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シャドーイングで口が回らない?うまくできない3つの理由と対処法

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えいじ

シャドーイングだと口が回らない…

と、苦戦している人は多いかと思います。

ですが、シャドーイングは元々、同時通訳のトレーニングとして広まったもので、私たちのような一般の英語学習者には難しくて当たり前なのです。

では、シャドーイングは諦めた方がいいのか?

必ずしも、そうとは限りません。

うまくできない原因を明確にし、その人に合った方法に最適化すれば、シャドーイングは十分効果的なトレーニングになり得ます。

そこで今回は、こちらのテーマについて解説していきます。

  • 英語学習歴20年以上
  • 3年間のアメリカ留学を経験
  • ネイティブと英語Podcastを配信

Contents

シャドーイングで口が回らない・うまくできない3つの理由

まず、シャドーイングがうまくできない理由は主に3つ考えられます。

理由は主に3つ

  • 発音が身についていない
  • 教材のレベルが合っていない
  • 間違いに気付きにくい

それぞれ見ていきましょう。

発音が身についていない

口が回らないのは、速く喋るのが苦手だからではありません。

口の使い方がわかっていないからです。

  • どこに舌を置くのか
  • 唇をどう動かすのか
  • 息をどう出すのか

これがわからないまま速い音声を追いかけても、口はついてきません。

そもそも日本語と英語では、音の数え方が違います。

日本語は、子音のうしろにほぼ必ず母音がつきます。

そのため、英語をカタカナに置き換えると拍の数が一気に増えます。

例えば、

  • streetは英語では1音節、「ストリート」は5拍
  • askedも1音節、「アスクト」は4拍

というように、カタカナ英語のままで音声を再現しようとしても、当然間に合いません。

さらに、実際の音声では音が省略されます。

単語と単語がつながるリンキング、音が弱くなったり消えたりするリダクション

文字を見て想像する音と、実際に流れてくる音のあいだには、かなりのギャップがあります。

このギャップが、英語をナチュラルスピードで話せない最大の原因です。

教材のレベルが合っていない

シャドーイングは、3つの作業を同時に行う練習です。

  • 聞き取る
  • 記憶する
  • 発声する

このうちどれか1つでも詰まると、音声についていけなくなります。

  • 知らない単語は、聞き取れない
  • 意味がわからない文章は、記憶に残らない
  • 自分の知識の範囲を超えた内容は、再現できない

というように、教材が難しすぎると、この3つのプロセスのどこかで詰まります。

そのため、うまくできない原因が能力そのものではなく教材選びにある、というケースも少なくありません。

間違いに気付きにくい

シャドーイングでは、聞き取りと発声をほぼ同時に行っています。

そのため、音声についていくことに必死で、自分の発音に注意を向ける余裕は、ほとんど残っていません。

しかも、シャドーイングの厄介なところは、音声についていけると、うまくできた気になってしまうこと。

発音のズレは、喋りながらでは気づけません。

ましてや、お手本の音声が同時に流れているぶん、なんとなく自分もそのように喋っている錯覚に陥りがちです。

シャドーイングがうまくできないときの対処法

では、シャドーイングを上手に、そして、効果的に行うにはどうすればいいのでしょうか?

シャドーイングが上手くなる方法

  • 発音の基礎をマスターする
  • 教材のレベルを下げる
  • オーバーラッピング・リピーティングから始める
  • 録音して聞き返す
  • 第三者に添削してもらう

それぞれ見ていきましょう。

発音の基礎をマスターする

まず、大前提として、英語の発音を覚えていないと、英語の音声にはついていけません。

ただ、英語の音を全部やる必要はありません。

よく使う音と日本語にない音から始めれば十分です。

特に、舌の動きを覚えると、滑らかに発声でき、ナチュラルスピードにもついていけるようになります。

あわせて、リンキングとリダクションのルールも覚えておくと、パターンが見えてきます。

「英語の音は変わるもの」という意識を持つことで、英文を単語ごとではなく、チャンクで捉えられるようになり、結果的に発話スピードが向上します。

げん丸

シャドーイングじゃ発音は身につかないブヒか?

えいじ

身につかないこともないけど、発音は個別にやった方が効率がいいよ

教材のレベルを下げる

シャドーイングに使う教材は、簡単すぎると感じるくらいのレベルから始めるのがおすすめです。

目安は、スクリプトを見れば辞書なしで意味がわかるものです。

ただ、あまりにも自分の興味のないテーマだと続かないので、難易度にはこだわりすぎず、興味を優先しましょう。

最初はスクリプトを見ながらで構いません。

「記憶する」の負荷が下がるぶん、聞き取りと発声にリソースを回せます。

再生速度も、ややゆっくりすぎると感じるところから始め、丁寧に発音することを意識します。

慣れてきたら、少しずつ速度を上げていきましょう。

オーバーラッピング・リピーティングから始める

シャドーイングが難しすぎると感じる場合は、負荷を落としたトレーニングから始めるのもおすすめです。

1つはオーバーラッピング

スクリプトを見ながら、音声に自分の声を重ねます。

音声をガイドとして使えるぶん、シャドーイングより難易度が下がります。

もう1つはリピーティング

1センテンスごとに音声を止めて、自分で復唱します。

自分のペースで再現できるので、一音ずつ丁寧に発音できます。

音を機械的にコピーするのではなく、意味を理解したうえで自分の言葉として出せるのも、この練習の利点です。

どちらにも、苦手な箇所を見つけやすいという共通点があります。

お手本と自分の声の違いがわかりやすく、いつも引っかかる場所にも気づけます。

問題なくできるようになったら、スクリプトを外してシャドーイングに移ります。

録音して聞き返す

シャドーイングでは、細かい間違いに気づけないので、録音して後から精聴します。

自分の声を客観的に聞けるぶん、冷静に判定できます。

  • 発音の癖
  • リズムのズレ
  • いつも詰まる箇所

など、普段気付けないところまで、かなり深く検証することができます。

ただし、この方法には限界もあります。

聞き分けられない音は、録音しても同じに聞こえます。

そもそも日本人は、英語の複数の母音を日本語の「ア」に変換してしまう傾向があります。

これは、母語マグネット理論と呼ばれるもので、自分の中にない音の区別はどうしても難しくなります。

実は、発音を学ぶと、音の違いを認識できるようになり、リスニングの精度も上がります。

これが、発音を先にやっておくべき理由です。

第三者に添削してもらう

独学の最大の弱点は、第三者からのフィードバックが得られないことです。

特に、シャドーイングのように自分の癖を矯正するようなトレーニングでは、専門家のアドバイスをもらう方が効率がいいです。

オンライン英会話のレッスンで、講師に聞いてもらうこともできますが、あまりおすすめしません。

なぜなら、オンライン英会話は対人でしかできないことに、時間を使うべきだからです。

げん丸

じゃあ、何がおすすめ?

それは、シャドーイングに特化したアプリを使うことです。

その中でも特に評判がいいのは、シャドテンというサービスで、録音した音声を1日1回提出すると添削が返ってきます

料金は月額21,780円(税込・Web申込)と、アプリのサービスとしては高額な部類に入りますが、

えいじ

シャドーイングで結果を出したい!

という人にとっては、英語コーチング並みのサービスをシャドーイングに特化して受けられるのは、魅力的な選択肢になるかと思います。

  • 価格は2026年8月現在のものです。最新の情報は公式ページで確認してください

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シャドーイングに関するよくある質問

最後に、シャドーイングに関して、よくある質問を紹介します。

シャドーイングは1日何分やればいいですか?

シャドーイングは消耗が激しいので、だらだらと長時間続けるよりも、集中して15〜30分を毎日継続することをおすすめします。

短時間でも十分効果は実感できると思います。

口パクでもできますか?

口の形や動きを確認したり、文章の流れを把握するという意味では、有効だと思います。

ただ、英語の発声は、息遣いや音の響かせ方などの要素も大きく関係してくるので、最終的には実際に話す音量で行うのが理想です。

音読とどちらが効果的ですか?

両者は一長一短あります。

音読は文章を自分のペースで、自然に発声する練習をするのに適していますが、治すべき癖を修正するのには適していません。

一方、シャドーイングはナチュラルスピードについていく練習にはなりますが、英語を自分の言葉として使えるようになるには、あまり向いていません。

そのため、両方行うのがおすすめです。まずは、シャドーイングで矯正し、音読で自分のものにするという流れがスマートです。

おわりに

シャドーイングは効果的なトレーニングの一つですが、問題はその負荷の高さです。

非常に高い集中力を必要とするので、長時間行うことが難しいです。

そこで、おすすめしたい使い方は、英会話レッスン前のウォーミングアップです。

シャドーイングをレッスン前に10分程度行うだけでも、レッスンでの口の回り方が全然違うと感じるはずです。

また、シャドーイングは、思考停止で音声をそのまま棒読みしても、あまり効果は期待できません。

コツとしては、感情を込めて文章を読むことです。

感情を込めるには、内容を深く理解しなければできませんし、頭の中でその状況を詳細にイメージする必要があります。

それによって、論理的な情報が感覚・感情とリンクして、英語脳が構築されていきます。

シャドーイングがうまくいかない人は、ぜひ試していただければと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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