えいじ教科書やテスト英語は聞き取れるのに、ネイティブの会話やドラマになると全然わからない…
と、リスニングに対する自信を失いかけている人も多いかと思います。
確かに、ネイティブは教材では使わない話し方をするので、予備知識がないとなかなか聞き取れません。
しかし、いくつかのポイントを押さえれば、内容の理解に困らないくらいは聞き取れるようになります。
そこで今回は、こちらのテーマについて解説していきます。
- ネイティブの英語が聞き取れない4つの原因と対処法
- ネイティブの英語に慣れるためのおすすめコンテンツ・サービス

この記事を書いた人
- 英語学習歴20年以上
- 3年間のアメリカ留学を経験
- ネイティブと英語Podcast配信
ネイティブの英語が聞き取れない4つの原因と対処法
まず、教材の英語とネイティブの英語は、その言語を使用する目的が根本的に違います。
- 教材:学習者に正しい英語を教えるため
- ネイティブ:最小限の労力で、素早く的確に伝える
そのため、同じ言語でありながら、両者の間で大きなギャップを感じるわけです。
ネイティブの英語が聞き取れない理由は4つ
- 音の脱落や連結が多い
- 教材に出てこない話し言葉が多い
- 文化的な背景を知らない
- 相手がこちらに合わせて話していない
それぞれ見ていきましょう。
音の脱落や連結が多い
教材は、学習者に正しい英語を学ばせるのが目的なので、正式な形で1語ずつはっきりと発音します。
一方で、ネイティブ同士の会話では、伝わりさえすればいいので、単語と単語の音をつなげたり、一部の音を落としたりして、できる限り省エネで喋ろうとします。
例えば、「I’m going to」は、「アイム ゴウイング トゥ」ではなく、「I’m gonna(アイムゴナ)」、さらには「I’mna(アムナ)」や「I’mma(アマ)」まで縮められることもあります。
そのため、「ネイティブはこのように省略することがある」と知っていないと、全く知らないフレーズに聞こえてしまいます。
げん丸ネイティブの英語は速すぎて聞き取れない…
という声を聞きますが、実際にはネイティブもそこまで速くしゃべっているわけではありません。
ただ、音の脱落や省略が多いため、元の文章と比較したときに、ものすごく速く聞こえるだけです。
では、どうすれば、削られた英語に対処できるようになるのか?
方法は4つ
- ネイティブが普通に話している素材を使う(Podcast、YouTube、海外ドラマなど)
- スクリプトを確認して、文字と話し言葉のギャップを埋める
- スロー再生で、どの音が削られているかを確認する
- いろいろな素材を聞いて、パターンを感覚的に覚える
ネイティブでも、やみくもに音を削っているわけではなく、ある程度のパターンや法則があります。
なので、なるべく多くの素材に触れて、そのパターンを感覚で掴めるようにしましょう。
えいじじっくりやりたい派はシャドーイングやディクテーションで慣らすのもいいと思うよ

教材に出てこない話し言葉が多い
教材の英語は、文法的に正しい文で作られています。
ただ、それが日常的に使われるかどうかは話が別です。
言葉は日々変化していて、文法的に間違っている言葉でも、普段の会話で使われ出し、やがて一般化します。
例えば、
You and me went there.
は文法的には間違っています。
正しくは、
You and I went there.
ですが、カジュアルな会話では普通に使われます。
えいじ日本語でも、「食べれる」みたいな「ら抜き言葉」は文法的には間違っているとされてるけど、会話では普通に使われているよね
さらに、イディオムやスラングも遠慮なく入ってくるので、ますます追いつけなくなります。
ただ、こればかりは普段からネイティブの砕けた表現に慣れるしか方法はありません。
特に、
- インタビュー
- 雑談
- リアリティショー
など、ネイティブがリラックスして、素に近い状態で会話している素材がおすすめです。
ドラマや映画も悪くありませんが、台本のある作品だと、無駄のないセリフを澱みなく話すことが多いです。
一般人が普通に会話している素材の方が、よりリアルな英語に触れることができます。

文化的な背景を知らない
たとえ、英語が完璧に聞き取れたとしても、外国人である私たちには越えられない壁があります。
それが、文化的な背景です。
例えば、英語には、キリスト教や聖書に由来する表現がよく出てきますが、その宗教感覚を持たない日本人にとっては、その本質的な意味や感覚まで理解するのは難しいです。
日本にも「侘び寂び」という言語化しにくい表現がありますが、これは日本の文化や暮らしの中で育まれてきた独特の感覚なので、表面上の意味はわかったとしても、外国人には理解し難い感覚です。
もちろん、リサーチや当事者の話を聞くことで、ある程度の理解はできますが、言語は文化的な背景の上に成り立っている以上、ここはどうしても割り切らなければならない部分です。

相手がこちらに合わせて話していない
英語の先生や非ネイティブの人の英語の方が聞き取りやすいと感じる人は多いでしょう。
なぜなら、彼らは英語学習者と話すことに慣れているので、はっきり簡単な言葉で話してくれるからです。
しかし、外国人に馴染みのないネイティブだと、普通に近所の人と話すかのように、遠慮なくローカルな英語で話してきます。
英語の先生が話す英語のイメージが強いので、英語話者はみんなあのように、大袈裟に口を大きく開けて喋るかと思っている人も多いかと思いますが、実際はもっとボソボソ喋る人が多いです。
ただ、だからと言って卑屈になる必要はありません。
わからなければ、
えいじCould you say that again?
と聞き直したり、
げん丸Could you explain more simply?
など、頼み方を変えたりして、理解に努めましょう。
一番やってはいけないのは、理解していないのに頷いたり、愛想笑いをしたりすることです。
ネイティブの英語に慣れるためのおすすめコンテンツ・サービス
最後に、ネイティブの英語を聞き取れるようになるためにおすすめのコンテンツやサービスを紹介したいと思います。
Rachel’s English
Rachel’s Englishは、アメリカ英語の発音を教えるYouTubeチャンネルです。
ドラマや実際のインタビューの場面を使って、音のつながりや脱落を解説しています。
ネイティブがどのように音を削っているのかを可視化して、具体的に教えてくれる貴重な番組です。
YouGlish
YouGlishは、単語やフレーズを入力すると、YouTube上でその言葉が実際に話されている場面を次々に再生できる無料のサイトです。
同じ言葉でも、話者によって聞こえ方が変わるので、いろんな英語に慣れることができます。
なお、
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
など、アクセント別に絞り込み検索することも可能です。

Language Reactor
Language Reactorは、YouTubeやNetflixで、英語と日本語の字幕を同時に表示できるChromeの拡張機能です。
基本的な機能は無料で使えます。
聞き取れなかった箇所を、その場で字幕と照らし合わすことができるので、ストレスなく何度でも復習できます。

Voscreen
Voscreenは、映画のワンシーンを数秒聞いて、クイズに答えていく形式の無料アプリです。
英語字幕の表示を切り替えられ、同じ場面を何度でも再生できます。
映画の英語を聞き取れるようになりたい人にはおすすめです。
\映画・ドラマで英語学習するならこちらもおすすめ/
すでにどちらか/両方をご契約中でもセットプランに変更可能です
italki
【italki(アイトーキー)】
は、ネイティブの講師とマンツーマンで話せるオンラインレッスンのサービスです。
講師のタイプは、
- プロ講師
- コミュニティチューター
の2種類ありますが、より雑談に近い形で自然な英語を聞きたい場合は、コミュニティチューターがおすすめです。
えいじネイティブの自然な英語に慣れたいから、普通に会話して欲しい
と頼めば、さらにリアルな英語に触れることができるでしょう。

おわりに

ネイティブの英語が聞き取れないのは、ある意味当然です。
TOEIC満点や英検1級を取った人でも、映画の聞き取りは難しいと言います。
なので、一般英語学習者である私たちが、ネイティブの英語を完璧に理解するのはあまり現実的ではありません。
ただ、それでも、ネイティブとの会話を楽しんだり、映画やドラマを字幕なしで楽しむことは十分可能です。
もし今、英語の勉強は参考書や単語帳しかやっていないのであれば、ぜひネイティブが自然にしゃべっているリアルな英語に少しずつ慣れていってもらえればと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。


