『英語学習者が英語で深い話をする番組』がスタート。 YouTubeで見る

メタパワー|『タフティ・ザ・プリーステス』徹底解説【6】

「引き寄せ」を超える現実創造のメソッドとして、各方面で大注目の一冊、

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

この難解なタフティの理論を、英語版TUFTIも交えながら、どこよりもわかりやすい解説を目指してお届けするタフティ徹底解説シリーズ

第6弾の今回は、

メタパワー

というワードについて深掘りしたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

今回紹介する本はこちら
タフティ・ザ・プリーステス

タフティ・ザ・プリーステス
世界が変わる現実創造のメソッド

書籍タイプ 購入リンク
単行本Amazonで見る
Kindle版Amazonで見る

ページ数:352ページ

著者:ヴァジム・ゼランド

発売日:2023年10月31日

英語版はこちら

TUFTI the Priestess

TUFTI the Priestess
Live Strolling Through A Movie

英語の難易度:

書籍タイプ 購入リンク
ペーパーバックAmazonで見る
Kindle版Amazonで見る

ページ数:206ページ

著者:Vadim Zeland

発売日:2018年11月12日

本記事の内容は、本書を読んで私自身が解釈・要約したものであり、著者の意図や原文を忠実に再現したものではありません。また、理解を深めやすくするため、一部の実例などに変更・補足を加えている場合があります。

Contents

メタパワーとは

本書では、

実は裏側の力があるのです。それがメタパワーです。

と、あまりのも唐突に登場するので、困惑したという人も少なくないと思いますが、このメタパワーという存在はタフティのメソッドを実践する上で、とても重要な概念になるので、ちゃんと理解をしておく必要があります。

メタパワーを端的に表すと、

台本を意図的に変えるための実行力

ということになります。

この辺からタフティの理論の難解度が一気にレベルアップするので、しっかりポイントを押さえておきましょう。

現実を構築するための実行条件は3つ

  • 鏡の向こう側に移動する
  • 仮想マネキンから指示を出す
  • メタパワーを使う

それでは、詳しく解説していきます。

鏡の法則

メタパワーを理解する上で重要な概念が鏡の法則です。

本書での鏡の法則は、「この世界は自分の内側を投影している」という意味で使われている心理学用語の鏡の法則とは趣旨が異なりますので、別物と考えてください。

まず、タフティの鏡の法則を学ぶにあたって、あなたの世界観の中で受け入れなければならないことがあります。

それは、

あなたのいる世界は、触れられるものがすべてではない

ということです。

通常の鏡の中に映っているあなたは、物質的な像としてのあなたに外部からの光が反射して映し出されたあなたです。

お互いに触れることはできませんが、どちらのあなたも現実の中で存在しているということになります。

現実もこの鏡とよく似た性質を持っています。

しかし、現実という鏡は、普通の鏡の仕組みとは逆で、像と映っている姿が逆転しています。

つまり、

映像の実体は鏡の向こう側にあり、こちら側はその映像が反映された鏡の世界

ということになります。

映画で例えると、鏡の向こう側が実際に俳優たちが演じているリアルの撮影現場で、こちら側がスクリーンの中の映像ということになります。

そのため、いくらこちら側の世界から台本を変えようとあがいても、そのコマのシーンを変えることはできません。

げん丸

ほう!ということは…

そうです。

勘のいいあなたなら、すでに気づいているでしょう。

現実の台本を変えるには、鏡の向こう側の世界から働きかける必要があるのです。

Physical reality is like a frame, which moves along a film roll, only the film roll is primary, and the film itself is secondary, and so physical reality is a reflection of the object, located somewhere there, on the other side.

TUFTI the Priestess, P51

仮想マネキン

では、どうすれば鏡の向こう側に移動することができるのでしょうか?

結論として、鏡の向こう側に移動する具体的な方法というものはありません。

なぜなら、あなたの意識が気づきの中心点に移動し、現実の中で目覚めている時、すでにあなたは鏡の向こう側の世界に移動しているからです。

タフティは、私たちが鏡のこちら側の世界にいる時と向こう側にいる時を次のように表現しています。

  • 鏡の正面には物質的なマネキンが存在している
  • 鏡の反対側には仮想的なマネキンが存在している

普段のあなた、すなわち眠っている状態のあなたの意識は物質的なマネキンの中にいますが、あなたが目覚めるとあなたの意識はその物質的なマネキンから仮想マネキンへと移動します。

マネキンとありますが、これは扱っているボディが変わるということではなく、あなたの意識が鏡の向こう側、例えるならば操縦席やモニタールームのような領域に移るというイメージです。

しかし、現実は鏡が逆転した世界なので、こちら側が物質的でリアルな世界なのに対し、実体のある向こう側がバーチャルということになります。

げん丸

こっちが映像なのにリアルで、あっちが実物なのにバーチャル??

えいじ

うん、この概念は混乱しやすいので、じっくりと理解していこう

これはアクションゲームのモーションキャプチャーに例えるとわかりやすいかもしれません。

実際に映像化(物質化)されているゲーム内でのキャラクターのアクションは物質的マネキンとしてのあなたで、その動きを仮想的に表現(コントロール)しているのは外側にいる仮想マネキンとしてのあなたです。

画面の外のあなたの動きは画面の中のキャラクターの動きと同期していますが、画面内のキャラクターからはあなたの動きを制御することはできません。

あなたが画面内のキャラクター側の世界に落ちている時、あなたはオートパイロットモードでその挙動を台本に委ねてしまっている状態になっています。

モーションキャプチャーで動きを表現している様子
仮想マネキンに移動するのはあなたの意識だけ

タフティはこの件について、

自己認識がないと、台本があなたの三つ編みの先を引っ掛けて操作する

という表現で警告しています。

したがって、鏡のこちら側の世界で現実として起こっていることにではなく、鏡の反対側の映像の実体の方に意識を移すことができれば、自分自身も、これから来る未来のことも自由に構築できるということです。

しかし厄介なのは、「鏡」というだけあって、どちらの世界にいてもすべてのものが全く同じに映るので、見た目上は全然区別がつかないということです。

このトラップを回避するための方法は、

自分自身という認識を、あなたの体ではなく意識で判別する

ということです。

要するに、自分が今何をしているかではなく、自分が今していることをどの意識レベルから見ているかが重要になります。

It is your attention that moves, not your body, but this is sufficient, because you are your attention.

TUFTI the Priestess, P52

メタパワーの重要性

鏡の向こう側に意識を移すだけでは現実を構築することはできないのでしょうか?

目覚めて鏡の向こう側の世界に移動しただけでは、現実を構築したことにはならず、その状態から台本を入れ替えるという作業が必要になります。

本書ではメタパワーを明確に定義している記述がありませんが、メタパワーとはこの現実世界を動かしている駆動システムを正しく動かすためのオペレーション能力のようなものだと解釈しています。

現実を構築することについて、タフティはこのように助言しています。

現実そのものを構築するには、意識、意図、そしてメタパワーを使ったまったく違う方法が必要なのです。

タフティ・ザ・プリーステス 世界が変わる現実創造のメソッド P87

これは車の自動運転に例えることができます。

  • 意識は、あなたがどこかに行こうと思い運転席(気づきの中心点)に座ること
  • 意図は、実際に行動に移すためにナビ(三つ編み)で目的地を設定すること
  • メタパワーは、そのオペレーションシステムを使いこなす能力
  • あとは車(現実)が勝手にあなたを目的地思い描いた未来まで連れて行ってくれる

という感じです。

したがって、

三つ編みを扱う能力(メタパワー)が低いと、引き寄せる未来を設定できない

ということになります。

しかも、この現実という車は、燃料が切れるまで止まることがないので、次の目的地が設定されるまではAI(台本)が暫定的にコースを決めて走り続けます。

車の自動運転
あなたの仕事はナビで目的地を設定してGOボタンを押すところまで

However, you move reality in a completely different way, with attention, intention, and meta-power.

TUFTI the Priestess, P53

まとめ

ポイントのおさらい
  • 現実世界を動かしている駆動システムを扱う能力がメタパワー
  • 現実はに例えられるが、像と映っているものが入れ替わっている
  • 鏡のこちら側には物理的マネキン、向こう側には仮想マネキンが存在している
  • 鏡のこちら側は映像化されたフィルムで、映像の実体は向こう側にある
  • 目覚めることによって現実を構築できる仮想マネキンに意識が移る
  • 台本に現実を乗っ取られないためには自己認識が必要

よく、スポーツ選手が「ゾーンに入った」という表現をすることがありますが、皆共通して、

  • 全てがスローモーションになった
  • ボールが止まって見えた・縫い目が見えた
  • 相手の選手の動きが手に取るようにわかった

といった感覚に陥ったことを言及しています。

あくまでも私の仮説ですが、この現象は意識が100%仮想マネキンに移り(あるいはそれ以上の解脱に近い状態)、意識が時空間を完全に掌握しているのではないかと考えます。

ただ、この状態はいくつもの条件が重なり、瞬間的に深いガンマ波に入って起こった奇跡なので、常人が意図的に起こすことは不可能です。

しかし、程度の違いさえあれど、意図的な現実創造の鍵となるのは、いかにフロー・没頭状態に入って、鏡の向こう側から現実に指示を出せるかということでもあります。

つまり、メタパワーとは、現実創造のコマンド実行能力と言い換えることができます。

そして、メタパワーでコマンドを実行する上で欠かせないのが、正しい自己認識です。

そこで次回は、「あなたは何者なのか?」という究極の問いについて深掘りしたいと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

タフティが響いた人はこちらも

絶対に現実を変えたい…

という人へ

魂の視点」から現状を紐解く

現実を好転させるには、
まず魂の声を聞いてあげよう

願望実現において、ベースとなるのは今のあなたの状態です。

いくら、アファメーションやイメージングで、ワクワクを感じようとしても、今のあなたが傷ついている状態では、あなたは強い抵抗を感じてしまうでしょう。

多くの願望実現のメンターたちは、

現実は無視!
願いが叶っている自分だけに集中!

と、口を揃えて言いますが、無視していいのは「現実」という幻想だけです。

それは、あなたの魂の声を無視するということでは決してありません。

現実創造には、

  • カルマ
  • 過去世・前世
  • 宿命・運命
  • 使命・ミッション
  • ツインレイプログラム

といった、さまざまな条件が絡み合っており、特に宇宙由来の魂を持つスターシードライトワーカーの人たちは、説明できない生きづらさや物質世界に対する違和感を感じています。

そのような人たちは、魂レベルでのブロックが何層にも重なっている可能性があるので、自分の魂のルーツを知るということが非常に有効になります。

私は以前、人生に行き詰まった時、ココナラというプラットフォームで鑑定を受けてから、急に道が開けるような体験をしました。

  • 現実を変えようと行動すると、ひどい揺り戻しに遭う
  • 逆らえない大きな力の流れを感じる
  • 何かに強力に導かれているような気がする
  • あり得ないシンクロニシティが頻発する

といった自覚がある方は、こちらの記事を読んでいただくと、状況を打開するきっかけになるかもしれません。

— 実際にセッションを受けた体験談 —

Contents