物ではないということです。

The soul is not dependent on the presence of the body. This is just one of the forms in which it can exist. The body is just a kind of bio-suit.

TUFTI the Priestess, P7

あなたは夢の中でも現実の中でも眠りに落ちている

あなたがこの台本の指示通りにしか動けないのは、あなたが現実の中で眠っている状態だからだと、タフティは説明しています。

我々がこの現実世界で物理的に存在している時の状態は、

  • 眠っている状態
  • 目覚めている状態

のいずれかになります。

まず、私たちが睡眠時に夢を見ている状態が眠っている状態だというのはわかります。

しかしタフティは、我々が起きて活動しているときも眠っている状態だと言います。

つまり、我々が現実と認識していた世界は、夢の世界と変わらないということです。

私たちが夢を見ている時、ほとんどの場合はこれが夢だと思っておらず、起こること全てが非常にリアルで、現実世界と変わらないような感覚や感情を感じています。

そして、目が覚めて初めて、

えいじ

ああ、夢を見ていたのか…

と、それが夢だったことを認識します。

夢の中では、自分で行動を選択しているようで、実は映画のように決まったシナリオを再生しているだけなので、私たちはそのストーリーに沿って台本通りに感情を感じているに過ぎません。

なんと、同じことが現実世界でも起こっているのだといいます。

通常の夢 = 寝ている時に見る夢
現実 = 起きている時に見る夢

逆に、同じ夢でも、行動をコントロールできる夢(明晰夢)を見ているときは、目覚めている状態になります。

そして、

起きている時に目覚めて、明晰夢のような状態に入ることができれば、現実をある程度コントロールできる

と、タフティは言います。

Both in waking and in dreaming, you are asleep.

TUFTI the Priestess, P8

現実をコントロールするには目覚める必要がある

現実は今ここにしか存在していない

では、現実世界で目覚めるとは、どんな状態なのでしょうか?

この概念を腑に落とすためにはまず、過去・現在・未来とはどのようなものかというのを理解する必要があります。

まず、現実は今ここ・この瞬間にしか存在していないという概念から説明します。

現実は映画のフィルムロールのようなもので、それぞれのコマが連続して映し出されることで、我々はあたかも世界が動いているかのように錯覚します。

我々は常に上映中の映画の1コマ(今この瞬間)にしか存在することができず、逆再生も早送りもできません。

今この瞬間(現在)とは、現在スクリーンに映し出されているフィルムの1コマです。

つまり、現実とは現在のことであり、そこに過去や未来は実質的には存在していないということになります。

Reality is what has never been and never will, and only is here and now.

TUFTI the Priestess, P6
フィルムロール
現実は1コマ1コマの映像が連続で投影されているに過ぎない

永遠の保管庫

唯一、この現実という映画が通常の映画と違うところは、この映画のフィルムは「永遠の保管庫(Eternity archive)」という場所に保管されていて、常にそこにあり、宇宙が続く限りその場所にあり続けるということです。

この永遠の保管庫とは、おそらくアカシックレコードのことを指しているかと思われますが、この概念は現在の量子力学の有力な仮説の一つであるホログラフィック原理とも辻褄が合います。

アカシックレコード
Akashic records

宇宙のすべての出来事や情報が記録されている霊的な保管庫。宇宙誕生以来のすべての存在について、あらゆる情報(事象、想念、感情)が蓄えられている。

ホログラフィック原理
Holographic principle

この三次元世界はブラックホール(映写機)から投影されたホログラムの世界であるという説。アカシックレコードはブラックホールの中に存在すると言われている。
また、この世界は実は二次元で構成されており、我々が脳内で3次元(または4次元)に変換して知覚しているという説(膜宇宙・プレーン宇宙論)もあり、今回の映画のフィルム理論との親和性を感じる。

The only difference is that a normal film is shot by normal people, whereas the film rolls of dreams are stored in the Eternity archive.

TUFTI the Priestess, P17

私たちは演者にも観客にもなれる

この現実という映画の大きな特徴の一つとして、あなたは映画の中の登場人物(演者)であり、この映画を観ているオーディエンス(観客)でもあるということです。

では、どのような条件でこのロールが切り替わるのでしょうか?

あなたが現実世界で眠っている時、あなたはその映画のキャストとして、この物質世界(3次元)という大掛かりなセットの上で演じているので、あなたはそのコマの流れ(4次元)から抜け出すことができません。

しかし、あなたが現実世界で目覚めている時、あなたは観客として、その映画をスクリーンの外から鑑賞している状態(5次元)になります。

監督や脚本は宇宙(創造主)の仕事なので、一鑑賞者である我々には映画自体を創作する権限はありません。

しかし、鑑賞者であれば、再生するコンテンツを選んだり、上映中に別の映画館に移動することはできます。

つまり、その映画がつまらないのであれば、あなたは観る映画を変えることができるということです。

まさにこのムーブこそが、現実をシフトする(5次元空間を移動する)ということになります。

You are being directed by an external script, woven into a motion picture, in which you are now one of the characters.

TUFTI the Priestess, P16

監督・脚本 = 宇宙(創造主)
美術・音楽 = 地球(物質世界)
キャスト =
眠っているあなた(3次元)
観客 = 目覚めているあなた(5次元)

  • この場合の宇宙とは概念的な宇宙のことであり、宇宙空間としての宇宙ではありません
映画鑑賞をしている人たち
スクリーンの中のキャラクターが眠っているあなた(3次元)
外から映画を鑑賞しているのが目覚めているあなた(5次元)

次元についての補足

次元について本書に詳しい解説はありませんが、4次元や5次元といった次元の概念がわからないという人もいるかと思うので、ここで簡単に説明したいと思います。

点(実際には面積が0の完全に無の世界)が0次元。

その点を連続させて、線にしたものが1次元。

その線を垂直方向に連続させて、面にしたものが2次元。

その面を奥行方向に連続させて、空間にしたものが3次元。

その空間を連続させて、時間の流れのように感じる世界が4次元。

さらに、その4次元世界のパターンが並列世界(パラレルワールド)として無限に存在していますが、その横の広がりが5次元です。

この世界はあなたが今経験している世界の他に、可能性の世界としてあらゆるパターンの世界が同時並行的に存在しています。

しかし、複数の映画を同時に見ることができないように、3次元世界に住む私たちは、常に1つのパターンの世界しか経験(認識)することができません。

次元には次のような法則があります。

  • 今いる次元と同じ次元の認識はできるが、コントロールはできない
  • 今いる次元の一つ下の次元までコントロールできる

つまり、こういうことです。

実際には、私たちの意識は4次元世界に生きているとされています。

そのため、同じ4次元の時間の流れは認識できますが、過去や未来を自由に行き来することはできません。

しかし、一つ下の3次元はコントロールできるので、3次元空間を自由に移動できるということです。

この場合の「コントロールできる」とは、1つ上の次元から俯瞰している状態ということです。

したがって、タフティの言う「目覚めている状態」とは、

観客として映画を見ている状態
= 6次元から5次元世界を俯瞰している状態
= パラレルワールドを選べる状態

ということになります。

まとめ

ポイントのおさらい
  • あなたは台本通りに動く登場人物の一人
  • あなたは夢の中でも現実の中でも眠りに落ちている
  • 現実をコントロールするには、現実の中で目覚める必要がある
  • 現実は今ここ・この瞬間にしか存在しない
  • 現実という映画のフィルムは永遠の保管庫に保管されている

タフティのメソッドを実践するにあたり、現実の捉え方というのは非常に重要なので、まずはしっかりとポイントを押さえておきましょう。

ただ、タフティの理論は今までの常識とはかけ離れたものなので、あまり深刻に捉えてしまうと、人によっては強い拒絶反応が出てしまう可能性があります。

なので、最初のうちはただのファンタジーだと思って、

えいじ

へー、そういう考え方があるのか

くらいの軽い気持ちで受け止めてもらえればと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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