引き寄せは訓練すれば誰でも上手くなれるのか?
前回の記事、
では、
- 現実創造のプロセスは3ステップ
- 願う
- 宇宙が応える
- 結果を受け取る(受け入れる)
- 「受け取りモード」に入るための3つのポイント
- すべての願いは「〜を望んでいる」と「〜は避けたい」の表裏一体
- 現在の状況(不足の状態)ではなく、願望そのものに意識を向ける
- 「Well-Being(ウェルビーイング)」を受け入れる(抵抗しない)
というお話をしました。
このように、引き寄せにはある程度の技術やコツが必要になってきます。
しかし、それは言い方を変えると、引き寄せは訓練次第で、誰でも上手くなれるということです。
そこで、今回は、
引き寄せは訓練すれば上手くなる理由
について、深掘りしていきたいと思います。
それでは、始めていきましょう。
『エイブラハム』シリーズ記事一覧
- 【まとめ】エイブラハムの教え完全要約
- 【第1章】あなたはソースと繋がっている
- 【第2章】あなたの願いはすでに届いている
- 【第3章】あなたが現実を創っている
- 【第4章・前編】願いがまだ叶わない理由とは?
- 【第4章・後編】願いを叶えるために意識する3つのこと
- 【第5章】引き寄せの鍵となる3つの基本原則
- 【第6章・前編】引き寄せの法則とは?
- 【第6章・後編】あなたは波動の召喚士
- 【第7章・前編】あなたの自由意志はどこにあるのか?
- 【第7章・後編】「受け入れる」「抵抗する」とは?
- 【第8章】あなたは波動のアンテナ
- 【第9章】感情に隠された3つの指標とは?
- 【第10章】願望実現の3ステップと「受け取りモード」に入る方法
- 【第11章】引き寄せは訓練すれば上手くなる
- 【第12章】引き寄せは「機嫌」が9割
- 【第13章】虚無感は宇宙からの重要なサイン
- 【第14章】引き寄せが失敗する3つの原因
- 【第21章】17秒・68秒の法則
- 【第22章・前編】22段階の感情スケール
- 【第22章・後編】何も望まない生き方は正しいのか?
「引き寄せの法則」の全て
が詰まっている一冊

Ask and It Is Given
Learning to Manifest Your Desires
英語の難易度:
- エイブラハムからのメッセージ部分は、チャネリングを通してアウトプットしたものを忠実に再現しているため、文法的に正しくない文章や、英語的に不自然な表現が使用されている場合があります。
ページ数:352ページ
著者:Esther Hicks, Jerry Hicks
発売日:2004年10月1日
日本語訳版はこちら

現実創造の鍵となる2つのファクター
まず、「引き寄せが上手い」というのは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか?
それは、「意図的な創造ができるようになる」ということであり、すなわち、いかに創造エネルギーをコントロールできるかというのが、引き寄せの上手さの定義です。
創造エネルギーをコントロールする上で重要になる2つのファクターがあります。
現実創造の2つのキーファクター
- 創造エネルギーの強度と速度
- あなたの願いに対しての「受容」と「抵抗」のレベル
この2つの要素を意識して、現実創造に取り組んでいくことが鍵となります。
詳しく解説していきます。
創造エネルギーの強度と速度
あなたは物理的世界における現実創造の最終実行者(波動の召喚士)として、このエネルギーを最終的な物質的経験というフォーマットに落とし込んで、具現化するのですが、その際の材料となるのがこのソースからの創造エネルギーです。
あなたの引き寄せのレベルが上がるほど、ソースエネルギーの扱い方も上手くなります。
そのエネルギーの総量は、強度と速度という2つの要素で決まります。
げん丸じゃあ、そのエネルギーの強度と速度は何で決まるの?
ということですが、それは、
エネルギーの強度 = あなたがそのことについて考えていた時間の長さ
エネルギーの速度 = あなたの望みの具体性
という要素で決まります。
したがって、あなたがある願望について長く考えるほど、その強度は高まり、コントラストを通して、その願いについて具体性が高まると、速度が増していくということになります。
しかし、この二つの要素は完全に切り分けられるものではなく、引き寄せの精度はあくまでもこの二つの要素を掛け合わせたエネルギーの総量で決まります。
あなたの願いに対しての「受容」と「抵抗」のレベル
引き寄せの最終的な精度は、創造エネルギーの強度と速度に加え、あなたの願いに対する意識レベルが影響してきます。
引き寄せ力 = 創造エネルギー(強度 × 速度) × あなたの意識レベル
あなたの意識が、その願いを受け入れている場合、掛け値はプラスになります。
しかし、あなたの意識ががその願いに抵抗している場合は、掛け値がマイナスになるので、逆引き寄せが起こります。
あなたがあることについて、長い期間、具体性を持ってイメージすると、その創造エネルギーのパワーは膨れ上がりますが、あなたが抵抗を感じていると、そのパワーの値がそのままマイナスの方向に転じます。
ですので、このエネルギーが高まるほど、波動のガイダンスシステムとしてのあなたの感情に注視する必要があります。
この創造エネルギーの強度または速度が、あるレベルまで達すると、あなたがその望みに対して、「受容」と「抵抗」のどちらの感情をより強く感じているかというのが顕著になり、判断が容易になります。

As you focus Creative Energy, there are two factors to consider: first, the intensity and speed of the energy; and second, your level of allowing or resisting it.
Ask and It Is Given, P53
思考はコントロールするのではなく、ガイドする
創造エネルギーをコントロールするためには、思考の挙動を制することが鍵となります。
しかし、様々な情報で溢れている今の世の中で、次々に生まれる思考をコントロールすることは、もはや不可能です。
一つ一つの思考をコントロールするよりも、目の前のことに集中できる環境を整えることによって、意識の向け先を管理し、思考を望む方向に導く、ガイドしていくというアプローチが建設的です。
もっと簡単にいうと、自分が「良い気分」でいられる環境を意図的に選んでいくということです。
なぜなら、思考は今感じていることの影響をもろに受けるからです。
つまり、今良い気分でいれば、あなたの願いの周波数とマッチした思考が生まれやすくなり、結果的に引き寄せが上手くいくという仕組みです。
We are not encouraging you to make an effort to control your thoughts, but instead, to make an effort to, more or less, guide your thoughts.
Ask and It Is Given, P54
訓練された思考は、支配的な思考となる
意識の向け先を意図的に選択していくことで生まれる継続的な思考のことを、「訓練された思考(Practiced thought)」と表現していますが、その訓練された思考をさらに継続していくと、それはやがてあなたの中で「支配的な思考(Dominant thought)」となり、思考の現実化が顕著になっていきます。
思考が現実化する流れを簡単にまとめると、次のようになります。
思考が現実化する流れ
- あることに対して、継続的に意識を向ける
- あなたの中で継続的な波動のアクティベーションが起こる
- その思考は訓練された思考となり、やがて支配的な思考となる
- その思考の周波数にマッチした出来事や情報があなたの現実に介入してくる
- 例:雑誌の記事・友人との会話・視界に飛び込んでくる など
はじめのうちは、気づかないようなサインのようなものが点々と現れる程度ですが、あなたの中で支配的な思考のアクティベーションが起こると、引き寄せのプロセスが一気に進み、明らかな現象となって現れ出します。
これは、あなたが「望んでいる」「望んでいない」に関わらず、あなたが思考したものは、そのエネルギーの総量に応じて、その波動にマッチしたものが、あなたの現実世界に現れるということです。
Once your focused attention has sufficiently activated a dominant vibration within you, things—wanted or unwanted—will begin to make their way into your personal experience. It is Law.
Ask and It Is Given, P55
意図的な創造者になるための効果的な方法
創造エネルギーをコントロールして、意図的な創造者になるための効果的な方法は4つあります。
意図的な創造者になるためのポイントは4つ
- 「Well-Being(ウェルビーイング)」を受け入れる
- 「Belief(ビリーフ)」を構築する
- 感情を波動のガイダンスシステムとして使う
- あなた自身が波動的存在だということを認める
それぞれ解説していきます。
「Well-Being(ウェルビーイング)」を受け入れる
まず、現実創造において、エイブラハムが最も重要視しているのが、この「『Well-Being(ウェルビーイング)』を受け入れる」ということです。
思考や感情を意図的に扱うにせよ、具体的な引き寄せのメソッドをやるにせよ、すべてのフェーズにおいて基本スタンスとなる概念です。
「『Well-Being(ウェルビーイング)』を受け入れる」とは、簡単にいうと、「心地よさを感じて、起きるにまかせる(宇宙にまかせる)」ということです。
「Well-Being(ウェルビーイング)」については、
の記事でも詳しく触れているので、参考にしてください。
「Belief(ビリーフ)」を構築する
「Belief(ビリーフ)」を直訳すると、「信念・信条」といった言葉に該当しますが、エイブラハムのいうビリーフは少しニュアンスが異なります。
ビリーフとは、思考の訓練を長く続けることによって構築される、「訓練された波動(Practiced vibration)」のことです。
先ほどの、「支配的な思考(Dominant thought)」は、どちらかというと「思考の癖・傾向」のようなニュアンスですが、ビリーフは、訓練によって意図的に構築された思考の組織といったニュアンスです。
ビリーフは、あなたの価値観や世界観を通して、あなたが納得したこと・考えを積み重ねることによって生まれた、純粋な「あなたの信じていること」です。
この世界では、あなたが信じているものがあなたの真実になるという法則があります。
つまり、「真実」とはあなたの中の最も優勢な思考によって創られたビジョンです。
そして、宇宙はあなたのビリーフを、最も信頼のおける、あなたの現実創造の基準点として定めます。
そのため、あなたのビリーフからかけ離れた現実は引き寄せることが難しくなります。
えいじちなみに、あなたの理解の範疇を超えた宇宙の法則や叡智は「真理」なので、「真実」と混同しないように
感情を波動のガイダンスシステムとして使う
思考を意図的に導くには、感情を波動のガイダンスシステムとして使うことが非常に有効になります。
あなたの中で、ある願いに対しての創造エネルギーが高まってきた時は、一度立ち止まって、あなたの感情が今どのような状態かモニタリングするようにしましょう。
あなたがその願いに対して、ワクワク感や安心感といったポジティブな感情を持っている時は、あなたが願いそのものにフォーカスし、ソースエネルギーを受け入れている状態だということが読み取れます。
逆に、あなたがその願いに対して、不安感や欠乏感といったネガティブな感情を持っている時は、願いが叶っていない事実にフォーカスが当たってしまい、あなたがソースエネルギーに抵抗しているというサインになります。
あなた自身が波動的存在だということを認める
この宇宙はすべて波動でできているので、あなたも当然波動でできています。
もう少し細かくいうと、実際には、
- エネルギー
- 波動
- 電気
の3つの要素で構成されています。
しかし、現実創造や自己実現において、そのことをあまり意識できずに、世間の常識や様々な条件を過剰に重要視してしまって、引き寄せを難しくしている人が少なくありません。
宇宙の法則はもっとシンプルで、単純にあなたの望む現実と今のあなたの現実の波動をマッチさせれば良いだけです。
なので、まずは、「あなた自身が波動的な存在である」ということを認める、すなわち「あなたの発する周波数が現在のあなたを形作っている」ということを腑に落とすことができると、引き寄せの精度は上がっていきます。
Once you allow this new orientation and begin to accept yourself as a Vibrational Being who attracts all the things that come into your experience, then you will begin the delicious journey into Deliberate Creation.
Ask and It Is Given, P58
まとめ

今回の要点をまとめると、
- 引き寄せが上手いとは…
- 意図的な創造ができるようになること
- 創造エネルギーをコントロールできるようになること
- 現実創造の2つのキーファクター
- 創造エネルギーの強度と速度
- エネルギーの強度 = あなたがそのことについて考えていた時間の長さ
- エネルギーの速度 = あなたの望みの具体性
- あなたの願いに対しての「受容」と「抵抗」のレベル
- その願いを受け入れている場合は、掛け値はプラスになる
- その願いに抵抗している場合は、掛け値がマイナスになり、逆引き寄せが起こる
- 創造エネルギーの強度と速度
- 思考はコントロールするのではなく、ガイドする
- 思考をコントロールするよりも、目の前のことに集中できる環境を整えて、思考を望む方向にガイドしていく
- つまり、自分が「良い気分」でいられる環境を意図的に選んでいく
- 訓練された思考は、支配的な思考となる
- 「訓練された思考(Practiced thought)」は「支配的な思考(Dominant thought)」となり、思考の現実化が顕著になる
- あなたが「望んでいる」「望んでいない」に関わらず、その波動にマッチしたものが、あなたの現実世界に現れる
- 意図的な創造者になるための効果的な方法
- 「Well-Being(ウェルビーイング)」を受け入れる
- 「Belief(ビリーフ)」を構築する
- 感情を波動のガイダンスシステムとして使う
- あなた自身が波動的存在だということを認める
となります。
今回の話からわかるのは、
現実創造は意図的に行うもの
ということです。
この点については、タフティも強調している部分であり、いかにオートパイロットで生きることが愚かで、そのことによって台本にあなたの人生を乗っ取られている、ということを「タフティ・ザ・プリーステス—世界が変わる現実創造のメソッド」の中で再三警告しています。
つまり、現実創造とは、
偶発的に起こっているように見える現実を、いかに意図的にナビゲートしていくか
ということではないかと考えます。
Key Point|学びのひとこと
- あなたの「真実」は、「あなたが意識を向けているもの」からしか生まれない。
次回は、「Emotional Set-Points」というキーワードから、どのように現実創造をコントロールしていくかということについて、深掘りしていきたいと思います。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。

『エイブラハム』シリーズ記事一覧
- 【まとめ】エイブラハムの教え完全要約
- 【第1章】あなたはソースと繋がっている
- 【第2章】あなたの願いはすでに届いている
- 【第3章】あなたが現実を創っている
- 【第4章・前編】願いがまだ叶わない理由とは?
- 【第4章・後編】願いを叶えるために意識する3つのこと
- 【第5章】引き寄せの鍵となる3つの基本原則
- 【第6章・前編】引き寄せの法則とは?
- 【第6章・後編】あなたは波動の召喚士
- 【第7章・前編】あなたの自由意志はどこにあるのか?
- 【第7章・後編】「受け入れる」「抵抗する」とは?
- 【第8章】あなたは波動のアンテナ
- 【第9章】感情に隠された3つの指標とは?
- 【第10章】願望実現の3ステップと「受け取りモード」に入る方法
- 【第11章】引き寄せは訓練すれば上手くなる
- 【第12章】引き寄せは「機嫌」が9割
- 【第13章】虚無感は宇宙からの重要なサイン
- 【第14章】引き寄せが失敗する3つの原因
- 【第21章】17秒・68秒の法則
- 【第22章・前編】22段階の感情スケール
- 【第22章・後編】何も望まない生き方は正しいのか?
引き寄せを超えるメソッド
トランサーフィン実践メソッド
一発でオーダー完了—究極の引き寄せメソッド
現実創造に本気で取り組みたい…
という人へ
現実創造は、
魂からアプローチする
現実創造はコツさえ掴めば、ある程度自分の人生をコントロールすることができます。
しかし、
望む未来を意図すれば、
その現実がやってくる…
と、単純に言えない事情があります。
それは、我々の魂はそれぞれ、生まれてくる時に色々な「設定」をして、この地に降りてくるからです。
現実創造には、
- カルマ
- 過去世・前世
- 宿命・運命
- 使命・ミッション
- ツインレイプログラム
といった、さまざまな条件が絡み合っており、特に宇宙由来の魂を持つスターシードやライトワーカーの人たちは、説明できない生きづらさや物質世界に対する違和感を感じています。
そのような人たちは、魂レベルでのブロックが何層にも重なっている可能性があるので、自分の魂のルーツを知るということが非常に有効になります。
私は以前、人生に行き詰まった時、ココナラというプラットフォームで鑑定を受けてから、急に道が開けるような体験をしました。
- 現実を変えようと行動すると、ひどい揺り戻しに遭う
- 逆らえない大きな力の流れを感じる
- 何かに強力に導かれているような気がする
- あり得ないシンクロニシティが頻発する
といった自覚がある方は、こちらの記事を読んでいただくと、状況を打開するきっかけになるかもしれません。
— 私が自分の魂のルーツを知った方法 —

