『英語学習者が英語で深い話をする番組』がスタート。 YouTubeで見る

あなたの自由意志はどこにあるのか?|エイブラハムの教え『Ask and It Is Given』【第7章・前編】

前回の記事、

では、「宇宙の創造にはあなたが欠かせない理由」についてお話をしました。

では、実際の現実創造において、我々に与えられた裁量、すなわち自由意志は、どこにあるのでしょうか?

結論から言うと、

あなたの自由意志は、「受け入れる or 抵抗する」の二択を自由に選択できる

というところにあります。

そこで、今回は、

現実創造における自由意志の捉え方

について、深掘りしていきたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

今回参考にした本はこちら

Ask and It Is Given
Learning to Manifest Your Desires

英語の難易度:

  • エイブラハムからのメッセージ部分は、チャネリングを通してアウトプットしたものを忠実に再現しているため、文法的に正しくない文章や、英語的に不自然な表現が使用されている場合があります。
書籍タイプ商品ページ
ペーパーバックAmazonで見る
Kindle版Amazonで見る
Audible版Amazonで見る

ページ数:352ページ

著者:Esther Hicks, Jerry Hicks

発売日:2004年10月1日

日本語訳版はこちら

新訳 願えば、かなう
エイブラハムの教え
引き寄せパワーを高める 22の実践

書籍タイプ商品ページ
単行本Amazonで見る
Kindle版Amazonで見る

ページ数:317ページ

著者:エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス

発売日:2016年12月15日

本記事の内容は、本書を読んで私自身が解釈・要約したものであり、著者の意図や原文を忠実に再現したものではありません。また、理解を深めやすくするため、一部の実例などに変更・補足を加えている場合があります。

Contents

現実創造における自由意志の捉え方

現実世界でのあなたの自由意志は、「受け入れる or 抵抗する」の二択を自由に選択できるということですが、次の2つの視点から、深掘りしていきましょう。

ポイントは2つ

  • あなたの現実創造での立ち位置
    • 「Leading Edge of Thought(思考の最前線)」とは?
  • 現実創造の3ステップ
    • 「願う」「ソースが反応する」「受け入れる」

詳しく解説していきます。

「Leading Edge of Thought(思考の最前線)」とは?

エイブラハムは、この章の冒頭で、現実創造での私たちの立ち位置を次のように表現しています。

We like to refer to the place where you are standing as the Leading Edge of Thought, for as you stand there—in your physical body, in your physical environment, having your physical experience—you are the furthermost extension of that which we are.

Ask and It Is Given, P33

要約すると、

あなたが、現実世界で物質的に存在している時、あなたは私たちのいる世界から最も遠い、「Leading Edge of Thought(思考の最前線)」に立っている。

ということになりますが、まず、

げん丸

Leading Edge of Thought(思考の最前線)」って何?

というところから解説したいと思います。

まず、エイブラハムがよく使う「Leading Edge」というワードですが、端的に言うと、物質世界と非物質世界の境界のことです。

私たちの大元はソースエネルギーであり、その末端が私たちの身体・思考・感情といった物理世界での存在です。

過去と未来はすべて情報なので、現実は常に「今ここ」にしか存在できません。

したがって、「Leading Edge」とは、ソースから送られてきた「現実創造の素材(フィルムロール)」が、最終的な「現実(映像)」というフォーマットに変換・出力された映像が映し出される「スクリーン」のような領域で、私たちはそのスクリーンに映し出された「今ここ」という1コマの中にのみ存在しているということになります。

この理論は、タフティの「現実は映画のスクリーン」という理論を知ると、より理解が深まるかと思います。

そして、「Leading Edge of Thought(思考の最前線)」というのは、その「Leading Edge」上でのあなたが、ソースから流れてきた現実を「受け入れる」か「抵抗する」かを選択している瞬間というニュアンスがあり、すなわち、「あなたの選択によって現実の結果が変わるポイント」ということが言えます。

ここが、あなたが現実世界で自由意志を行使できる唯一のポイントです。

All that has ever been before is culminating into that which you now are. And just as all of your experience, from the time of your birth into your physical body until now, has culminated into who you now are.

Ask and It Is Given, P33

現実創造の3ステップ

私たちの持つ自由意志を明確にするためには、現実創造のサイクルを動かしている3つのステップを知る必要があります。

現実創造の3ステップ

  • あなたが願いを放つ(注文)
  • 宇宙(ソース)があなたの願いに反応する(受注・発送)
  • あなたがその結果を受け入れる(納品)

まず、最初のステップの「願い」は、あなたの思考・感情・現実に対する反応を通して、常に宇宙に放たれています。

つまり、あなたに「願う」という意図がなくても、あなたの願いは波動を通じてソースに届いているということなので、「願う or 願わない」というところに、あなたの自由意志は存在しません。

そして、宇宙に放たれたあなたの願いに対して、ソースは100%反応しています

ゆえに、このプロセスにおいても「ソースに届ける or 届けない」という選択肢を、あなたは持っていません。

そして、最後に必ず、あなたがその結果を受け入れるというプロセスが発生します。

ここで、あなたは初めて、「受け入れる or 抵抗する」という自由意志を与えられます。

この時のあなたの選択(思考・感情・現実に対する反応)が、最終的な現実化の結果を決めると共に、次に発する願いの波動を決定します。

Without the asking that precedes it, there could be no answering.

Ask and It Is Given, P35

まとめ

今回の要点をまとめると、

  • あなたの自由意志は、「受け入れる」か「抵抗する」の二択
    • あなたの選択は、あなたの思考・感情・現実への反応によって決まる
  • Leading Edge of Thought(思考の最前線)」 = あなたが「受け入れる or 抵抗する」を選択している瞬間
    • あなたが現実世界で自由意志を行使できる唯一のポイント
  • 現実創造の3ステップは「願う」「ソースが反応する」「受け入れる」
    • あなたがその結果を受け入れないと、現実化は起こらない

となります。

我々の自由意志の有無に関しては、様々なところで議論が展開されており、その見解は人によって差があります。

私個人の現段階の見解としては、概ねエイブラハムが伝えている理論と一致します。

唯一違う点は、「Leading Edge of Thought」における、現実の結果への影響です。

私の見解では、この時点では、すでに現実で起こることは決定していて、その起こった現実に対してどのように反応するかというのが、我々の持つ唯一の自由意志ではないかという考えです。

つまり、現実のイベントは起こるべくして起きており、それをどう捉えるかで次の道が決まるということです。

ですので、エイブラハムの理論よりは、やや受け身の現実感覚で、タフティの「人生の出来事が勝手に目の前で起こっている」という現実感覚により近いかと思います。

あなたは、自由意志について、どのような見解を持っているのか—

いつか、議論してみたいですね。


次回は、「『受け入れる』と『抵抗する』とは何か?」について、さらに深掘りしていきたいと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

エイブラハムが響いた人はこちらも

今回の記事がピンときた方へおすすめ

👉【おすすめの鑑定3選】を読む

Contents