AudibleとKindleを同時進行すると何が起こるのか【英語学習】

英語中級者の人が上級者になるためには、ボリュームを稼ぐことが最重要課題であり、英語学習をする上で、多読多聴は避けて通ることができません。

ただ、多読と多聴はどうしても時間がかかります。

それならば、Audibleを聴きながらKindleを同時に読むことによって、

時短で多読と多聴の効果を二重取りしてしまおう

というのが今回のコンセプトです。

さらに、リスニングとリーディングを同時に行うことで生まれる新たな効果もあります。

そこで、今回お話しするテーマがこちら、

それでは、始めていきましょう。

AudibleとKindleを併用して英語学習を行うメリット

Audible×Kindleで英語学習を行うことによって、様々なメリットや効果を得ることができます。

ポイントは3つ

  • 音声を文字で補助できる
  • 没入感を得やすい
  • 時短になる

詳しく解説していきます。

音声を文字で補助できる

聞き取れなかった箇所を文字で補完できる

リスニングとリーディングを同時進行で行うことによって、英語音声を文字で補助しながら読み進めることができるため、リスニングの難易度が下がり、理解できる内容の幅が広がります。

リスニングは音の連なり(チャンク)を拾っていくため、単語単位での認識が難しく、リアルタイムでの文字補完は極めて有効になります。

また、このテクニックは、文章を見ながらシャドーイングをする時にも活用できます。

スペルを確認しながら読み進めることができる

リスニング単体だと、わからない単語の認識が難しくなります。

しかし、文字を同時に読むことによって、スペル単語の持つ印象を瞬時に脳裏に焼き付けることができます。

そのため、別の文脈でその単語が出現した場合でも、なんとなく既視感があり、意味を調べなくてもコアイメージが構築されるようになります。

また、後から辞書で意味を確認する場合も、スペルをある程度覚えているので、検索しやすいとという利点もあります。

次に来る単語をある程度予測しながらリスニングすることができる

慣れないうちは単語を1つずつ追いながら読み進めているかと思いますが、そのうち自然と数個先の単語まで同時に見ながら読み進めていくようになります。

そうすると、ある程度先の展開を予測しながら読み進めることができます。

事前情報がわずかに入っている状態でリスニングすることになり、聞き漏らす確率が下がります。

文字だけではわからない発音やトーンの違いを認識することができる

文字だけだと、発音やトーンなどは自己流の想像になってしまいますが、実際のナレーションを聴くことによって、常に正しい発音とトーンで読み進めることができます。

特にトーンやイントネーションの置き方は、非ネイティブの我々からすると、違いがあいまいすぎて、習得が難しい部類に入ります。

しかし、ナチュラルな英語を聴きまくることによって、自然とそのトーンの持つ意味合いを理解できるようになっていきます。

没入感を得やすい

ナレーターの役作りが秀逸

小説を読むとき、それぞれのキャラクターの話し方の特徴やアクセントなどは、あくまでも自分の想像になります。

しかし、Audibleではプロのナレーターが声色やアクセントを変えながら、それぞれの役柄を巧みに演じ分けているので、まるで長編映画を観ているかのような没入感に浸ることができます。

文字とナレーションをリンクさせることによる効果

文字と音声を同時にインプットすることによって、それ以外の余計な情報が入り込む隙間がなくなり、自然とその世界観に浸らざるを得なくなります。

また、音の持つ力と文字の持つ力が合わさることにより、よりクリアなイマジネーションが可能になり、まるでその世界の住人かのように感じることができます。

時短になる

ボリュームを稼げる

リスニングとリーディングを同時に行なっているので、同じ時間で単純に2倍の学習量を稼ぐことができると言えます。

もちろん、多読多聴をそれぞれ単体で行う場合に比べ、個々のインプット情報に対する集中度は下がります。

しかし、文字と音声でお互いを補完しながら進めるので、結果的には効率よくボリュームを稼ぐことができます。

素材を選ぶ手間が減る

1冊あたりのページ数(再生時間)が長いので、完読するまでかなり時間が掛かります。

一般的な小説の場合、大体再生時間が10時間前後のものが多いので、毎日20分行なったとしても、1ヶ月ほどかかる見込みです。

なので、一度素材を選べば、次の素材を選ぶまでの時間が結構あるので、いちいち素材選びに迷うことが少なくなり、副次的な時短効果を得られます。

さらに、完読したAudibleはスキマ時間のリスニング素材としても再利用できるので、新たに素材を探す必要がなくなります。

リーディングだけの時より捗る

リーディングは完全に能動的な活動なので、疲れている時ややる気が出ない時などは、全くページが進まない時があります。

しかし、Audible×Kindleの同時進行であれば、流れる音声に合わせて読み進めるだけなので、半ば強制的にページが進むため、むしろ疲れてやる気が出ないときにこそ、サクッと行える学習法です。

えいじ

今日は疲れて何もできなかったけど、1章読んでから寝るか

という感じで、全く何もやらなかった日救済措置としても活躍します。

また、音声に合わせがなら文字を読み進めることによって、

  • 辞書は引かない
  • 分からないところは飛ばす
  • 合わないと思ったら投げる

という多読三原則を強制的に守らざるを得ないという利点もあります。

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AudibleとKindleを併用して英語学習を行うデメリット

Audible×Kindleでの英語学習で、デメリットとなりうることもいくつかあります。

ポイントは2つ

  • 片時も目を離せない
  • コストが高い

詳しく解説していきます。

片時も目を離せない

多読多聴を同時進行で行うのは非常に高い集中力を要します。

音声に合わせてリアルタイムで文字を追いかける必要があるので、片時も目線を他のものに移すことができません

一瞬でも目線を外したら、たちまち現在地を見失ってしまうので、コーヒーを飲んだり、おやつをつまんだりするのも一苦労で、リラックスしてカフェで読書という感じでは、なかなか難しいかと思います。

また、長時間行うのは集中力がもたず効率が悪くなっていくので、この学習法は短時間で集中して行うようにしましょう。

私の経験上、1章が15〜20分くらいのものが多いので、キリよく1章読んだら終わることをお勧めします。

げん丸

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コストが高い

費用が2冊分かかる

多読多聴を同時に行うメリットは計り知れません。

しかし、純粋にコンテンツとして見た場合は、同じ内容のものを別のフォーマットで2つ購入しているという感覚になります。

これを良しとするかどうかは、

  • 英語学習に主眼を置いているか
  • エンタメの延長線上に英語学習を置いているか

というところによるかと思います。

エンタメや教養の趣味の延長線上で行っているだけなので、純粋にコンテンツを楽しみたい

と言う場合は、必ずしも両方行う必要はありません。

一冊当たりの値段が高い

Audibleは素晴らしいサービスですが、一冊の価格がKindleや紙の本など文字の媒体に比べ、かなり割高に設定されています。

一冊あたり大体2,000〜4,000円くらいし、高いものだと5,000円を超えるものもあります。

ただ、あれほど長時間でハイクオリティのナレーションを作成するのには、膨大な労力と時間がかかっていることは、容易に想像できますので、ある意味では仕方のない事かと思います。

また、日本ではオーディオブック自体がまだそこまで普及していないというのも低価格での提供が難しい理由の一つでしょう。

しかしながら、Audible会員に登録すると、対象商品はすべて読み放題で利用できます。

また、対象外の商品でも、30%のディスカウントを受けられるものが多数あります。

ですので、無料体験を利用して割引価格でまとめて購入するというのもアリです。

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AudibleとKindleを同時進行で英語を読むコツ

AudibleとKindleでリスニングとリーディングを同時に行うのは、思った以上に難易度が高く、スムーズに行うには少々コツが要ります。

ポイントは6つ

  • リスニングとリーディングの集中度の比率は6:4をキープ
  • 音を聞いた少し後に文字を追うように読み進める
  • 文章はチャンクごとに捉えて読み進める
  • 現在地を見失ってもそのまま並走して音声に追いつく
  • わからない箇所があっても引っかからない
  • やや簡単すぎると感じる作品を選ぶ

詳しく解説していきます。

リスニングとリーディングの集中度の比率は6:4をキープ

基本的にこの学習はややリスニングに主眼を置いています。

文字は音声の補足的役割なので、リスニング6:リーディング4くらいのバランスで進めると双方のメリットを最大限に享受できます。

慣れないうちは、どうしても文字にフォーカスしてしまい、リスニングが疎かになってしまいがちなので、音声への意識が外れないように気をつけてください。

ただし、多読をナチュラルスピードで読む訓練を目的とする場合はリーディングへの集中度を優先します。

この場合は、音声をペースメーカーとして扱い、細かい聞き取りはせずに、文字に集中します。

音を聞いた少し後に文字を追うように読み進める

文字を読むタイミングは、ほぼ音声と同時ですが、感覚的には、

まず音声を聞いてから、すぐ後に文字が付いてくる

という意識をもつとスムーズに進行できます。

もちろん、常に一定の距離感を保って読み進めることは難しいので、あくまでも目安として捉えてもらえばと思います。

文章はチャンクごとに捉えて読み進める

文字は単語ごとに追いかけるのではなく、ある程度のかたまり(チャンク)ごとに捉えていきます。

この感覚は数をこなせば自然と身につきます。

なぜなら、単語ごとに追いかけていると、全く音声についていけないからです。

そもそも英語は日本語と違い、単語ごとに区切って発音することは稀なので、必然的にネイティブのような捉え方ができるようになってきます。

この感覚は、映画や海外ドラマを英語字幕で観た時にも活かせるので、ぜひマスターしてほしいと思います。

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現在地を見失ってもそのまま並走して音声に追いつく

音声にやや比重を置いて読み進めていると、わずかに集中が途切れた時や、ページを切り替えた時などに、現在地を見失うことがありますが、そこでパニックにならずに、そのまま音声への集中をキープしたまま、視線をやや俯瞰に移します。

文章全体をぼんやりと見ながら、聞こえてきた音声からキーとなる単語やフレーズを頼りに、速やかに音声と文字を一致させます。

もし完全に見失ってしまった場合は、一旦再生を停止して、仕切り直しましょう。

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わからない箇所があっても引っかからない

多読を単独で行う時同様、わからない単語や表現はとりあえずスルーして、どんどん進めていきます。

ただ、音声についていくのに必死で、細かいことを気にしている余裕がなくなり、必然的にわからないところで止まる癖が直ります。

この学習方法は、聞こえてきた英語の音声を文字とリンクさせることを主な目的としたトレーニングなので、内容把握に関してはある程度の割り切りが必要です。

やや簡単すぎると感じる作品を選ぶ

多読であればゆっくり考える時間があるので、ある程度難易度の高いものでも、内容の把握に支障がありません。

しかし、この学習法は流れてくる音声に置いていかれないように、必死で文字を追いかけながら進めるため、内容を整理しながら読み進める余裕がありません。

そのため、選ぶ素材の難易度は、少し簡単すぎるかなと思うくらいがちょうどいいです。

音声を聞いた瞬間にその情景が浮かぶくらいでないと、内容がまるで入ってきません。

もちろん、ある程度の負荷は必要なので、あまり退屈になる素材もよくありませんが、無理をせず、まずは児童書などから始めることをお勧めします。

げん丸

過去に読んで内容がわかっている本でもOKブヒよ!

おわりに

Audible×Kindle同時進行で行う多読多聴は最も負荷の高い部類の学習法になりますが、その分学習効果は抜群なので、たとえ1日1章ずつ進めたとしても、毎日継続して行えば、大きな学習効果が期待できます。

負荷が高すぎるようであれば、過去に一度多読した作品のAudible版を購入して、改めて多読多聴同時進行に取り組むのも悪くありません。

もちろん、この学習と並行して、多読のみや多聴のみの学習を別途行なっても問題ありません。

むしろ、多読には多読の、多聴には多聴の良さがあるので、それぞれの利点を活かして、バランスよく学習計画を立ててもらえればと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

AudibleはAmazonが提供するオーディオブックサービスです。

会員登録すると、月額料金(1,500円)のみで対象の作品が何冊でも読み放題です。

Audibleの洋書作品は、通常価格だとだいたい数千円するので、たとえ月に1冊しか読まなくても元が取れます

対象外の作品でも割安価格(30%OFF)で購入できる場合が多いので、月に2〜3冊以上購入する場合は、通常購入するより会員登録して購入する方がお得になる可能性があります。

げん丸

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いつでも退会可能なので、まずはその素晴らしさを体験してもらえればと思います。

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