感情を波動のガイダンスシステムとして使う方法とは?
これまで引き寄せの法則を実践してきた人であれば、
- ワクワク感
- 安心感
- 楽しい
といったポジティブな感情を感じている時は、波動が高い状態だということは、なんとなく知識として入っているかと思います。
しかし、我々の感情は、波動の高い・低いだけにとどまらず、さらに詳細な情報を読み取ることができる「波動のガイダンスシステム」としての機能が備わっています。
の記事でも、詳しく解説していますが、この章では、感情の状態をさらに細かくカテゴライズした「22段階の感情スケール」として紹介されています。
そこで、今回は、
22段階の感情スケールから読み解く波動の状態
について、解説していきたいと思います。
それでは、始めていきましょう。
『エイブラハム』シリーズ記事一覧
- 【まとめ】エイブラハムの教え完全要約
- 【第1章】あなたはソースと繋がっている
- 【第2章】あなたの願いはすでに届いている
- 【第3章】あなたが現実を創っている
- 【第4章・前編】願いがまだ叶わない理由とは?
- 【第4章・後編】願いを叶えるために意識する3つのこと
- 【第5章】引き寄せの鍵となる3つの基本原則
- 【第6章・前編】引き寄せの法則とは?
- 【第6章・後編】あなたは波動の召喚士
- 【第7章・前編】あなたの自由意志はどこにあるのか?
- 【第7章・後編】「受け入れる」「抵抗する」とは?
- 【第8章】あなたは波動のアンテナ
- 【第9章】感情に隠された3つの指標とは?
- 【第10章】願望実現の3ステップと「受け取りモード」に入る方法
- 【第11章】引き寄せは訓練すれば上手くなる
- 【第12章】引き寄せは「機嫌」が9割
- 【第13章】虚無感は宇宙からの重要なサイン
- 【第14章】引き寄せが失敗する3つの原因
- 【第21章】17秒・68秒の法則
- 【第22章・前編】22段階の感情スケール
- 【第22章・後編】何も望まない生き方は正しいのか?
「引き寄せの法則」の全て
が詰まっている一冊

Ask and It Is Given
Learning to Manifest Your Desires
英語の難易度:
- エイブラハムからのメッセージ部分は、チャネリングを通してアウトプットしたものを忠実に再現しているため、文法的に正しくない文章や、英語的に不自然な表現が使用されている場合があります。
ページ数:352ページ
著者:Esther Hicks, Jerry Hicks
発売日:2004年10月1日
日本語訳版はこちら

22段階の感情スケール

22段階の感情スケールからわかるのは、あなたのアラインメントレベルです。
げん丸アラインメントって何?
という人もいるかと思うので、まずは「アラインメント」について説明していきます。
アラインメントとは?
アラインメントはなかなか掴みどころのない概念で、一言で表現するのが難しいのですが、いくつかのイメージを挙げると、
- あなたがWell-Beingを受け入れている状態
- 本来のあなたでいる状態
- あなたの魂の意図とあなたの行動が一致している状態
といった感じになります。
いずれも、あなたの中に「抵抗」が無い状態です。

エイブラハムは、あなたが完璧なアラインメントの状態にいるとき、次のような感覚を知っている状態になるということです。
- You are free
あなたは自由である - You are powerful
あなたは力強い - You are good
あなたは大丈夫 - You are love
あなたは愛である - You have value
あなたには価値がある - You have purpose
あなたには存在する理由がある - All is well
すべてうまくいっている
22段階の感情のスケールは、あなたがこれらの感覚に対して、どれほど離れているか(抵抗を感じているか)ということを示しています。
の記事でも説明しましたが、この指標は車のガソリンメーターのような、心の燃料の残量を知らせるゲージでもあります。
心の燃料が満タンであれば、完璧にアラインメントしている状態で、何の心配もなく快適に人生を走行している状態です。
しかし、エンプティランプが点滅すると、ガス欠になり、機能停止(うつ状態・心が折れた状態)を起こします。
At any time that you are thinking thoughts that cause you to know your true nature, you are in alignment with who you really are, for this is the state of absolute alignment. And the way those thoughts feel is the ultimate emotion of connection.
Ask and It Is Given, P114
22段階の感情スケール
それでは、本題である「22段階の感情スケール」を見ていきましょう。
- Joy – 喜び
Knowledge – 知っているということ(=明瞭・気付き・目覚め)
Empowerment – 自信・活力
Freedom – 自由
Love – 愛
Appreciation – 感謝 - Passion – 情熱
- Enthusiasm – 意欲
Eagerness – 熱心
Happiness – 幸福 - Positive Expectation – 前向きな期待
Belief – 信念 - Optimism – 楽観
- Hopefulness – 有望
- Contentment – 充足
- Boredom – 退屈
- Pessimism – 悲観
- Frustration – 欲求不満
Irritation – 苛立ち
Impatience – 焦り - “Overwhelment” – 圧倒感
(エイブラハム特有の表現。Overwhelmingは形容詞のため、他の単語と合わせて、よりプレーンな印象を与えるために作った造語) - Disappointment – 失望
- Doubt – 疑念
- Worry – 心配
- Blame – 非難
- Discouragement – 落胆
- Anger – 怒り
- Revenge – 復讐
- Hatred – 憎悪
Rage – 激怒 - Jealousy – 嫉妬
- Insecurity – 不安
Guilt – 罪悪感
Unworthiness – 無価値 - Fear – 恐れ
Grief – 悲しみ
Depression – うつ・意気消沈
Despair – 絶望
Powerlessness – 無力感
人によって、一つの単語から受ける印象の度合いは様々なので、必ずしも全てを正確に表しているわけではありませんが、ある一定の基準にはなっているかと思います。
ここで重要なのは言葉そのものではなく、今感じている感情の状態を把握し、そこから少しでも良い状態の感情になろうという姿勢です。
The thing that matters most is that you consciously reach for a feeling that is improved. The word for the feeling is not important.
Ask and It Is Given, P115
感情スケールの正しい捉え方
それでは、実際にこの22段階の感情スケールを使って、どのように波動の状態を改善していくかという例を紹介します。
例えば、17番の「Anger(怒り)」ですが、一般的には怒りの感情は望ましくないとされています。
しかし、現在22番の「うつ」や「無気力」といったどん底の状態にいる人にとっては、怒りを感じるということは、今までいた状態からは大きく前進しているので、快方に向かっているということが言えます。
なぜなら、このような人が怒りを感じている間は、それよりもひどい「絶望感」や「悲しみ」といった感情からは解放されるからです。
人は本当に落ち込んでしまっている時、他人から怒りを覚えるようなことを言われても、何も感じなくなります。
ですので、怒りを感じたということは、怒れるだけのエネルギーが自分の中で回復したという証拠でもあります。
しかし、怒りや苛立ちはエネルギーを外側に向けて発する感情のため、周りの人からは、一見悪化したように見えます。
逆に、うつや無気力といった感情は、内側に向かうエネルギーなので、周りの人からは、症状がマシになったように見えますが、実は悪化しています。
事実、あなたが怒りを感じている時は、強い不安や恐怖を感じている時に比べ、呼吸がしやすくなったり、パニック発作や恐怖症などの症状が軽くなっていることに気がつくかと思います。
このように、今感じている感情そのものを「良い・悪い」で判断するのではなく、今までいた場所から「前進したのか・後退したのか」という比較で判断します。
Now, here is the crucial step in effectively utilizing your Emotional Guidance System: Stop, and consciously acknowledge that your chosen thought of anger does feel better than the suffocating depression that it replaced.
Ask and It Is Given, P116
一歩前進することの大切さ
今回は、「22段階の感情スケール」という具体的な表現で感情の状態を表していますが、その表現自体にはそこまでこだわる必要はありません。
究極的には、感情は「良い感情」と「悪い感情」の2種類しかありません。
そして、この感情のスケールは、1番の「喜び・愛・自由」といった最高の状態をMAXとし、そこから徐々に下がっていき、最終的には「うつ・無力感・絶望感」といったどん底の状態に行き着くというグラデーションになっています。
なので、もし今の自分の感情に当てはまる表現が見つからなかったとしても、
げん丸この中のどの状態がレベル的に近いかな?
という探し方をします。
そして、そこから1番の状態を目指していくのですが、22番にいる人がいきなり1番にいくことはあり得ません。
逆に、プレッシャーとなり、症状が悪化する可能性すらあります。
なので、まずはその状態から少しでも上の状態に辿り着いたら良しとします。
例えば、今「絶望感」や「無力感」に打ちひしがれている人は、「嫉妬」または「激怒・憎悪」といった強い怒りの感情が出てきても、それを無理に抑えようとしたり、そのことについて罪悪感を感じないようにしてください。
むしろ、
えいじお、自分は怒れるようになったのか
と、前進した自分を認めてあげてください。
その怒りをそのまま受け入れて、観察していると、やがて「苛立ち・焦り」といったところまで落ち着いてきます。
そして、最後はその感情にも飽きてきて、8番の「退屈」まで持っていくことができます。
えいじま、考えても仕方ないな。何とかなるでしょ
という、6番の「有望」や、5番の「楽観」といった、「良い感情」のゾーンに入っていくので、かなり身動きが取れるようになってきます。
逆に、悲観的な感情が、いつしか「失望感」になり、「怒り」なっていくと、どんどん悪い感情の方向に落ちていっているということになります。
このように、同じ「怒り」でも、前後の感情スケールの流れによって、捉え方が全く変わってきます。
There are many words that are used to describe emotions, but there are really only two emotions: One feels good, and one feels bad. And every incremental place along the emotional scale only indicates degrees of the allowance of the powerful, pure, positive Source Energy.
Ask and It Is Given, P117
まとめ

今回の要点をまとめると、
- 感情スケール = アラインメントレベル
- アラインメントとは…
- あなたがWell-Beingを受け入れている状態
- 本来のあなたでいる状態
- あなたの魂の意図とあなたの行動が一致している状態
- 今の感情レベルを把握し、そこから少しでも良くなろうという姿勢が大事
- 感情の表現自体はそれほど重要ではない
- 「前進したのか・後退したのか」という比較で判断する
- 感情そのものを「良い・悪い」で判断しない
- 究極的には、感情は「良い感情」と「悪い感情」の2種類しかない
- 言葉を難しく考えすぎない
- まずは今の状態から少しでも上の状態になれたら良しとする
- どん底からいきなり最高の状態になるのは無理がある
となります。
あなたの感情の状態 = あなたの引き寄せの起点
なので、今回紹介した「22段階の感情スケール」は、現在の「あなたの引き寄せレベル」と連動しています。
つまり、今の状態から一歩前進することによって、あなたの中を流れるWell-Beingの流量が増え、引き寄せやシンクロニシティが起こりやすくなります。
そのため、日頃から自分の機嫌や態度に注目し、「良い気分」のゾーンである7番の「充足」以上をキープしたいところです。
ただ、現在それ以下の「悪い気分」のゾーンにいるとしても、落ち込む必要はありません。
人生には、良い時もあれば、悪い時もありますし、現実創造のプロセスにおいて、願いが叶う前に一旦落ちる時期が必ずあります。
重要なのは、「いかなる時も、いかにベストを尽くして、意図的に良い気分を感じるか」ということです。
結局は、この意識の積み重ねによって、望む現実がいつのまにか引き寄せられるのだと思います。
Key Point|学びのひとこと
- 22段階の感情スケールを使って、自分の感情を客観視しよう。
次回は、「願望を持つことは良いことなのか?」というテーマについて、深掘りしていきたいと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

『エイブラハム』シリーズ記事一覧
- 【まとめ】エイブラハムの教え完全要約
- 【第1章】あなたはソースと繋がっている
- 【第2章】あなたの願いはすでに届いている
- 【第3章】あなたが現実を創っている
- 【第4章・前編】願いがまだ叶わない理由とは?
- 【第4章・後編】願いを叶えるために意識する3つのこと
- 【第5章】引き寄せの鍵となる3つの基本原則
- 【第6章・前編】引き寄せの法則とは?
- 【第6章・後編】あなたは波動の召喚士
- 【第7章・前編】あなたの自由意志はどこにあるのか?
- 【第7章・後編】「受け入れる」「抵抗する」とは?
- 【第8章】あなたは波動のアンテナ
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- 【第22章・前編】22段階の感情スケール
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引き寄せを超えるメソッド
トランサーフィン実践メソッド
一発でオーダー完了—究極の引き寄せメソッド
現実創造に本気で取り組みたい…
という人へ
現実創造は、
魂からアプローチする
現実創造はコツさえ掴めば、ある程度自分の人生をコントロールすることができます。
しかし、
望む未来を意図すれば、
その現実がやってくる…
と、単純に言えない事情があります。
それは、我々の魂はそれぞれ、生まれてくる時に色々な「設定」をして、この地に降りてくるからです。
現実創造には、
- カルマ
- 過去世・前世
- 宿命・運命
- 使命・ミッション
- ツインレイプログラム
といった、さまざまな条件が絡み合っており、特に宇宙由来の魂を持つスターシードやライトワーカーの人たちは、説明できない生きづらさや物質世界に対する違和感を感じています。
そのような人たちは、魂レベルでのブロックが何層にも重なっている可能性があるので、自分の魂のルーツを知るということが非常に有効になります。
私は以前、人生に行き詰まった時、ココナラというプラットフォームで鑑定を受けてから、急に道が開けるような体験をしました。
- 現実を変えようと行動すると、ひどい揺り戻しに遭う
- 逆らえない大きな力の流れを感じる
- 何かに強力に導かれているような気がする
- あり得ないシンクロニシティが頻発する
といった自覚がある方は、こちらの記事を読んでいただくと、状況を打開するきっかけになるかもしれません。
— 私が自分の魂のルーツを知った方法 —

