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引き寄せは「機嫌」が9割|エイブラハムの教え『Ask and It Is Given』【第12章】

前回の記事、

では、

  • 引き寄せが上手いとは…
    • 意図的な創造ができるようになること
    • 創造エネルギーをコントロールできるようになること

だというお話をしました。

つまり、「引き寄せが上手い」とは、

現実で起こることを、ある程度コントロールすることができる

ということでもあります。

げん丸

現実で起こることをコントロールするなんて可能なの?

と思うかもしれませんが、あなたの「機嫌」と波動の関係を知れば、きっと腑に落ちると思います。

そこで、今回は、

現実で起こることをコントロールする方法

について、解説していきたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

今回参考にした本はこちら

Ask and It Is Given
Learning to Manifest Your Desires

英語の難易度:

  • エイブラハムからのメッセージ部分は、チャネリングを通してアウトプットしたものを忠実に再現しているため、文法的に正しくない文章や、英語的に不自然な表現が使用されている場合があります。
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ページ数:352ページ

著者:Esther Hicks, Jerry Hicks

発売日:2004年10月1日

日本語訳版はこちら

新訳 願えば、かなう
エイブラハムの教え
引き寄せパワーを高める 22の実践

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ページ数:317ページ

著者:エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス

発売日:2016年12月15日

本記事の内容は、本書を読んで私自身が解釈・要約したものであり、著者の意図や原文を忠実に再現したものではありません。また、理解を深めやすくするため、一部の実例などに変更・補足を加えている場合があります。

Contents

現実で起こることをコントロールする方法

多くの人は、現実で実際に起こることに対して、観察したり、

  • 望む・望まない
  • 良い・悪い
  • 正しい・正しくない

と評価することはありますが、その出来事自体をコントロールできるとは信じていません。

しかし、私たちはソースエネルギーから派生した波動的な存在なので、本来は現実で起こることをある程度コントロールする能力が備わっています。

今回は、現実で起こる出来事をコントロールする方法を次の5つのポイントから紐解いていきます。

ポイントは5つ

  • 他人が作った条件はコントロールできない
  • 真実は選択することができる
  • あなたの思考は互いに影響し合っている
  • あなたの機嫌があなたの感情の基準点
  • 感情の基準点は変えられる

それぞれ解説していきます。

他人が作った条件はコントロールできない

えいじ

現実が思うようにいかない!

と苦しんでいる多くの人は、何か望まないことや理不尽なことが起こった時に、その起こった現実自体、つまり、他人によって作られた条件や環境を、個人の力や組織の力を使って、無理やり変えようとしていたり、その問題自体を避けようと努力しているからです。

しかし、望まないものを避けようとすればするほど、その「抵抗」のエネルギーが増幅し、逆にその現実を引き寄せてしまうというのが宇宙の法則です。

それでもその抵抗をやめずに、あなたの意識のフォーカスをその対象物に当て続けていると、やがてその思考は「Belief(ビリーフ)」となります。

それは、あなたがあなた自身に「望まないもの」の証明をし続けているためです。

つまり、その間違ったビリーフを守ろうとするほど、あなたが本当に望むものからは遠ざかってしまいます。

この件について、タフティも「起こった現実は変えられない」と、現実を構築するということを誤って認識しないよう注意しています。

And as more unwanted things now manifest in their experience, they shore up their own belief (they “prove it” to themselves) that they were right all along about how bad and invasive that unwanted thing was to begin with.

Ask and It Is Given, P60

真実は選択することができる

まず、

げん丸

「真実」ってなに?

ということですが、エイブラハムは本書で、真実をこう定義しています。

With enough attention to anything, the essence of what you have been giving thought to will eventually become a physical manifestation. And then as others observe your physical manifestation, through their attention to it, they help it to expand. And then, in time, this manifestation, whether it is one that wanted or not, is called “Truth.”

Ask and It Is Given, P61

段階を追って要約すると、

  • あなたが何かに十分な意識を向ける
  • その時生まれた思考が現実化する
  • 他人があなたの現実化を目の当たりにして、そのことに意識が向く
  • それによってその事実が拡張される
  • その拡張された事実を「真実」と呼ぶ

つまり、あなたの現実創造が他人からの観測によって、彼らの意識に定着し、それが「真実」として認識されるという流れです。

しかし、真実というのは、動かし難い事実ではなく、「あなたが意識を向けて、そうだと信じているもの」なので、選択が可能です。

例えば、昭和・平成の時代までは、「お金は苦労して稼ぐもの」という真実が広く認識されていました。

そのため、人々は無理な長時間労働や休日出勤、理不尽なパワハラにも耐えることによって、ようやくお金がもらえると信じていました。

しかし、この例をエイブラハム的な文脈で表現すると、

私はこれとこれに意識を向けなければならない。なぜならそれが真実だから…

となり、彼らの思考を因数分解すると、

他の人は望まないことに意識を向けて、望まないことを引き寄せているけど、これが真実なので、私も同じようにするべきだ…

という回路で思考が作り出されています。

つまり、あなたは無意識的に他人の作り出した真実に影響されて、自分も(望む・望まないに限らず)同じものに意識を向けなければならないと思っているということです。

しかし、真実は選択することができます。

もし、その真実があなたの望む現実の波動とミスマッチを起こしているならば、その真実に意識を向けなければいいのです。

つまり、意図的な創造者になって現実をコントロールするということは、あなたの作る真実を意図的に選んでいくことだと言えます。

Deliberate Creation is about deliberately choosing those experiences you make your Truths.

Ask and It Is Given, P60

あなたの思考は互いに影響し合っている

思考は、何かに意識を集中させると現実化しやすくなりますが、普段何気なく浮かぶ思考一つ一つには、そこまでの引き寄せ力はありません。

しかし、そのような小さな思考のかけらが、他の似たような思考と波動共鳴を起こすと、それらが互いに吸い寄せられ、一つの思考の塊となって、推進力が増幅していきます。

そして、その思考の塊はやがて、あなたの引き寄せの起点(Point of Attraction)となります。

これは、普段のあなたの感情の標準レベルでもあるので、現在のあなたと本来のあなたの波動のマッチ度を測ることができます。

例えば、あなたがまだ幼い子供だった頃、おばあちゃんからいつも、

  • 「あなたは素晴らしい子ね」
  • 「あなたをとても愛しているわ」
  • 「あなたは充実した幸せな人生を送るわ」
  • 「あなたは才能に溢れていて、きっと世界に貢献できるわ」

といった言葉を、日常的に与えられたあなたは、とても良い気分で過ごすことができます。なぜなら、その言葉たちが本来のあなたの波動とマッチしているからです。

逆に、誰かから、

  • 「君はダメだな」
  • 「恥を知れ」
  • 「君にはがっかりだよ」
  • 「君はふさわしくない」

といった言葉を投げかけられたあなたは、最悪な気分になります。なぜなら、その言葉たちは、本来のあなたの波動とはかけ離れているからです。

一つ一つの言葉に対する感情や、それに対する思考は決して大きくないかも知れませんが、それらが波動共鳴を起こし、大きな思考の塊になることによって、あなたの感情の標準レベルが決まります。

In other words, the thought is becoming stronger; its pulling power is getting stronger, and other similar thought vibrations are joining it. And, as the thought gains momentum, you now begin to get an emotional reading on how well this growing thought-vibration is matching the Energy of your Source.

Ask and It Is Given, P61

あなたの機嫌があなたの感情の基準点

あなたがある思考にフォーカスし続けると、その思考は習慣的な波動状態、すなわちあなたの「機嫌」や「態度」となって現れます。

エイブラハムは、あなたの標準的な機嫌や態度が示す習慣的な波動状態のことを、感情の基準点(Emotional Set-Points)と表現しています。

あなたの機嫌は、あなたが引き寄せているものを判断する最も重要な指標の一つです。

あなたが何らかの出来事や物事に気を留めた時、あなたの波動は、この感情の基準点にジャンプします。

例えば、あなたが幼少の頃、貧しい家庭で育ったとします。

そして、親から毎日のようにこう言い聞かされます。

  • 「お金は木から生えてこないの」
  • 「あなたが欲しいと思ったら何でも手に入ると思ったら大間違い」
  • 「あなたも無いものは無いということを学びなさい。他の兄弟もそうしています。あなただけ特別扱いできません」

すると、あなたの思考は「不足」の部分にフォーカスされ続け、やがてそれがあなたの感情の基準点となります。

そして、あなたの中でのお金に対する期待値が非常に低くなり、常に抵抗している状態で、「Well-Being」が流れにくい状態になっています。

そのため、大人になったあなたも、お金に対して、

  • 不安
  • 不足感
  • 心配
  • 怒り

など、常に不快感を感じ、お金のことを考えると機嫌が悪くなります。

えいじ

特に、幼少期のトラウマはインナーチャイルドとして、潜在意識の深いところに根付いてしまうので、引き寄せメソッドを行う前に、まずはインナーチャイルドを癒して、心のブロックを外していく必要があるよ

Your mood is showing you a good representation of what you are inviting into your experience. Your mood, or your general feeling about something, is a clear indication of your practiced vibration.

Ask and It Is Given, P62

感情の基準点は変えられる

多くの人は、周りで何かが起こった時、意図的な思考をしようとしません。

彼らはただ、それを見て、それに対して反射的に感情を持つだけに留まります。

これはまさに、タフティがいうところの「眠りに落ちている状態(カタツムリの角)」です。

ですが、感情の基準点は意図的に変えることが可能です。

ここでも有効になるのが、タフティの「アドバンテージ」という考え方です。

何かネガティブなイベントが起こっても、常にその中から良い面を見出し、意識の向け先をコントロールすることによって、あなたの機嫌が良くなり、感情の基準点が変わります。

基準点を変えれば、引き寄せる現実の質も変わります。

なので、現実創造において、感情の基準点を意図的に変えていくことはかなり有効になります。

つまり、「自分の機嫌は自分で作るもの」であって、周りの環境や人に左右されるべきものではないということです。

In the same way that your Emotional Set-Points can change from feeling basically good or secure to feeling bad or insecure, your set-points can change from not feeling good to feeling good, for your set-points are achieved simply by attention to a subject, and through your practiced thought.

Ask and It Is Given, P63

まとめ

今回の要点をまとめると、

  • 他人が作った条件はコントロールできない
    • 望まないものを避けようとするほど、「抵抗」のエネルギーによって、逆にその現実を引き寄せてしまう
    • あなたの意識のフォーカスをその対象物に当て続けていると、その思考は「Belief(ビリーフ)」となる
  • 真実は選択することができる
    • 真実とは「あなたが意識を向けて、そうだと信じているもの
    • 多くの人は無意識的に他人の作り出した真実に影響されて、自分も同じものに意識を向けなければならないと思っている
    • 現実をコントロールする = あなたの作る真実を意図的に選んでいく
  • あなたの思考は互いに影響し合っている
    • 一つの思考が他の似たような思考と波動共鳴を起こすと、強力な思考の塊「引き寄せの起点(Point of Attraction)」となる。
    • 引き寄せの基準点 = 感情の標準レベル
  • あなたの機嫌があなたの感情の基準点(Emotional Set-Points)
    • ある思考にフォーカスし続けると、その思考は習慣的な波動状態(機嫌・態度)となって現れる
    • あなたが何らかの出来事や物事に気を留めた時、あなたの波動は感情の基準点にジャンプする
  • 感情の基準点は変えられる
    • 意識の向け先を物事の良い面にフォーカスすることによって、あなたの機嫌が良くなり、感情の基準点が変わる
    • 自分の機嫌は自分で作るもの、周りの環境や人に左右されないようにする

となります。

このように、

あなたが日頃感じている機嫌 = 引き寄せの起点

なので、意図的に自分の機嫌をコントロールすることが、意図的な現実創造に直結します。

引き寄せの法則を有効化するには、まずあなたの心の状態をマイナスの状態から「ゼロ・ポイント」に戻さなければなりません。

そのためには、とにかく自分の好きなことをしたり、好きなものに囲まれたりして、自分の機嫌を良くすることが肝要です。

一見進むべき方向とは関係ないようなことをしているようでも、実は着実に望む未来へと進んでいます。

なので、ぜひ安心して、自分が純粋にワクワクすることや、安らぎを感じるようなものに、積極的に触れる時間を増やしていってもらえればと思います。


次回は、「あなたの感情をガイダンスシステムとして、どのように活用していけば良いのか」ということについて、深掘りしていきたいと思います。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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