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洋画で英語学習が非効率な4つの理由と映画の上手な使い方

の記事では、海外ドラマは最強の英語学習ツールの一つだというお話をしました。

げん丸

じゃあ、映画はダメなの?

という、映画派の人も多いかと思いますが、残念ながら、英語学習の観点から見ると洋画はやや非効率といえます。

とはいえ、使い方を工夫すれば、映画で英語学習をすることは十分可能です。

そこで、今回は、

というテーマについて、深掘りしていきたいと思います。

Contents

洋画で英語学習が難しい4つの理由

洋画でも英語学習はできますが、海外ドラマに比べ難易度が高く、やや上級者向きといえます。

洋画で英語学習が難しい理由は4つ

  • 英語学習素材としては長すぎる
  • セリフ以外のシーンが多い
  • 毎回作品を選ぶ必要がある
  • 子供向けアニメでも難易度が高い

くわしく解説していきます。

英語学習素材としては長すぎる

一般的な映画の長さは大体2時間前後で、短いものでも90分くらいはあります。

娯楽としてリラックスしながら鑑賞するのであれば問題はありませんが、英語学習素材として集中して視聴するにはやや長過ぎます

そもそも社会人の人は、毎日ストレートで2時間確保すること自体が難しいのではないでしょうか。

1本の作品を一気に観るのではなく、何回かに分けて視聴する分割再生でも気にならないという人であれば、なんとか実行可能かと思います。

しかし、そこまでするなら、素直に海外ドラマを毎日1エピソードずつ視聴した方が、精神衛生上いい気はします。

げん丸

長編作品でどっぷり没入したい!

という人には、Audibleでの英語学習がおすすめです。

Audible作品はだいたい10時間程度の再生時間ですが、15分前後のチャプターで分かれているので、毎日キリよく学習を進めることができます。

セリフ以外のシーンが多い

映画は海外ドラマに比べ、映像やサウンドを楽しむという側面が強いため、

  • 表情の演技のみの情緒的なシーン
  • アクションシーン
  • 音楽やダンスシーン

など、セリフ以外のシーンの割合が多く、英語学習ツールとしては効率があまり良くありません。

作品によっては、2時間の映画1本のセリフ量が30分ドラマ2話分くらいにしかならないことも十分にあり得ます。

ただ、

えいじ

30分ドラマのテンポの速さセリフの詰め込み感は見ていて疲れるな…

という人は、効率はあまり気にせず、じっくりと映画で学習を行うのも悪くありません。

毎回作品を選ぶ必要がある

何シーズンもある海外ドラマと違い、映画は基本的に単発なので、毎回作品を選ぶ必要があります。

この作品選びというのは、意外にエネルギーと時間を消耗します。

観たい映画がすでに決まっていれば問題ありませんが、私のような慎重派の人で、毎回作品選びで疲弊してしまう人にはあまりおすすめできません。

えいじ

作品選びで30分くらい使っちゃう時があるよ…

げん丸

散々悩んだ挙句、結局何も観ないで寝ちゃうこともあるブヒね…

また、英語学習を「習慣化する」という意味でも、導入までの動線はできるだけシンプルにするのが有効です。

子供向けアニメでも難易度が高い

映画を英語学習に取り入れようとしている人の多くは、まずはディズニー作品など子供向けのアニメから始めようと思うかもしれません。

おそらく、

ディズニー作品は使われている英語が平易で、セリフもはっきり喋るから、英語学習に最適…

と聞いたことがあるからかと思います。

しかし、世間で言われているほど、子供向けアニメは難易度が低いわけではありません

結構早口で喋りますし、ディズニーアニメ独特の台詞回しとテンポに癖があり、思った以上に聞き取るのに苦労します。

また、多くの作品がファンタジーな世界が舞台なので、ヒューマンドラマよりも豊かなイマジネーションが求められ、初見だとなかなか状況を把握するのが難しいということがあります。

げん丸

ピクサー作品は比較的リアルな英語に近いからおすすめブヒな!

意外に思うかもしれませんが、実は大人向けのドラマの方が難易度が低い場合が多いです。

もちろん、使われている英語は大人向けなので難しいかもしれませんが、リアルに近い分、状況把握が容易で、英語を英語として理解するにはむしろアニメより簡単な場合が多いです。

子供向けだからと安易にアニメ作品を選ぶと、実は難易度が高かったということが多々あります。

英語学習としての映画の上手な使い方

では、映画が英語学習ツールとして全く向いていないかと言うと、必ずしもそうとは限りません。

使い所を工夫すれば、映画も英語学習の素材になります。

ポイントは2つ

  • 過去に観たお気に入りの作品
  • 英語の実力試しとして

くわしく解説していきます。

過去に観たお気に入りの作品

どうしても映画で英語学習をしてみたいという人は、まずは以前に日本語字幕または吹き替えで観たことのあるお気に入りの映画で行うことをお勧めします。

すでにストーリーはわかっているので、英語がわからなくても置いていかれることはありません。

しかも、お気に入りの作品なので、内容がわかっていても楽しめます。

なんといっても、日本語字幕(または吹き替え)で観た映画を今度は英語で理解できるというのは、かなり新鮮な感覚です。

げん丸

さらにその作品を好きになるブヒな!

英語の実力試しとして

日々の海外ドラマでの学習で培った英語力の実力試しとして、定期的に映画を字幕なしで観るのはアリです。

毎日行う学習ではなかなか成長を実感することができませんが、たまに息抜きでリラックスしながら映画を観てみると、意外にも内容を理解できている自分に気付きます。

この時ばかりは英語学習ということはひとまず置いておいて、単純に娯楽として作品を楽しみましょう。

げん丸

映画は英語字幕で見ない方がいいブヒか?

えいじ

うん、映画は映像主体だから字幕に集中してるとあまり楽しめないからね

まとめ

洋画で英語学習が非効率な理由【まとめ】

  • 英語学習素材としては長すぎる
  • セリフ以外のシーンが多い
  • 毎回作品を選ぶ必要がある
  • 子供向けアニメでも難易度が高い
  • 英語学習としての映画の上手な使い方
    • 過去に観たお気に入りの作品
    • 英語の実力試しとして

映像作品で英語学習をするには、やはり海外ドラマがおすすめですが、最近の映画、特にNetflix映画などのオリジナル映画は90分程度の作品が多く、展開もそこまで派手なものではなくなっています。

例えば、クリスマス映画などが典型的で、全体的なプロットのフォーマットはどの作品もほぼ同じで、ストーリー展開は一本道で穏やかなので、英語学習にはもってこいのテーマの一つです。

そして、30分ドラマのようなセリフの詰め込み感もないので、意外に英語が聞き取りやすいということもあります。

なので、

えいじ

週末にまったり洋画を見るついでに英語学習もできればいいな…

という人であれば、洋画も英語学習ツールとして十分候補に入ってきます。

ぜひ、いろいろ試してみてもらえればと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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