洋書多読は最も効果的な英語学習の一つ
英語初心者を卒業するために必要な条件は、大量のインプットです。
そして、インプット量を稼ぐのに最も効率的で、効果の高い学習法が、多読です。
実際に私も、多読を始めてから、飛躍的な成長を感じました。
そこで、今回は、
- 多読の基本的なルール
- 多読と精読の違い
- 多読を始めるタイミング
- 多読を続けるコツ
- 多読初心者におすすめの洋書6選
というテーマについて、深掘りしたいと思います。
それでは、始めていきましょう。
多読の基本的なルール
「多読」と聞くと、単純に、
げん丸英語の長文を読むことでしょ?
というイメージがある人も多いかと思います。
確かに多読は英語の文章を大量に読むことですが、今まで学校で習っていた長文リーディングとは一線を画します。
多読には守るべき基本的なルールが3つあります。
多読の3つの基本ルール
- わからないところは飛ばす
- 細部は気にせず、全体的な内容の理解を重視する
- 英語を英語のまま理解する
多読は英語のインプット量を重視したリーディング学習なので、テンポ良く読み進めることを優先し、途中で辞書は使いません。
そのため、多読では、完璧な理解を求めないというマインドセットを持つことが重要になってきます。

多読と精読の違い
一般的な日本人が学校の授業や受験勉強などで受けてきた英語教育は、
- わからない単語はすべて調べる
- 文章を最小単位まで分解して、完全に理解する
といった、「精読」と言われる学習方法が中心でした。
長文リーディングでも、基本的には精読的なアプローチで文章を読解します。
もちろん、精読も重要な学習方法ですし、多読では得られない効果やメリットがあります。
特に英語初心者の人は、まずは精読で英語の基礎を固める方が効果的です。
しかし、全くの初心者を脱したタイミングで、徐々に多読を取り入れていき、最終的には多読中心の学習に移行する必要性が出てきます。
えいじ中学英語がある程度理解できていれば、脱初心者という認識でOKだよ

多読を始めるタイミング
英語力にあまり自信がない人は、
げん丸多読って難しいんでしょ?いつから始めればいいの?
と、多読を始めるタイミングが気になるかと思いますが、NPO多言語多読では次のように提言されています。
外国語を身につけたいという人はたくさんいると思います。 いろいろな学習法に挑戦したけれどもどれもうまくいかなかったという人も同じくらいたくさんいると思います。
- 多読はいままでの語学学習の常識をすっかりひっくり返します。
- 単語や文法を暗記したり、問題を解いたりしません。
- 楽しくたくさんインプットするだけです。
- 楽しいから続く、続くから身につきます。
その最初は字のない絵本です。そこからほんの少しずつレベルを上げていきます。すると、母語に訳さず、身につけたい外国語をその外国語のまま理解できるようになっていきます。あまりにゆるやかな坂道をゆったりと歩いていくので、苦労や努力をしたとは感じられないことでしょう。時間がかかりすぎると思われますか? 実は、単語を暗記したり、難しい問題集と格闘するよりも、はるかに早く言葉が身につきます。これが多読です。
https://tadoku.org/l-about
要するに、多読はいつから始めても良いということです。
もちろん、最初から大人向けの小説やビジネス書を読むのは難しいですが、多読の良いところは、絵本などの低いレベルの素材から選べることです。

多読を続けるコツ
前述の通り、多読は絵本から始められるので、全くの英語初心者でも始めることが可能です。
しかし正直なところ、大人が英語の学び直しで多読をする場合、絵本は退屈すぎて続かない可能性が高いです。
ですので実際には、最低でも児童書レベルの小説は読めるレベルになってから始めるのが現実的です。
えいじ洋書の児童向け小説は大人が読んでも面白いよ
では、実際どれくらいのレベルであれば、児童向けの本を読めるようになるかというと、個人的な感覚では、高校レベルの英語を難なく理解できれば、スムーズに物語を楽しむことができると考えます。
ですので、そのレベルまで達するまでは、下記のような英語教材や参考書を使った「英語の勉強」を地道に続けることをおすすめします。
英語力がある程度ついてきたと思ったら、簡単な洋書での多読を開始します。
ただし、最初から何ページも読もうとせず、まずは1ページを目標に毎日続けてみましょう。
その後は自身の成長に合わせて、徐々に多読の割合を増やしていきます。
ある程度多読に慣れてきたら、教材は使わなくても構いません。
最終的には、「ほぼ多読オンリー・気が向いたらたまに精読」くらいのバランスを目指すと良いでしょう。

多読初心者におすすめの洋書6選
ここでは、実際に私が多読初心者の頃に読んだ作品の中から、大人でも楽しめる児童向け小説6冊を紹介します。
There’s a Boy in the Girls’ Bathroom
英語は非常にシンプルで多読入門におすすめの一冊。
初心者でもわかりやすい平易な表現が使われていますが、内容は涙あり笑いありの群像劇なので、しっかりと感動できます。
The One and Only Ivan
この作品は、実際に何年も狭いところに閉じ込められて生きていた一頭のゴリラの話を元に作られたフィクションです。
動物同士の会話ですが、子供向けの英語で、ストーリーはシンプルなので、理解に苦しむことはありません。
Holes
私が多読一冊目に読んだ思い入れのある作品。この作品の面白さのおかげで、多読にのめり込みました。
ただ、英語表現やストーリー展開はやや複雑なため、多少の英語力が必要です。
Charlotte’s Web
物語は、小さな子豚のWilburが屠殺されそうなところを、心優しい女の子Fernの手によって助けられるというショッキングなところから始まりますが、内容は非常に牧歌的で心温まるストーリーです。
ただ、主人公の心情を描いたシーンや非現実的なシーンが多いため、ある程度の読解力とイマジネーションが必要になります。
When You Reach Me
英語表現はシンプルですが、タイムトラベルを扱った作品なので、時系列でシーンを捉える論理的思考が必要になります。
Charlie and the Chocolate Factory
有名な映画作品の原作。英語の難易度はやや高め。
登場人物は子供ばかりで、ファンタジー色が強いですが、意外にダークな部分も多く、大人が読んでもハッと気付かされることが多い作品です。

おすすめNo.1
英語学習アプリのご紹介
フランス発の洗練されたUI
🇫🇷 Made in France 🇫🇷
\すべて英語で展開されるから没入度が違う!/
漫画を読むように多読多聴できる|AIがあなたのレッスンを構成
15日間の無料トライアル実施中
※無料体験期間中のクレジットカード登録不要
※トライアル終了後の自動更新なし
おわりに

繰り返しになりますが、大前提として、英語学習において避けて通れないのが、大量のインプットです。
私がそうだったように、洋書のペーパーバックに憧れはあるものの、
えいじ英語の本をすらすら読むのはまだ早いかな…
と、地道に単語帳や参考書などで日々精進されている人もいるかと思います。
最初からすらすら読めなくてもいいし、全てを完璧に理解する必要もありません。
まずは一冊のペーパーバックを手に取って、先入観なしに読んでみてください。
きっと世界がひらけます。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

洋書多読を始めてみたいけど、
何から読んでいいかわからない…
そんな人におすすめなのが、Amazonが提供するサブスクプラン、
げん丸月額980円で対象の本が読み放題!
100万冊以上という圧倒的な数の洋書を取り揃えており、合わないと思ったらどんどん次の本にいくことができるので、多読と非常に相性が良いです。
月に1冊しか読まなかったとしても、通常購入するよりも安い場合がほとんどなので、月に1冊は確実に読むという人にとってはお得でしかありません。
現在、月額無料キャンペーンを行なっており、いつでも解約可能なので、洋書多読をノーリスクで試せるチャンスです。
まずは何冊か試しに読んでみて、洋書多読が自分に合っているかどうか確かめてみましょう。
\200万冊以上の洋書・和書が読み放題!/
お得な2ヶ月お試しプラン(499円)もあります。







