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英語を英語のまま理解するとは?訳さずに読める・聞けるようになる3つの方法

特に日本では、

えいじ

英語の読み書きはできるけど、会話が苦手…

と悩んでいる人が非常に多いかと思います。

原因は単純で、英語を日本語に訳しながら理解しているからです。

テストのようなじっくり考えられる状況であれば、それでも対応できます。

しかし、実際の会話や英語コンテンツを楽しみたい場合は、それだと到底間に合いません。

そもそも、英語を英語のまま理解するというのはどんな感覚なのか?
では、どうすれば英語を英語のまま理解できるのか?

そこで今回は、こちらのテーマについて、詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • 英語学習歴20年以上
  • 3年間のアメリカ留学を経験
  • ネイティブと英語Podcast配信

Contents

英語を英語のまま理解するとは?

英語を英語のまま理解するといっても、いきなりネイティブのような理解の仕方はできません。

  • 日本語を介さずに意味がわかる
  • 文脈のまとまりで理解する
  • 英語の音を聞いたまま受け取る

というように、段階を踏んでいきます。

くわしく見ていきましょう。

日本語を介さずに意味がわかる

リスニングでついていけなくなったり、スピーキングでパッと言葉が出てこなかったりするのは、頭の中で[英語↔︎日本語]の変換作業が発生しているからです。

日本の学校では、単語やフレーズを覚える時、英語と日本語の対訳を暗記させられていたので、どうしてもこの癖が抜けないかと思いますが、まずはこの発想を根本から変える必要があります。

例えば、

  • Good morning
  • A red apple
  • Thank you

といった、簡単なフレーズは、いちいち日本語に訳さず、すでに英語を英語のまま理解しているかと思います。

つまり、英語の言葉と意味がストレートに紐づいている状態です。

なので、簡単にいうと、このレベルで理解できる範囲を少しずつ広げていけばいいだけです。

例えば、

  • How are you doing?(あいさつ)
  • I have no idea(わからない)
  • It is what it is(しょうがない)

といった、少し長い決まり文句も、慣れてくると、いちいち意味を分解せずに、塊のまま意味がダイレクトに入ってきます。

なので、最初のうちは、決まり文句やよく使うフレーズを中心に覚えていき、その言葉を聞いただけで意味が想起できるようになると、どんどん理解のスピードが上がっていきます。

英語は、このようなパターンの連続でほぼ全ての文章が成り立っており、あとは主語や動詞をその状況に合わせて変えているだけです。

わからない単語は、英英辞典で意味を確認する方が、英語のまま理解する癖がつきます。

例外的に、名詞や難しい形容詞などは、英英辞典で調べるより、日本語で調べた方がイメージしやすい場合があります。

ただし、日本語で調べる場合でも、英語と日本語を紐づけるのではなく、あくまでも意味を想起するきっかけとして日本語の意味を使います。

例えば、「tadpole」という単語がありますが、これを英英辞典で調べると、このように出てきます。

a small creature that has a long tail, lives in water, and grows into a frog or toad

https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/tadpole

正直、これを読んでも、あまりピンときません。

しかし、日本語で一言「おたまじゃくし」と言われれば、一瞬であの姿が想像できると思います。

そして、「tadpole」とおたまじゃくしの持つイメージを紐づけるという流れです。

tadpole=おたまじゃくし

文脈のまとまりで理解する

「英語を英語のまま理解する」と言われると、すべての文章を完璧に理解しないといけないと思われがちですが、その意識を持っていると、ついていけなくなります。

1文1文それぞれで理解していくのではなく、文脈全体で内容を把握します。

なので、意味の理解と文章の流れは必ずしも一致しません。

その時は何を言っているのかわからなくても、とりあえず聞いていくと、全体として意味が繋がってきます。

この方法であれば、多少意味がわからない単語やフレーズがあっても、前後の文脈から十分推測できます。

逆に、1語ずつ、あるいは1文ずつ意味を拾いながら聞いていると、わからない箇所に当たった途端、立ち止まってしまい、一瞬で置いていかれます。

また、よく「英語の語順のまま前から理解する」と言われますが、これも律儀に守りすぎていると破綻します。

なので、コツとしては、とりあえず英語を英語のまま聞いて、後から徐々に全体像を把握するイメージです。

多読の場合は、「返り読みはしない」という原則がありますが、これはあくまでも読み進める上での視線の話で、思考レベルでは前の情報を思い出したり、整理しながら読み進めています。

つまり、私たちが普段日本語の文章を読む時と同じ感覚です。

英語の音を聞いたまま受け取る

よく、「英語は映像でイメージしよう」と言われますが、これも言葉通りに受け取るとつまずきます。

実際、頭の中では場面や状況の映像は浮かびますが、それはスライドショーのように1文につき1枚の絵を思い浮かべるわけではありません。

特にリスニングでは、イメージしようという「意図」が入ると、一瞬、[音→映像]の変換作業のマルチタスク状態になり、すぐに置いていかれます。

なので、基本的に、英語の音を聞いたまま受け取ります。

これは、シャドーイングで、聞いた音を聞いたまま受け取って再現するのと似ています。

この時、意味理解を重視してしまうと、音声についていけなくなります。

ただ、リスニングだけを行う場合は、リソースにやや余裕があるので、全体の意味理解をバックグラウンドで走らせることが可能です。

なので、英語の音に集中しながら、ぼんやり頭の片隅で映像が流れているような感覚です。

コツとしては、イメージすると「意図」するのではなく、その場面や状況に自分がいる、あるいは対象となるものがあり、それをただ「眺める」という感覚です。

「想像する」という能動的な態度ではなく、受け取ったまま「認知している」という状態です。

英語を英語のまま理解するための3つの方法

では、実際に英語を英語のまま理解するにはどうすればいいのでしょうか?

方法は主に3つ

  • コロケーションとコアイメージを意識する
  • 返り読みをせずに読む
  • 英語を英語のまま大量にインプットする

それぞれ見ていきましょう。

コロケーションとコアイメージを意識する

英単語を1つずつ日本語に置き換えていると、文の意味がなかなかつかめません。

例えば、「make a decision」というフレーズを「make」と「decision」に分解して考えると、状況を正確に捉えることができません。

「make a decision」というひと塊りの決まり文句として捉えれば、「決断する」という状況がすぐに浮かびます。

このような単語同士の決まった組み合わせを、コロケーションと言います。

また、単語やコロケーションを英語の感覚で理解するために重要なのが、コアイメージです。

コアイメージとは、その単語の持つキャラクターのようなものです。

えいじ

日本語の意味は合っているけど、なんか不自然だな…

と感じるのは、伝えたいこととコアイメージが合っていないからです。

例えば、

  • situation
  • circumstance

という2つの単語がありますが、どちらも日本語では「状況」という意味です。

しかし、コアイメージ的に見ると、

  • situation:物事が動いている「出来事」にフォーカス
  • circumstance:自分を取り巻く「環境」にフォーカス

といった違いがあります。

この英語的な感覚を身につけるには、やはり多読が効果的です。

違う場面で同じ単語に何度も出会ううちに、自然とコアイメージが固まってきます。

これは理屈でわかるのではなく、感覚として身につくものです。

コアイメージは、短い例文の暗記だけでは、決してわかるようにはなりません。

返り読みをせずに読む

正直、リーディングに関しては、日本語に訳しながらでも、進めることができてしまいます。

なぜなら、返り読みしたり、立ち止まったりして、読むペースを調整できるからです。

しかし、この癖がついたままリスニングをすると、そのギャップに苦しむことになります。

なので、普段から、なるべくナチュラルスピードを意識して、返り読みをせずに読み進める癖をつけましょう。

コツとしては、ネイティブのナレーターが朗読しているイメージで文字を追うことです。

自分の声で読んでいると、頭の中でもカタカナ英語のような発音になり、難しい単語でつっかえてしまいます。

ナレーターの声をイメージすれば、自分の実力以上の英語を頭の中で再生できます。

げん丸

[文字→音]の変換にならないの?

と思うかもしれませんが、意味の変換と違い、文字と音が同期しているので、遅れる原因にはなりません。

ただ、ナレーターの声をイメージするには、普段からネイティブが話すナチュラルスピードの英語を聞いていないとできません。

おすすめは、オーディオブックを併用して、多読と多聴を同時に行うことです。

ナレーションについていきながら読むことによって、自然と返り読みができなくなる仕組みを作ります。

慣れてくると、リーディングのみでも、同じような速度で読むことができるようになります。

英語を英語のまま大量にインプットする

単純な話ですが、英語を英語のまま理解できるようになるには、どうしても数をこなす必要があります。

なので、初心者はまず、訳さなくても理解できる簡単な素材を大量に読み聞きしましょう。

最初の頃は、わからない単語をスルーするのが気持ち悪く感じますが、そのうち慣れてきて、今度はいちいち調べるのが煩わしくなります。

これは、自分の中で、英語を英語のまま受け入れるメンタルが出来上がったサインです。

そのまま、ボリューム重視のインプットを続けましょう。

慣れてきたら、徐々に自分の興味のある分野のコンテンツに挑戦してみましょう。

すでに英語メンタルが出来上がっているので、多少難しくても、どんどん先に進めるようになります。

えいじ

最終的には、難易度よりも興味の高さを優先した方が続きやすいよ

おわりに

正直、英語を英語のまま理解するのは、やろうと思ってもなかなかできないかと思います。

実際、私の中にもそのようなスイッチがあるわけではなく、英語を大量にインプットしだしてから、気付かぬうちにそのような捉え方をするようになっていました。

さらに、多読に集中していると、ある瞬間からゾーンに入ることがあります。

ゾーンに入ると、あらゆる雑音が消え、英語が生き物のように動き出し、理論を超えた感覚として入ってくるようになります。

おそらく、この状態が、本当の意味で英語を英語のまま理解している状態だと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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