私は20代の頃にアメリカ・カリフォルニア州に留学に行きました。
その経験は間違いなく、私の人生のターニングポイントとも言えるような、大きなインパクトを残しています。
しかしながら、その貴重な時間を振り返ってみると、

もっとこうしておけば良かったんじゃないか…
もっとやれることがあったんじゃないか…
と、後悔の念に駆られることもあります。
そこで今回は、
これから留学を控えている…
留学に来たけど進路に迷っている…
という人に向けて、少しでも参考になればと思い、
- 私がアメリカ留学に行って後悔したこと・思い残したこと
というテーマでお話をしていきたいと思います。
なお、私の留学体験談は、
の記事でも紹介しているので、こちらも併せて読んでいただくと、より理解が深まるかと思います。
それでは、始めていきましょう。
私がアメリカ留学で後悔したこと
私がアメリカ留学で「もっとこうしておけば良かったな」と思うことは5つあります。
留学で後悔したことは5つ
- 日本人とつるみすぎた
- アメリカ人の友達をあまり作れなかった
- 留学前にもっと英語を勉強しておけばよかった
- 留学後のビジョンがなかった
- 帰国しなければよかった
詳しく説明していきます。
日本人とつるみすぎた
私のアメリカ留学での最大の後悔は、日本人とばかり行動を共にしていたということです。
まず、私はアメリカ留学を語学学校からスタートしたのですが、その学校は日本の英会話教室の海外校だったため、日本人の生徒が7割くらいいました。
この時点ですでに選択を誤っている感はありますが、当時の私はまだ情報収集能力が低く、めんどくさがりだったこともあり、あまり後先のことを考えず、とりあえず一番簡単な道を選んでいました。
生徒はほぼ日本人のため、休み時間や放課後は、彼らと日本語で喋っていることが多かったです。
そのことに段々危機感を覚え、意識的に日本人以外の生徒と英語で話をするようになり、少しはマシになりました。
日本人と行動する場合も、なるべく日本人以外の人とも一緒に行動するようにして、日本人同士でも強制的に英語で喋る環境を作りました。
とはいえ、この頃の交友範囲はあくまでも語学学校の生徒たちが中心で、外国人同士でつるんでいるということには変わりありませんでした。
もし今、あの頃の自分に戻れたなら、居心地の良い関係からは距離を取り、もっと外部の人たちと交流をするようにしていたでしょう。
しかし、当時の私はその居心地の良さには抗えず、大学の入学を機に、同い年の日本人の男友達二人でアパートを借り、ルームシェアを始めました。
お互い気心も知れており、日本人同士ということもあって、生活面でストレスやすれ違いを感じることはありませんでした。
例えば、
- 室内は土足禁止
- トイレや水回りの使い方が綺麗
- 友達を連れ込んで毎晩のようにパーティしない
といったことは、毎日快適に共同生活をする上では、非常に重要な要素だといえます。
しかしながら、この快適さを諦めてでも、アメリカ人と一緒に住むべきだったと、今では強く思います。
ですので、
これから留学をする予定がある…
という人は、この「快適さ」という誘惑に負けないようにしてください。
しかも、自分の中で「快適ではない」と感じていることでも、2ヶ月もすれば、大概のものはそれがスタンダードになります。
「誰と過ごすか」というのは、留学生活での成果に大きな影響を与えます。
なので、できる限り現地の日本人とは行動しないようにしましょう。
可能であれば、最初から日本人がほとんどいない地域や学校に行くのが理想です。
アメリカ人の友達をあまり作れなかった
前述の通り、1日の半分は日本人と過ごしていたこともあり、なかなか現地のアメリカ人の友達を作ることができませんでした。
大学に入ってからは、同じ授業を受けているアメリカ人の生徒と雑談をしたり、課題でパートナーを組むことはありましたが、そこから友人関係に発展することはありませんでした。
今思えば、お互いに遠慮があったように感じます。
相手も東洋の国からから来た留学生とどのように接して良いかわからなかったかもしれないし、私も自分が外国人ということで妙な遠慮がありました。
しかし、この遠慮は本当に不要です。
逆に、「自分は外国人だ」と良い意味で開き直って、ガンガン話しかけていかないと、向こうから話しかけてくることは滅多にないので、いつまで経っても彼らに取っては得体の知れない留学生のままです。
ただ、これは個人差が大きいと思います。
周りの留学生を見てみると、女性は比較的すぐに友達ができているようで、男性でも「超陽キャ」の人や、一芸に秀でた人は、割と人の輪ができていたように思います。
私は、元々日本でも人の輪の中に入っていくのが得意な方ではなかったので、特に苦労したのだと思います。
しかし、そんな私でも、もしアメリカ人と一緒に住んでいれば、そこから自然と交友関係が広がっていったのではないかと思います。
やはり、関係が深くなりやすいのは、学校で定期的に会う人ではなく、毎日同じ空間で寝食を共にする人たちです。
ですので、
これから留学先での住処を探している…
という人は、できる限り現地の人と一緒に住む道を模索することをお勧めします。
それなりにリスクは高いですが、いざとなれば引っ越しをすれば良いだけなので、勇気を持って現地のルームメイトを探してもらえればと思います。

いきなり現地で外国人と一緒に住むのは不安…
という人は、留学前にまずは日本のシェアハウスで外国人と一緒に暮らす体験をして、耐性をつけておくのも有効です。
そんな人にうってつけなのが、全国の外国人と住めるシェアハウスの紹介をしているオークハウスというサービスです。
国内最大級のシェアハウス取扱業者で、ハウス内で英語レッスンも開催している物件もあるそうなので、興味のある人は一度覗いてみてはいかがでしょうか?
留学前にもっと英語を勉強しておけばよかった
私は、帰国子女でもなく、インターナショナルスクールに通ってもいない、日本生まれ日本育ちの普通の少年で、始めて英語に触れたのも中学から学校の授業です。
あまり勉強熱心な方ではありませんでしたが、5教科のうち、なぜか英語だけは特に苦労することなく割と良い点数が取れていました。
そのため、高校2年の時、当時の英語の先生から、「君、英語得意だから、今度英検を受けてみたらどう?」と薦められたので、放課後にその先生の英検対策の課外授業を受けるようになり、英検準二級に合格することができました。
それをきっかけに英語への興味が強くなり、高校卒業後に英会話教室に通うようになりました。
しかし、当時行っていた英語の勉強は、週一回の英会話教室でのレッスンと申し訳程度に出る宿題をこなすのみで、自主的に行っている勉強はほぼありませんでした。
これは、英語を本気でマスターしたい人にとっては明らかにボリューム不足ですが、当時の私は英会話教室に通っていることで満足してしまっていました。
それでも、周りの人よりは少し英語が話せたので、全く英語を話せない人からしたら「英語を喋れる人」であり、「ペラペラ」認定をされてチヤホヤされるので、完全に勘違いをしていました。
そんな状態のまま、いきなりアメリカに留学に行ったので、当初は全く自分の英語が通じず、相手の言っていることもほとんど理解できませんでした。
この時、日本の英会話教室の英語とリアルな英語環境の難易度の差に愕然とし、己の準備不足を痛感しました。
その後は、なんとか食らいつきながら、どうにかして生き延びましたが、留学前にもっと身を入れて勉強をしていれば、さらに留学生活を楽しめていたことでしょう。
なので、
留学準備といえば、オンライン英会話くらいしかやっていない…
という人は、それだと全然足りないので、日本にいるうちに、

ちょっとキツすぎるな…
と思うくらいやってみてください。
留学が始まったら、その3倍キツくなります。
今、私が留学準備をするとしたら、
- 多読:1時間
- 多聴:1時間
- 精読・精聴:30分
- スピーキング:30分
くらいは、毎日のタスクとして行うと思います。
これでやっと最低限といった水準なので、時間とエネルギーに余裕がある人は、さらに学習量を増やしても良いと思います。
これを半年〜1年続けることができれば、だいぶ英語力がついているはずなので、ある程度自信を持って留学に臨めるはずです。
なお、留学準備として英会話レッスンを受ける場合は、実地を想定して、とにかくフリートークで数をこなしていくことをお勧めします。

留学後のビジョンがなかった
私は突発的に、

留学に行こう!
と思いついて、行動しただけだったため、
- なぜ留学に行くのか
- 留学で何を得たいのか
- 留学後はどうするのか
という、はっきりとした目的やその後のビジョンがないまま渡米しました。
もちろん、心の声に従って直感的に行動するのは良いことなのですが、「こうする」と決めた後は、やはり論理的なプランや向かう方向を定めるという工程が必要です。
留学先の学校も、

まあ、とりあえず語学学校に行っておくか
という安易な選択でしたし、その後に行くことになる大学も、「もうちょっとアメリカで勉強したいから」という理由だったので、すべてが後手後手になってしまっていました。
なので、
留学に行くことは決まっているが、具体的なプランがない…
という人は、今の段階ではなかなか具体的な進路は見えてこないかとは思いますが、それでも2〜3年くらいのスパンで方向性のイメージがなんとなくできてから留学に行くことをお勧めします。
そのための情報収集はある程度時間をかけて行っても良いと思います。
帰国しなければよかった
私はコミュニティカレッジでのグラフィックデザイン課程終了後、本当は現地で仕事を見つけたいと思っていましたが、なかなか言語の壁は高く、思ったような成果が得られませんでした。
当時の私は、まだ変なプライドが残っており、

デザイナーとして就職できないなら、ここにいても意味ないな
と考え、「とりあえず日本に帰って、再チャレンジする」という道を選びました。
しかし、一旦日本に帰ってしまうと、そこからアメリカの会社に就職活動をするのは、とても現実的ではありませんでした。
「とりあえず仕事はしなければ」と、日本のデザイン会社に就職してからは、さらにその思いが消えていき、ついにはその夢についてさえ思い出さなくなっていました。
今思えば、とりあえず寿司屋のバイトでもなんでも良いので、「とにかく現地に残る」という選択をすべきだったと後悔しています。
その土地にさえいれば、チャンスはいつかまた巡ってきます。
しかし、一旦その場所から離れてしまうと、自分の中での現実感が0になるので、相当な情熱がない限り、そこから再チャレンジする確率はかなり下がります。
なので、
留学を終えて、この後どうするか迷っている…
という人は、少しでも「そこに残りたい」という思いがあるうちは、いろんなプライドをかなぐり捨てて、とにかくそこに留まることを優先してください。
帰国したことで後悔することはあっても、そこに残ったことで後悔することはないと思います。

おわりに

今回は、「留学での後悔」をテーマにお話をしましたが、究極的には「起こること全てに意味がある」と信じているので、今の自分のベストを尽くすということには変わりがありません。
「あの時こうしておけばよかった」ということを挙げるとキリがないので、起こったことは起こったこととして記憶に留めておき、それについて執着しないことが肝要です。
しかし、「これから留学をする」という人は、ぜひ私の失敗体験を参考にしていただき、あなたにとって最善の選択の手助けになれればと思っています。
ただ、そうは言っても、初めて留学に行く人にとっては、なかなか現地での状況を把握することは難しいと思います。
そこで頼りになるのが、留学のプロである、
留学エージェントです。
彼らに相談をすることで、あなたの中にあるぼんやりとした「こうしたい」という思いを、具体的なプランに落とし込んでくれます。
そのため、
あなたの留学は留学エージェント選びから始まっている
と言っても過言ではありません。
今では、格安で充実したサービスが増えてきたので、昔より留学のハードルはだいぶ下がっています。
もし今、私が留学に行くとしたら、スマ留か夢カナ留学のどちらかにお願いするかと思います。
こちらのサービスは、顧客満足度も高く、費用面・サービス面ともに問題ありません。あなたの留学を手厚くサポートしてくれそうです。
どちらも無料カウンセリング実施中なので、
まだ留学するかどうかもわからない…
という人でも、ぜひ一度お話を聞いてみて、あなたの純粋な思いを打ち明けてみてください。
何か道が拓けるきっかけになるかもしれません。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
