なぜ成功者は朝のルーティンを大切にしているのか?
世界の成功者に共通していることは何か。
それは、朝起きてから仕事に取り掛かるまでの間に必ず行う朝習慣(モーニングルーティン)があるということ。
彼らはこの朝の時間に秘められたパワーを知っています。
だから、大きな成功を収めた後も、この朝のゴールデンタイムに行う習慣を一日の中で最も重要なアクティビティとして現在でも継続しているのです。
つまり、我々のような一般人が成功を収めるには、まずは朝を制することから始める必要があるということです。
そこで、今回お話しするテーマがこちら、
- 成功者に学ぶ最強のモーニングルーティン
それでは、始めていきましょう。
モーニングルーティンとは
モーニングルーティンって何ですか?
モーニングルーティンとは、朝の時間に、
- 決まった動作を
- 決まった順番で
- 決まった時間に
毎日行う短時間のセットメニューです。
例えば、
- 起床後すぐに冷水で顔を洗う
- ストレッチをする
- 散歩をする
といった感じで、短時間で行えるメニューのセットを組んで毎日行います。
モーニングルーティンを行うことによって、
- 生産性が上がる
- 健康になる
- ストレスが軽減する
- 自制心が鍛えられる
- 集中力が上がる
- 思考がクリアになる
- モチベーションが上がる
といった効果が期待できます。

ちなみに、モーニングルーティンは英語でも、
Morning routine
だから、そのままで通じるよ
モーニングルーティンと朝活の違い
モーニングルーティンと朝活は同じでしょうか?
モーニングルーティンと朝活を朝習慣として一括りに捉える考え方もありますが、当ブログではモーニングルーティンの効果を最大限に発揮するために、定義を明確に分けています。
- モーニングルーティン
Morning routine -
- 負荷が低い
- 短時間で終わる(30分以内推奨)
- 順番や長さはある程度固定されている
- 毎日行う
- 朝活
Morning activities -
- 負荷が高い
- ある程度時間をかけて行う
- 順番や長さは状況によって変動する
- 毎日は行わない
詳しく解説していきます。
モーニングルーティンのメニューは、
- ストレッチ
- 散歩
- 瞑想
- 英語の音読・シャドーイング
など、あまり思考を必要とせず、短時間で終わる(目安は30分以内)低負荷なものが適しています。
モーニングルーティンは、毎日決まった動作をすることに意味があるので、行うメニューの順番や長さはある程度固定し、基本的には毎日行うことが前提です。
一方で、朝活は、
- 英会話レッスンを受ける
- 資格取得のために勉強する
- ジムに行って筋トレをする
といったような、ある程度論理的な思考や高い集中力を必要とする高負荷なアクティビティで、最低でも30分はかけないと効果が出にくいものがほとんどです。
ただし、軽いエクササイズやジョギングのように、そこまで負荷が高くなく、毎日行うのが負担ではないという場合は、モーニングルーティンとしてカウントしてもOKです。
また、朝活は行う長さや順番が流動的で、その日の状況によって柔軟に変わります。
負荷が高い朝活は、毎日行うと疲労が溜まったり、バーンアウトしてしまう恐れがあるので、通常は適度に休みを入れて行います。

この違いを理解していないと、間違った方法でモーニングルーティンを生活に組み込んでしまうので、まずは目的を明確にしよう
成功者がモーニングルーティンを重視している理由
なぜ世の中の成功者たちは、あのような膨大な量の仕事をハイパフォーマンスで実行し、常に結果を出し続けることができるのでしょうか?
それは、彼らが多忙を極める中でも、毎朝のルーティンの時間は絶対に確保しているからです。
では、モーニングルーティンを行うことで、具体的にどのような効果やメリットがあるのでしょうか?
主な効果は3つ
- 生活が整う
- 生産性が上がる
- セルフイメージが高くなる
それぞれ解説していきます。
生活が整う
なぜモーニングルーティンを行うと生活が整うのでしょうか?
ポイントは3つ
- 朝が整うとその日が整う
- 自己規律・セルフコントロールが鍛えられる
- 重要なタスクの習慣化が容易になる
詳しく解説していきます。
朝が整うとその日が整う
まず、仕事ができる人は、生活全体が整っている場合がほとんどです。
そして、朝の時間はその一日を作る上で土台となる重要な部分です。
人間には、朝に感じた気分がその日の精神状態を決定するという性質があります。
例えば、
- 朝に不運なことが起きて、その日は一日中ずっとテンションが下がったままだった
という経験はないでしょうか?
逆に、朝の時間さえ気持ちよく過ごすことができれば、その後に多少嫌なことが起こったとしても、そこまでダメージを受けません。

英語では、
Morning shows the day
という言葉があるほど、朝の気分は重要だよ
したがって、モーニングルーティンでコンディションを高め、最高のスタートを切ることによって、その日一日が整います。
自己規律・セルフコントロールが鍛えられる
人間は本能的に楽な方に逃げる習性があるので、整った生活を維持するには、ある程度の自己規律とセルフコントロールが必要になります。
そして、モーニングルーティンを行うこと自体が自己規律の塊のようなものなので、自然とセルフコントロールが鍛えられ、特に努力をする必要もなく勝手に生活が整ってきます。
また、朝のルーティンをしっかりこなすことによって、
せっかく朝ちゃんとやったんだから、ここでだらけて一日を台無しにしたくない…
という心理が働き、自然といい緊張感を持って一日を過ごすようになります。

自己規律とセルフコントロールの違いは?

自己規律は自分で決めたルールやタスクを実行する力で、セルフコントロールは目の前の欲に負けない力だよ
重要なタスクの習慣化が容易になる
これから習慣化したいタスクがある場合、すでに定着している習慣に条件付けすることによって、そのタスクの習慣化が容易になります。
これは、ハビットスタッキング(Habit stacking)といって、習慣化に関する最も重要なテクニックの一つです。
【今行っている習慣】を行った後に
【新しく始める習慣】を行う
したがって、朝のルーティンを固めることによって、自分にとってやるべき重要なタスクを朝に行う習慣を作ることができます。
例えば、
- 【瞑想】を行った後に【英語の勉強】をする
- 【散歩】に行った後に【筋トレ】をする
といった感じです。
このように、モーティングルーティンは、目標を達成するためのタスクを強固なものにする効果があります。
Habit stackingについては、
の記事で詳しく解説しているので、興味があれば読んでみてください。
生産性が上がる
なぜモーニングルーティンを行うと生産性が上がるのでしょうか?
ポイントは3つ
- 省エネモードで動ける
- 心身の健康が増進する
- クリエイティビティが上がる
詳しく解説していきます。
省エネモードで動ける
モーニングルーティンを固めることによって、朝の行動が全てオートメーション化され、これまで行ってきた選択・意思決定の工程をカットすることができます。
例えば、起床後にやることとして、
- 冷水で顔を洗う
- ストレッチをする
- 洗濯機を回す
- 散歩に行く
といった感じで、朝起きてからすぐ行う行動の順番を決めておけば、

えーっと…次は何をしようかな…
と、いちいち考えることなく、起き抜けで脳が半分眠っている状態でも、体が勝手に動くようになります。
この選択・意思決定という行動は、思っている以上に脳のリソースを消費します。
そのため、朝の無駄な選択・意思決定ポイントが少ないほど、その後の生産性が上がります。
心身の健康が増進する
モーニングルーティンで行う習慣は、
- 瞑想
- ストレッチ
- 散歩
- コールドシャワー
など、その行動自体が心身の健康に良い影響を与えるものがほとんどです。
そのような朝の良習慣を続けていれば、どんどん体が丈夫になって、ストレスが減り、常にポジティブなマインドでいられるので、必然的に一日のパフォーマンスが上がります。
クリエイティビティが上がる
モーニングルーティンで行う習慣は、
- 瞑想
- ヨガ
- 散歩
など、マインドフルネスなアクティビティが多いです。
そのような習慣を行うと、心や頭がスッキリして、創造性が上がり、難しい問題もすんなりと解決できるようになります。
そうすると、こなせる仕事量が増えるので、結果として生産性が上がるということにつながります。
セルフイメージが高くなる
なぜモーニングルーティンを行うとセルフイメージが高くなるのでしょうか?
ポイントは2つ
- 小さな成功体験(Small win)を獲得する
- 高いセルフイメージが一日中続く
詳しく解説していきます。
小さな成功体験(Small win)を獲得する
大きな目標を達成したり、理想の自分を目指す場合、そのゴールまでの道のりを小さなステップ(Small steps)に段階を分けて取り組むことが成功の鍵です。
そして、それぞれのステップで小さな勝利・成功体験(Small win)を獲得していくことによって、
自分はやればできるんだ…
と、徐々にセルフイメージが上がり、最終的に目的地に到達します。
モーニングルーティンをしっかり行ったということは、
怠惰な自分に打ち勝って、たとえモチベーションが上がらなくてもメニューをこなした
ということであり、自分との約束を守ったという大きな自尊心に繋がります。
これが、モーニングルーティンなしで、いきなり大きな課題に挑もうとすると、心理的な抵抗に抗うことができず、挫折する可能性が高くなります。
つまり、モーニングルーティンは、本来挑むべき課題の前に勝ち癖をつけておくという意味でも非常に意義があります。
高いセルフイメージが一日中続く
一日の始まりに、すでに小さな勝ちを手に入れているので、その後の時間も勝者のマインドを持ちながら過ごすことができます。
モーニングルーティンでスモールウィンを手に入れたことによって、
- 立ち振る舞いに余裕が出てくる
- 何事にも積極的に取り組むようになる
- 挑戦を恐れないようになる
という変化が一日中持続し、さらに自信が付いて、セルフイメージがどんどん高くなっていきます。
逆も然りで、敗者のマインドで一日のスタートを切ってしまうと、
- 目標とかどうでもよくなってくる
- モチベーションが上がらない
- すべてが面倒くさくなる
といったように、セルフイメージがどんどん下がっていきます。
したがって、
朝に小さな成功体験を得て、セルフイメージを高くしておく
ということは、願望実現においてはかなり重要なポイントです。
おすすめのモーニングルーティン
朝の習慣におすすめのルーティンはありますか?
今回は、私が実際に行なっていて、効果を実感している朝のルーティンをいくつか紹介します。
なお、これから紹介するルーティンは、起床後から行う順番通りに並んでいるので、その点も参考にしてもらえればと思います。
ベッドメーキング
所要時間:1分
朝起きたら、掛け布団や毛布を軽く整えます。
ホテルのベッドように、ピシッと完璧に整える必要はありません。
布団がぐちゃぐちゃのままより、気分が良くなればOKです。
この軽いベッドメーキングは、些細なことのようで、思いの外セルフイメージが上がるので、モーニングルーティン入門としては一番おすすめです。
また、この時にカーテンと窓を開けて、朝日を取り入れながら10分程度空気の入れ替えをするとさらにスッキリします。
冷水で顔を洗う
所要時間:1分
朝起きてトイレに行ったら、その足で洗面所に行き、冷水で顔を洗います。
洗顔料で丁寧に洗う必要はありません。
バシャバシャっと数回、顔に水をかけるだけでOKです。
半分眠ったままの脳がここで一気に覚醒します。
体重を測る
所要時間:1分
体重計は大概洗面所にあると思うので、顔を洗ったら、その流れで体重を測ります。
ただの体重計よりも、筋肉量や体脂肪率など、ある程度細かい情報が得られる体組成計がおすすめです。
アプリに計測記録を残すことができるので、グラフで経過を見ることができ、ボディメイクに対しての危機感とモチベーションを適度に上げてくれます。
我が家では、こちらのタイプのタニタの体組成計を使っています。
操作性もよく、デザインも洗練されていて、インテリアに馴染むのでおすすめです。
ストレッチ
所要時間:5〜10分
起床後は身体が硬く、血行が悪くなっています。
軽くストレッチをして、身体をほぐすことで、脳にも血液が循環し、パフォーマンスアップにつながります。
ただし、朝は腱や筋が固くなっているので、無理に伸ばすようなストレッチはしないようにしましょう。
この時、ストレッチポールやフォームローラーを使用すると、効率よく身体をほぐすことができるのでおすすめです。
我が家ではこちらの商品を使用しています。
どちらも、その商品の代表的なブランドなので、しっかりとした作りになっています。
5年以上使用していますが、いまだにへたることなく現役で毎日使用しています。
瞑想
所要時間:5〜15分
冷水洗顔とストレッチで頭と身体を起こすことによって、瞑想のコンディションが整います。
瞑想を行うのは、なるべく朝起きてから時間を空けないほうが効果的なので、最低限のことだけ行なったらすぐに瞑想に入ります。
人によっては、朝起きて一番にやるほうが合っているという場合もあるので、その辺は柔軟に調整してください。
ただし、瞑想は必ず空腹時に行うようにしてください。
私は毎朝15分の瞑想を行なっていますが、瞑想は初めてという人は5分くらいから始めてもOKです。
瞑想の基本的なやり方は、
の記事で詳しく解説しているので、興味があれば読んでみてください。
散歩
所要時間:15〜30分
朝日を浴びることでサーカディアンリズムが整い、体内時計を調整する効果があります。
また、人は夜寝ている間に陰のエネルギーを溜め込んでいるので、外に出て朝の新鮮な空気を吸い、太陽の光を浴びることによって、陽のエネルギーを取り入れ、気のバランスが整います。
神社が近くにあるという人は、毎朝参拝するのもいいでしょう。
目的が生まれ、より継続率が高くなります。

ご利益がありそうブヒな!
さらに、散歩のような適度な運動を行うことによって、内臓が動き始め、朝食をしっかり美味しく食べられるようになるという効果もあります。
私は愛犬のげん丸くんと毎朝30分程度散歩に出かけてます。
コールドシャワー
所要時間:1〜3分
コールドシャワーとはその名の通り、冷水のシャワーを浴びることです。
夏だと冷たい水が出ないので、あまり効果はありませんが、真冬に行うとかなり効果を実感できます。
コールドシャワーは、今回紹介するモーニングルーティンの中で一番即効性を感じるメニューです。
コールドシャワーを浴びることによって、心身に好影響を与える神経伝達物質やホルモンなどの様々な脳内物質が一瞬で分泌されます。
- ノルアドレナリン
Noradrenaline -
- 体と脳が戦闘モードに切り替わる
- 集中力が増す
- 気分が高まる
- 炎症やストレスを軽減する
- エンドルフィン
Endorphins -
- 多幸感をもたらす
- 鎮静作用
- うつ症状の改善
- コルチゾール
Cortisol -
- 抗ストレス作用
- 通常時のコルチゾールレベルを下げる
- コールドシャワーを浴びることによって、ストレスホルモンと言われるコルチゾールは一時的に上昇しますが、その後通常時のコルチゾールレベルが下がる効果があります。
- テストステロン
Testosterone -
- エネルギーレベルが上がる
- モチベーションが高くなる
- 筋肉がつきやすくなる
- テストステロンの効果は男性のみです。
- アドレナリン
Adrenaline -
- 心拍数を上げる
- エネルギーレベルが上がる
- 覚醒する
コールドシャワーで得られる覚醒効果は、薬物を使用した時に匹敵するとも言われています。
しかし、コールドシャワーであれば、副作用の心配がなく、薬物よりも効果が緩やかに続くので、安心して行うことができます。
いきなり冷水を浴びたほうが効果が高いと言われていますが、私には辛すぎるので、温水を浴びてから冷水を浴びています。
また、45℃くらいの熱めのシャワーを浴びることでも、覚醒効果が得られるので、
- 41℃前後の通常の温水を頭から体まで全身にかける
- 45℃前後の熱めの温水を頭以外にかける
- 真水を頭から体まで全身にかける
という流れで行っています。
コールドシャワーは最低1分程度行うことで効果を実感しやすくなります。
コールドシャワーが辛すぎるという人は、冷水で顔を洗うだけでもOKです。
しっかりとした朝食を摂る
所要時間:30分(準備・片付含む)
朝食に関しては、人によって合う合わないがありますが、私は朝食を摂ったほうが方が、体温が上がって、パフォーマンスが向上すると感じています。
ポイントはしっかりとした朝食というところです。
タンパク質を中心に、炭水化物と脂質をバランスよく摂取する必要があります。
スムージーやプロテインパウダーではなく、ちゃんとした固形物で栄養を摂取するのが好ましいです。
ただ、パン食は血糖値が上がりすぎて、逆にパフォーマンスが下がる可能性があるので注意が必要です。
理想的な朝食は、
- 魚
- 味噌汁
- 豆腐・納豆
- 漬物
- ご飯
といった日本旅館の朝食に出てくるようなシンプルな和食のメニューです。
特に、朝食に魚を食べると、体内時計がリセットされて、生活リズムが整うので、朝のルーティンとしても相性抜群です。
また、朝食後30分が最も集中力が高くなり、その後4時間は効果が持続するという研究結果もあります。
ジャーナリング
所要時間:3分
歯磨きや洗濯など一通りの雑務が一段落したら、これから本番を迎える一日に備えて、ジャーナリングで頭の中を整理します。
瞑想では浮かんでくる思考に気を取られないようにしますが、ジャーナリングでは浮かんでくる思考に注視して、遠慮なく紙に書き記します。
頭の中で渦巻いている感情や論理を紙に書くことによって、自分を客観的に捉えること(メタ認知)ができるようになり、考えが整理されます。
ジャーナリングでは何を書くのも自由ですが、何を書いていいかわからないという人は、
- 今感じている感情
- 今日やるべきタスクについて
- 感謝日記
といったことから始めるのがいいかと思います。
私のおすすめは感謝日記です。
どんなに些細なことでもいいので、身の回りのありがたいと思うことを最低3つ書き出します。
そうすると、普段当たり前と感じていて意識していなかったことに感謝をするようになり、より感謝をするようなことを引き寄せるようになります。
短い読書
所要時間:10〜30分
モーニングルーティンの最後は短い読書で締めくくります。
ここでのポイントは短いということです。
長時間腰を据えて本を読むような読書だと、負荷が高くなり、どちらかというと朝活になります。
モーニングルーティンでの読書の役割は、
- 集中力を高める
- ストレスを軽減する
- デジタルデトックス
といった効果を得て、その後行う朝活や仕事にベストコンディションで臨むためです。
最重要タスクを行う前に、短い読書でぐっと本の世界に入り込むことによって、精神が整い、その後もその研ぎ澄まされた感覚が持続して、高いパフォーマンスを維持できます。
ある研究によると、
読書を6分行うだけで、副交感神経に有意な影響がある
とのことなので、時間がない場合でも、6分間読書を行えば、十分意味のあるルーティンになります。
ただし、この後にスマホでSNSを覗いてしまうと、この効果が台無しになるので、スマホを触りたい気持ちはぐっと堪えて、本を読み終えたら間をおかずに、すぐに作業に取り掛かりましょう。
モーニングルーティンを続けるコツ
どうすればモーニングルーティンを無理なく継続できるのでしょうか?
ポイントは4つ
- 時間を固定できない場合は順番を固定する
- 毎回全てのメニューを完璧にこなそうと思わない
- ルーティンの合計時間を1時間以内に収める
- 休日はやらなくてもいいことにする
詳しく解説していきます。
時間を固定できない場合は順番を固定する
モーニングルーティンは、毎回同じ時間に同じ順番で行うのがベストです。
サラリーマンの人なら比較的時間を固定しやすいかと思いますが、フリーランスや自営業の人はなかなか時間を固定するのが難しいという人も多いかと思います。
そんな人は、無理に時間を合わせる必要はありません。
ただし、行う順番は毎回固定しましょう。
順番が同じであれば、時間が違っても同じリズムで一日をスタートできます。
また、モーニングルーティンを行う場合は、必ず起床してからすぐに開始しましょう。
ルーティンを始める前にいつもと違うことが挟まってしまうと、選択・意思決定の余地が入ってしまうのでルーティンの意味がなくなってしまいます。
毎回全てのメニューを完璧にこなそうと思わない
モーニングルーティンは、一度決めたメニュー通りに毎回淡々とこなすことで効果を発揮します。
しかし、日々の状況やあなたの体調は毎回違うので、無理をしてまでルーティンを完遂する必要はありません。
例えば、
- 悪天候の場合は散歩に行かない
- 寝不足の場合は瞑想を行わない
- 体調が悪い時はシャワーを浴びない
など、その時のコンディションを見極めて、必要であれば柔軟にメニューをスキップしても構いません。
ルーティンの合計時間を1時間以内に収める
モーニングルーティンを重要視しすぎるあまり、あれもこれもとメニューを加えた結果、モーニングルーティンに時間をかけすぎて、
- 勉強
- 副業
- 仕事
といった、本来時間をかけて行うべきタスクを圧迫し、思うような結果が得られないということになってしまうと本末転倒です。
モーニングルーティンは良くも悪くも中毒性が高いので、なんでもかんでも取り入れようとすると、際限なく増えていってしまいます。
そのため、行うメニューの数や行う時間はある程度絞って、長くても1時間で終わるように設定しましょう。

ただ、僕の場合は散歩と朝食が必須なので全部で1時間は超えてしまってるけどね…
休日はやらなくてもいいことにする
習慣化という意味では、モーニングルーティンは毎日行うのが理想です。
しかし、モーニングルーティンの主な目的は、その後に行う仕事や活動の生産性を上げることなので、
- 休日はどうしてもOFFのモードになっている
- 休日は朝早くから出かける予定がある
- 休日は家族やパートナーと過ごしている
という人は、休みの日にまで無理してモーニングルーティンを行う必要はありません。
ON・OFFのメリハリをつけて、ライフワークバランスを整えるのも大事です。
成功者が実際に行っている朝習慣
成功している人たちは実際にどのような朝習慣があるのでしょうか?
ここでは、私が読んでとても参考になった朝習慣に関する書籍、
から、いくつか実例を紹介したいと思います。
なお、本書ではモーニングルーティンと朝活は分けておらず、成功者が行っている朝習慣として一括りで紹介しています。
発売は2012年なので、少し古い情報にはなりますが、内容は普遍的なので、今読んでも参考になるところは多いかと思います。

What the Most Successful People Do Before Breakfast
- Audible会員なら0円
- 英語の難易度:
- ページ数:29ページ
- 再生時間:1時間3分
- 著者:Laura Vanderkam
- ナレーター:Laura Vanderkam
- 発売日:2012年6月12日
瞑想・マインドフルネス
- ジャック・ドーシー
ツイッター/スクエア創業者
Jack Dorsey
Co-founder of Twitter & Square -
- 毎朝5時に起床し、30分の瞑想を行う
- 集中力の持続とストレスの軽減で、2つのメジャーな会社のマネージメントに備える
- スティーブ・ジョブズ
アップル創業者
Steve Jobs
Co-founder of Apple -
- 仕事に取り掛かる前に10〜20分座禅を組む
- クリエイティビティと問題解決能力が向上する
- オプラ・ウィンフリー
司会者、プロデューサー、慈善家
Oprah Winfrey
Media Mogul & Philanthropist -
- ブレスワーク・アファメーション・マインドフルネス
- アラインメント・ストレス軽減・感謝を忘れないため
- アリアナ・ハフィントン
ハフィントン・ポスト創業者
Arianna Huffington
Co-founder of The Huffington Post -
- 起床後すぐにベッドの上で数分間瞑想する
- 精神の明瞭さを保ち、燃え尽きを防ぐ
一日の予定を立てる
- ベンジャミン・フランクリン
アメリカ合衆国建国の父、発明家
Benjamin Franklin
Founding Father & Inventor -
- その日の目標と達成するための建設的なプランをを紙に書き出す
- それぞれのタスクの意図と優先度を明確にする
- スティーブ・ジョブズ
アップル創業者
Steve Jobs
Co-founder of Apple -
- 毎朝「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることは本当にやりたいことだろうか?」と自分に問いかける
- 今本当に必要なことにフォーカスし、邪魔になるものを排除する
- トニー・ロビンズ
実業家、自己啓発書作家
Tony Robbins
Entrepreneur & Motivational Speaker -
- 毎朝10分間のプライミングエクササイズ(深呼吸をしながら感謝するトレーニング)
- 優先順位の設定・成功をイメージする・集中力を高める
- ケネス・I・シェノルト
元アメリカン・エキスプレスCEO
Kenneth Chenault
Former CEO of American Express -
- 今日一日で達成したいことを3つ書き出す
- 重要なタスクに備えて、常に明瞭で集中した状態を保つ
エクササイズ
- インドラ・ヌーイ
元ペプシコCEO
Indra Nooyi
Former CEO of PepsiCo -
- 朝4時に起床して、仕事に行く前にエクササイズをする
- フィットネスはエネルギーを持続させて、長時間の労働に耐えうる体を作る
- ジェフリー・イメルト
元ゼネラル・エレクトリックCEO
Jeff Immelt
Former CEO of General Electric (GE) -
- 新聞を読みながら有酸素運動をする
- 朝の運動は頭をクリアにし、その日をベストで過ごすための準備が整う
- バラク・オバマ
元アメリカ合衆国大統領
Barack Obama
Former U.S. President -
- 45分のエクササイズ(筋トレ・有酸素運動・バスケ)
- 体型維持・ストレスマネージメント・自己規律の維持
- アナ・ウィンター
ヴォーグ編集長
Anna Wintour
Editor-in-Chief of Vogue -
- 毎朝5時45分から1時間テニスをする
- 精神が研ぎ澄まされ、一日中アクティブに過ごせる
読書
- ウォーレン・バフェット
投資家、バークシャー・ハサウェイCEO
Warren Buffett
Billionaire Investor & CEO of Berkshire Hathaway -
- 一日のうちの80%を読書に費やすため、朝も読書から始まる
- 意思決定力を磨く鍵は読書だと信じている
- ビル・ゲイツ
マイクロソフト創業者
Bill Gates
Co-founder of Microsoft -
- 毎朝の読書とニュースチェックを欠かさない
- 常に情報やアイデアのアップデートをすること
- マーク・ザッカーバーグ
フェイスブック(現メタ)創業者
Mark Zuckerberg
Co-founder of Facebook (Meta) -
- 新たな視点を持つために、テクノロジー・哲学・ビジネスに関する本を中心に読んでいる
- 自己学習によってリーダーシップや意思決定力が鍛えられると信じている
- イーロン・マスク
テスラ/スペースエックスCEO
Elon Musk
CEO of Tesla & SpaceX -
- エンジニアリング・AI・物理学に関する本を読み、常に新しい技術を学んでいる
- 学んだことを自身のロケット開発会社やその他のビジネスに役立てている
おわりに

モーニングルーティンを毎日行うことによって、一日一日が意味のあるものになり、貴重な人生の時間を生きているということを強く感じるようになります。
今回紹介したルーティンは、必ずしも全て行う必要はありません。
自分にとって有益だと思ったものから少しずつ取り入れていってもらえればと思います。
たとえ簡単すぎると思うようなルーティン1つでも毎朝続ければ、それは立派なモーニングルーティンです。
ぜひ無理のない範囲で挑戦してみてください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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