仕事を辞めてまで留学して、後悔しないだろうか…
留学した後に、ちゃんと働けるだろうか…
すでに生活基盤ができている社会人が留学を考えた時、
- キャリアの中断
- 帰国後の仕事
など、学生時代にはなかった後悔の要素が増えます。
では、実際に社会人になってから留学した人は、どんなことに後悔したのでしょうか?
今回改めて、社会人になってから留学した経験者の声を知って感じたのは、「行かなければよかった」という後悔よりも、
- 英語をもっと勉強しておけばよかった
- 資金をもっと準備しておけばよかった
- 帰国後のことまで考えておけばよかった
など、「もっとこうしておけばよかった」という後悔が多かったことです。
そこで今回は、「社会人留学でありがちな5つの後悔」について語りたいと思います。

この記事を書いた人
- 英語学習歴20年以上
- 3年間のアメリカ留学を経験
- ネイティブと英語Podcastを配信
社会人留学でありがちな5つの後悔とは
ここでは、私が経験者の声を調べた結果から厳選して、社会人留学経験者に見られる5つの後悔を紹介します。
英語が思ったほど通じず、伸びるまでに時間がかかった
留学経験者から多く聞かれるのはやはり、英語のハードルの高さです。
えいじ留学前に想像していた以上に英語で苦労した…
という声はよく聞かれます。
例えば、TOEIC500点前後でカナダに渡った人は、語学学校の授業だけでなく、日常生活でも困ることが続いたと振り返っています。
せめて文法の知識があれば…
単語をもっと知っていれば…
と思う場面が何度もあったそうです。
では、TOEFLやIELTSなどで一定のスコアを取ってから行けば安心なのかというと、そうとも限りません。
試験で必要なスコアを取ってイギリスへ渡った人も、留学直後は英語がうまく通じないことがあったと語っています。
試験に受かるための英語と、実際の生活のなかで使う英語は同じではありません。
ここで注目したいのは、「英語が伸びなかったから留学を後悔した」というより、
「日本にいるうちに、もっと準備しておけばよかった」
という、準備不足に対する後悔です。
実際に私も、20代の頃にアメリカ留学をしましたが、行ったばかりの頃は、自分が思っている英語のレベルと実際に現地で通用するレベルのギャップに苦しめられました。
日本にいる頃も、ネイティブ講師のレッスンを毎週受けていたので、生の英語には慣れていたはずです。
しかし、やはり日本人生徒に最適化された英語と、現地の人たち同士で使う英語は、全くの別物でした。
えいじ「留学すれば、何もしなくても英語がペラペラになる」というのは幻想。そのマインドは手放そう

留学経験が帰国後の転職で評価されなかった
社会人留学で気になるのが、その経験が帰国後のキャリアでどう評価されるかです。
えいじ留学で海外経験を積めば、転職でも有利になるのではないか
そう考えて留学する人もいるでしょう。
しかし、留学したという事実そのものが、必ずしも転職市場で高く評価されるわけではありません。
自分の周囲を振り返り、大学院へ留学した人にはキャリアアップや転職につながった人が多かった一方、語学学校やコミュニティカレッジへの留学では、必ずしも満足する仕事につながっていなかった
と語っている人もいます。
これは一個人の主観なので、「大学院なら成功する」「語学留学なら評価されない」と、一概に言うことはできません。
ただ、社会人留学生を多く見てきたという別の人も、
数ヶ月から1年程度の留学だけで、英語未経験の状態からビジネスで自由に使えるレベルになるわけではないことを企業側も知っている
と指摘しています。
ここで重要なのは、留学の種類によって得られるものが違うことです。
大学院や専門留学なら、英語に加えて専門知識や学位を得ることができます。
一方、語学留学の場合は、留学した事実だけでは「何ができるようになったのか」が伝わりにくい。
つまり、「留学していました」だけでは、評価になりにくいということです。
しかし、私の場合は、幸いなことに、留学したことが就職につながりました。
当時の社長は、単純な英語能力の高さだけでなく、実際に英語を使って海外で生活をした実用性も重視していました。
これは、私も同感で、日本でいくら英語の勉強をがんばっても、実際に現地で生活する経験には勝てないからです。
なので、個人的には留学経験があるだけでも評価に値すると思っています。
ただ、留学の経験を就職に活かすには、最低でも2年は行きたいところです。

キャリアの空白期間として扱われた
先ほどの項目は、「留学がプラス評価にならなかった」という話でしたが、こちらはさらに、留学していた期間そのものがマイナスとして見られるケースです。
社会人留学生を多く見てきたという人は、
日本で就労していなかった期間が、帰国後の転職活動でネガティブに評価されることがある
と語っています。
本人にとって留学は大きな挑戦だったとしても、履歴書の上では「日本で働いていなかった期間」として残ります。
ただ、この感覚は少し古く、今の時代の感覚とはマッチしないと感じます。
今は、昔ほど勤続年数や転職回数の重要度は高くありません。
それよりも、その期間に何をしてきたか、何を学んできたか、が非常に重要になります。
なので、その期間、留学をしていたからといって、遊び呆けていては、何もしていないのと同じことになります。

資金が足りず、やりたいことを諦めた
社会人留学で現実的な問題になるのがお金です。
学費や航空券だけでなく、
- 家賃
- 食費
- 保険
- 交通費
- ビザ関連費用
- 現地で仕事が見つかるまでの生活費
など、実際に海外で生活を始めるとさまざまな費用が発生します。
カナダへ渡ったある人は、学校代や渡航費、最初の滞在費だけで約300万円かかったそうです。
さらに、現地で働けるようになるまでの生活費まで含めると、最低でも400万円ほど必要だったと振り返っています。
これは、その人がカナダで現地就労にたどり着くまでを想定した金額です。
必要な金額は、国や都市、期間、学校、滞在方法によって大きく変わります。
海外に行くと、国内にいる時よりも、想定外の出費が増えるので、予算は想定よりも多めに見積もる必要があります。
28歳でイギリスへ渡った人は、留学計画と資金計画を立てる前に会社を辞めてしまったことを後悔として挙げています。
退職してから具体的に計算すると、手持ちの資金では予定していた期間を滞在できないことがわかり、計画を変更することになりました。
最終的には、足りない期間の費用を家族に援助してもらったそうです。
また、34歳からイギリスへ留学した人も、1年目に資金が足りなくなり、アパートを退去して民泊や学生寮へ移ったと語っています。
どちらも、留学そのものができなくなったわけではありません。
ただ、お金が足りなくなったことで、当初考えていた選択肢を削ることになりました。
特に、海外では学生ビザでのアルバイトは禁止されていることが多いので、一度海外に出てしまうと、新たな収入源を確保するのが難しくなります。
私も、結構ギリギリで生活していたので、
えいじもっと資金に余裕があれば、もっと楽しめたのにな…
と思うことは、正直ありました。

まわりが年下ばかりで馴染みにくかった
社会人留学ならではの問題として、年齢差を挙げる人もいます。
30代でロンドンの語学学校に2ヶ月通った人は、日本人の生徒の多くが大学を休学してきた20歳前後の学生で、年齢のギャップから居心地の悪さを感じたと語っています。
その人は最終的に、同じ授業を受けていた他の国の生徒と親しくなったそうです。
また、時期によっても多少の偏りがあり、春休み・夏休みは学生が増え、10〜12月は社会人が増える傾向にあります。
なので、気になる人は入学時期も考慮するといいかもしれません。
しかし、留学生活は学校だけではありません。
特に、知り合いのいない海外では、どんどん街へ出たり、イベントに参加したりと、プロアクティブなマインドが重要になります。
日本人同士でつるまず、積極的に現地の人と友達になりましょう。

まとめ

正直、社会人になってからの留学は、学生時代にくらべて後悔する確率が上がります。
すでに時間的なハンデを背負っている分、プレッシャーも大きく、難易度も高くなるでしょう。
なので、明確な目的がないまま行ったり、留学を現実逃避の言い訳に使うと、後悔する率がさらに高くなります。
ただ、留学を決めるのは必ずしも、理論や計算だけではありません。
むしろ、「理由は説明できないけど、ここで行かなかったら一生後悔する」という、ハートからの声に従って決めるものだと思っています。
少なくとも、私はそのように決めて、留学に行ったことを後悔したことはありません。
そして、留学に行くと決めたなら、後悔しないよう、毎日を精一杯楽しんで過ごしてほしいと思います。
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それではまた、次の記事でお会いしましょう。


