なぜ留学するなら1年以上の長期留学が良いのか?
留学に行こうと思った時に、まず悩むのは、
短期留学と長期留学どちらが良いのか?
ということだと思います。
どちらも一長一短あり、悩ましい問題ではあります。
結論として、実際にアメリカに3年ほど留学した私からのアドバイスとしては、
留学で人生を変えたいなら、「長期留学一択」
という確信があります。
そこで、今回お話するテーマがこちら、
- 私が長期留学をおすすめする理由
- こんな人は短期留学がおすすめ
それでは、始めていきましょう。
短期留学をおすすめしない理由
なぜ短期留学ではなく長期留学がおすすめなのでしょうか?
私が長期留学を強く推す理由は主に3つあります。
短期留学をおすすめしない理由は3つ
- 留学の真の目的は語学習得にあらず
- 留学で大きく成長するには覚悟が必要
- 短期でも長期でも留学経験は「1回」とカウントされる
くわしく解説していきます。
留学の真の目的は語学習得にあらず
留学で得られる真の効果は、語学習得ではなく、海外生活を通して体験する人間としての成長です。
もちろん、留学と語学習得は切っても切れない関係ですが、それはあくまでもきっかけに過ぎません。
特に今の時代、インターネットの発展により、日本にいながらにして、ネイティブレベルの英語力を身につけることはそこまで難しくありません。
では、そんな便利な時代に、なぜ高いお金をかけてまで留学に行くのか?
ということを、もう一度考えてみてください。
それは、語学力を上げるだけでは得られない、「国際的な感覚」や「人間としての厚み」を身につける必要が自分にはあると、直感的に感じているからではないでしょうか?
つまり、「留学によって人生を変えたい」という強い思いが、あなたのベースにあるのです。
ある人が「まるで新しい人間に生まれ変わったかのような成長」を実感するには、
- 環境をガラリと変える
- 自分の中の劇的な変化や混乱を経験する
- その変化がアイデンティティとして定着する
というプロセスを踏んで、自分のコンフォートゾーンを大きく広げる必要があるのですが、私の体感では、そこまで達するのに、おおよそ1年〜1年半は必要だと考えます
また、語学習得の観点から見ても、ちょうどこの期間にブレークスルーを経験するように思います。
ですので、1年未満の留学だと、
あともう少しいれば大きく化けたのに…
というところで帰国することになるので、非常にもったいないです。
これが、短期留学をおすすめしない一番大きな理由です。

留学で大きく成長するには覚悟が必要
人は覚悟を決めた時に、大きく成長します。
これを留学というテーマに当てはめると、
覚悟を決めないと行けないくらいの期間を設定すべき
ということが言えます。
つまり、あなたの中で「短期」という選択肢がある時点で、すでに逃げ腰になっているということです。
例えば、
留学は初めてだから、とりあえず短期で試してみよう…
長期留学の前に、練習として短期留学に行っておこう…
という理由で短期留学を考えている人もいるかと思いますが、これらはすべて恐怖心から来ています。
しかし、人はこの巨大な恐怖心を乗り越えて、開き直った時に大きな力を発揮します。
なので、この「留学が嫌になっても我慢すればギリギリ耐えられる期間」で留学に行っても、日本に帰ることばかりを考えてしまうようになり、留学生活自体が苦痛になる可能性すらあります。
「何があってもここでやっていくしかないんだ」と思えるくらいの期間を設定することで、はじめて開き直ることができ、覚悟が決まります。

短期でも長期でも留学経験は「1回」とカウントされる
私の経験上、留学は短期でも長期でも、一度海外に出て生活すれば、自分の中で「1回」とカウントされます。
すると、どういうことが起こるかというと、一度帰国してしまうと、
もう、1回行ったから、留学はいいか…
という気持ちになり、当初は長期留学を考えていたとしても、自分の中で留学や海外生活に対する気持ちがかなりトーンダウンします。
一時帰国する場合でも、私のように大学に行く手続きをしてからであれば、まだマシですが、それでも再度渡米する時は結構憂鬱になったのを覚えています。
ですので、長期留学を予定している人は、その前に短期留学を挟まず、一気に行ってしまったほうが結果的に楽ですし、効果も高いです。
また、飛行機代もかかりますので、移動回数は少ないに越したことはありません。
なので、友人の結婚式や身内の不幸といった避けられない事情がない限り、一時帰国もしないことをおすすめします。

正月や夏休みも帰らないほうがいいブヒか…?

うん、どんなに暇でも現地に残ることをおすすめするよ
また、合計の留学期間が同じであっても、短期留学と帰国を繰り返して行うよりも、長期でずっと滞在しているほうが、効果が高いと考えます。

こんな人は短期留学がおすすめ
では、短期留学はどんな人におすすめなのでしょうか?
例外的に、「こんな人なら短期留学がおすすめ」という条件をいくつか紹介したいと思います。
短期留学がおすすめの人のパターン3つ
- バカンスのついでに英語学習をしたい人
- 「留学に行ったことがある」という経験が欲しい人
- 世界各地を転々としたい人
くわしく解説していきます。
バカンスのついでに英語学習をしたい人
大学生や社会人の人が夏休みなどの長期休暇を利用して、
バカンスのついでに英語を勉強するか…
というくらいの温度感であれば、短期留学は非常におすすめです。
バカンスとはいえ、1週間以上滞在するとなると、どうしてもマンネリを感じてくるかと思います。
そこで、
午前中は現地の語学学校に通って、午後はビーチでのんびりしたり、街へ出て観光をする
というスタイルであれば、メリハリを持って一日を過ごすことができ、バカンスがより充実したものになるでしょう。
この場合は、安価で時差も少ないフィリピン留学がおすすめです。
「留学に行ったことがある」という経験が欲しい人
留学に対してそこまで強い思いがなく、ただ単純に人生経験として、
「留学に行ったことがある」と言えるようになりたい…
ということであれば、短期留学でも全然OKだと思います。
留学に行ったことがない人からすれば、短期でも留学は留学なので、そこで得たあなたの経験をシェアすることは十分にできます。
この場合は、先ほどのバカンスと違い、短期留学といえど、それなりの負荷をかけたほうがいいと思うので、
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- オーストラリア
など、英語圏としてある程度本格的な土地を選ぶことをおすすめします。
余暇の過ごし方も、積極的に現地の人と交流したり、文化を感じるような場所を見て回るのがいいでしょう。
世界各地を転々としたい人
一つの土地に腰を据えて生活するのではなく、
一つの街に短期間滞在しながら世界中を巡りたい…
という人は、短期留学がおすすめです。
イメージとしては、1ヶ月〜3ヶ月の滞在を繰り返していく、バックパッカーと短期留学の合わせ技のような感じです。
ただ、この場合は語学習得の優先度はそこまで高くないと思うので、ワーホリで行くほうが目的に合っているかもしれません。
その方が、より「世界中を旅して、一期一会を楽しむ」という感覚を得られるのではないでしょうか。

おわりに

今回は「短期留学はおすすめしない」というスタンスでお話をしましたが、

短期留学じゃ意味ないよ!
と、頑なになってしまい、留学に行くこと自体を諦めてしまうのはもったいないです。
まったく行かないよりは、短期でも留学経験を積んだほうが、その後の人生に良い影響を与えます。
当然、予算の都合や時間的な制約もあるかと思うので、その辺は柔軟に中庸を取りながら、計画を進めてもらえればと思います。
それでもまだ、短期留学にするか長期留学にするか迷っている…
という人は一度、留学のプロである留学エージェントに相談してみることをおすすめします。
私が調べた限りでは、
の2つが、長期・短期留学はもちろん、ワーホリにも対応しており、
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
といった英語圏の国への留学にも強そうなのでおすすめです。
どちらも、無料カウンセリングを実施中なので、まずは気軽に話を聞いてみましょう。
留学は必ずあなたの人生の糧になります。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
