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引き寄せが失敗する3つの原因|エイブラハムの教え『Ask and It Is Given』【第14章】

前回の記事、

では、

あなたが「決める」ことで、現実はそちらの方向に自然に動いていく

というお話をしました。

しかし、実際には、

えいじ

もう何を望むか決めたのに、全然現実が変わらないんだけど!

という人もいるかと思います。

そのような人の場合、願望を決めるところまでは良いのですが、その後の意識の持ちようが、本来の引き寄せの法則と少しずれている可能性があります。

そこで、今回は、

引き寄せの法則でよくある3つの間違い

について、解説していきたいと思います。

それでは、始めていきましょう。

今回参考にした本はこちら

Ask and It Is Given
Learning to Manifest Your Desires

英語の難易度:

  • エイブラハムからのメッセージ部分は、チャネリングを通してアウトプットしたものを忠実に再現しているため、文法的に正しくない文章や、英語的に不自然な表現が使用されている場合があります。
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ページ数:352ページ

著者:Esther Hicks, Jerry Hicks

発売日:2004年10月1日

日本語訳版はこちら

新訳 願えば、かなう
エイブラハムの教え
引き寄せパワーを高める 22の実践

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ページ数:317ページ

著者:エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス

発売日:2016年12月15日

本記事の内容は、本書を読んで私自身が解釈・要約したものであり、著者の意図や原文を忠実に再現したものではありません。また、理解を深めやすくするため、一部の実例などに変更・補足を加えている場合があります。

Contents

引き寄せの法則でよくある3つの間違い

引き寄せの法則は、正しく理解して実行すれば、確実に望む結果を与えてくれる強力な宇宙の法則です。

しかし、多くの人は、引き寄せの法則に対する若干の意識のズレが原因で、うまく望む現実を引き寄せられていません。

引き寄せの法則のよくある間違い3つ

  • 意識のほとんどが願望以外のことに向けられている
  • 意識のほとんどが望んでいるものと逆のことに向けられている
  • 願望は願えばすぐに叶うと思っている

それぞれ解説していきます。

意識のほとんどが願望以外のことに向けられている

願いはピュアな方が叶いやすいと言われています。

げん丸

ピュアな願いってどういうこと?

ということですが、要するに、あなたの意識・エネルギーがその願望に素直に向けられているということです。

しかし、多くの人は、その周りにある(と思い込んでいる)、経済的・物理的な条件周りの評価などに、多くのエネルギーやリソースを割いてしまい、本来の願望に対しての意識が真っ直ぐ向けられていない状態になってしまっています。

つまり、自分では「決めた」と思っていても、実は完全に決めきれていない状態だといえます。

確かに、今までのコンフォート・ゾーンから抜け出し、丸腰で挑戦するのは、恐怖やプレッシャーは必ずついてきます。

しかし、そこでいかに宇宙を信じて、自分の魂の求める方法に真っ直ぐ進んでいけるかというのが、引き寄せ成功の鍵です。

また、このときの恐怖やプレッシャーは、あなたの「抵抗」ではありません。

これは、あなたのエゴが、あなたをその場に留めるために必死で抵抗している時に出てくる防衛反応としての恐れです。

注意深く自分の感情を観察すれば、その恐怖の奥にある、その未来についてワクワクしている自分を必ず発見することができるかと思います。

あなたの意識を、常にそのバージョンのあなたにチューニングさせましょう。

The only reason that you could ever experience something other than what you desire is because you are giving the majority of your attention to something other than what you desire.

Ask and It Is Given, P73

意識のほとんどが望んでいるものと逆のことに向けられている

あなたの望みは、バラエティコントラストといった状況を経験し、あなたが「自分はこうなりたい」という個人的嗜好(Personal Preference)に気づくことで、はっきりとした「願望」に変わります。

バラエティ
Variety

あなたがパーソナルプリファレンスに気づくために、宇宙によって用意された、あなたの世界観や価値観の中にはないものや人に触れる機会。

コントラスト
Contrast

あなたが自分の本当の望みに気づくために一時的に陥る、あなたが望まない状況。

詳しくはこちらの記事を参照

パーソナル・プリファレンス
Personal Preference

コントラストやバラエティといった人生経験から自然に生まれ、更新され続ける「自分はこう生きたい・こうしたい」という具体的な望み。単なる個人の嗜好を超えた、あなた特有の選好。

詳しくはこちらの記事を参照

しかし、この「自分はこうなりたい」という思いの裏には、「自分はこうなりたくない」という相反する思いが隠れています。

例えば、

  • お金持ちになりたい → 貧乏にはなりたくない
  • 素敵な人と結婚したい → 一人で老後を過ごしたくない
  • ビジネスで成功したい → 無価値だと思われたくない

といったように、願望には必ず表裏が存在します。

しかし、ここで大事なのは、どちらの面にあなたの意識のフォーカスを当てるかということです。

この時に、「〇〇にはなりたくない…」という面に、あなたの意識の大半が向けられていると、あなたの周波数はその現実の周波数にチューニングされ、そのような現実を引き寄せるという仕組みです。

この時の判断基準としては、その願いのことをイメージした時に、あなたの感情がポジティブなのか、ネガティブなのかで、あなたがどちらの面にフォーカスしているかが、わかります。

例えば、「お金持ちになりたい」という願望がある場合は、

  • 「今はお金がない」という不足感

にフォーカスするのではなく、

  • 「十分なお金を手にしている自分」をイメージした時のワクワク感

に意識の向け先を合わせるといった具合です。

詳しくは、

の記事で解説しているので、参考にしてください。

They know that they hold a desire in a specific direction, and they know that their desire has not yet come to them, but what they often do not realize is that they are offering the majority of their thoughts in opposition to their own desire.

Ask and It Is Given, P74

願望は願えばすぐに叶うと思っている

引き寄せの法則を語る上で、重要な要素の一つに、願いが叶うまでの「タイムラグ」というものがあります。

私たちは、この物質的時空間に存在している以上、時間距離の制約から逃れることはできません。

この3次元(物質)+4次元(時間)の世界では、距離と時間は、宇宙的な観点から見るとほぼ同義と捉えられます。

例えば、あなたが東京から大阪まで行きたいとします。

あなたは、東京から大阪まで、新幹線で3時間ほどかかるということを、すでに知っているので、「今すぐに」大阪に着かないことに対して、何の疑問も持たずに座席に座って、時折外の景色を楽しんだり、駅弁に舌鼓を打ったりしながら、3時間後に当然のように大阪に着きます。

人生もこれと同じことが起こっているのですが、こと願望実現の話になると、

えいじ

願ったのに、なんで今大阪にいないんだ!

という思考を、平気で持ってしまう人がいます。

あるいは、

えいじ

あれ、まだ大阪に着かないぞ?ひょっとして行き先を間違えたんじゃ…

と不安になり、途中で引き返しては、また間違いに気づき、再度大阪に向かうという行為を延々と繰り返してしまう人もいます。

つまり、「受け入れる」と「抵抗する」の間を行ったり来たりしてしまって、その場所から動けなくなっている可能性があるということです。

この例は、わかりやすく説明するために、物理的な距離で例えていますが、宇宙的な観点でいう距離とは、現在のあなたとあなたが向かっている現実の間のギャップの大きさです。

つまり、あなたの願望の規模が大きいほど、実現までの時間がかかるということです。

そして、願望を実現させるには、その未来がある方向に向かって進み続けなければならないということでもあります。

この事実を知っていれば、今願いが叶っていない状況にも落ち着いていられますし、途中で不安になって、引き返すようなこともなくなります。

タイムラグ = 距離感のギャップ

エイブラハムは、願ってから願いが叶うまでのタイムラグを「the buffer of time(時間のバッファ)」と表現しています。

我々にとっては、なんとももどかしい法則ですが、逆にこのバッファがないと色々不便が生じます。

私たちは、この時間的猶予があるおかげで、自分の人生について考えたり感じることができ、さらにいい方向に進むように自分の波動を高めることもできるのです。

げん丸

何でもかんでも、すぐに現実化してたら、神経が休まらないブヒな…

We refer to that time between your offering of a thought and its physical manifestation as “the buffer of time.” This is that wonderful time of offering thought, noticing how it feels, adjusting the thought to achieve an even better feeling, and then, in an attitude of absolute expectation, enjoying the gentle, steady unfolding of anything and everything that you have concluded as your desires.

Ask and It Is Given, P73

まとめ

今回の要点をまとめると、

引き寄せの法則のよくある間違いは3つ

  • 意識のほとんどが願望以外のことに向けられている
    • ピュアな願い = あなたの意識・エネルギーがその願望に素直に向けられている状態
    • 多くの人は、経済的・物理的な条件や周りの評価など願望以外のことに意識の大半が向いている状態
    • いかに宇宙を信じて、自分の魂の求める方法に真っ直ぐ進んでいけるかというのが、引き寄せ成功の鍵
  • 意識のほとんどが望んでいるものと逆のことに向けられている
    • 「自分はこうなりたい」という思いの裏には、「自分はこうなりたくない」という相反する思いが隠れている
    • どちらの面にあなたの意識のフォーカスを当てるかが大事
    • その願いに対して、あなたの感情ポジティブ・ネガティブどちらに振れるかで判断する
  • 願望は願えばすぐに叶うと思っている
    • 引き寄せの法則には、願いが叶うまでの「タイムラグ」が存在する
    • 宇宙的観点では、距離 = 時間と言える
    • この場合の距離とは、現在のあなたとあなたが向かっている現実の間のギャップの大きさ
    • あなたの願望の規模の大きさによって、実現までの時間が変わる
    • 願望を実現させるためには、その未来がある方向に向かって進み続ける必要がある

となります。

今回の話からわかるのは、引き寄せの法則は、願ったら神様がポンと与えてくれたり、ある日突然目の前に現れるような魔法ではないということです。

引き寄せの法則は、物理的な原理原則に基づいた、至極現実的な法則だと言えます。

しかし、現実創造のプロセスの大半は、我々の知覚できる世界の外側で起こっていることなので、多くの人にとって、どうしてもそのことを腑に落とすのが難しいというのが現状です。

詰まるところ、引き寄せの法則を使いこなせるかどうかは、

いかに自分と宇宙を信じて、進み続けられるか

というところにあります。

そのためには、覚悟、すなわち「決める」ということが欠かせません。

「何があっても、こちらに進む」と腹を括れば、自然と迷いは消えていきます。


次回は「引き寄せの法則が発動するまでの時間—17秒・68秒の法則」というテーマについて、深掘りしていきます。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

エイブラハムが響いた人はこちらも

引き寄せの法則を信じている…

という人へ

引き寄せ体質」になる方法

魂を整えると、
引き寄せ体質になる

引き寄せの法則は宇宙の法則なので、正しく行えば必ず結果が出てきます。

しかし、

願えば願うほど、
逆引き寄せが起こる…

という人は、潜在意識の深い部分で、

  • 思考パターンの癖
  • 感情パターンの癖
  • メンタルブロック
  • 家庭環境による意識の制限
  • トラウマによる行動の制限

といった「抵抗」が潜んでいる可能性があります。

現実創造には、

  • カルマ
  • 過去世・前世
  • 宿命・運命
  • 使命・ミッション
  • ツインレイプログラム

といった、さまざまな条件が絡み合っており、特に宇宙由来の魂を持つスターシードライトワーカーの人たちは、説明できない生きづらさや物質世界に対する違和感を感じています。

そのような人たちは、魂レベルでのブロックが何層にも重なっている可能性があるので、自分の魂のルーツを知るということが非常に有効になります。

私は以前、人生に行き詰まった時、ココナラというプラットフォームで鑑定を受けてから、急に道が開けるような体験をしました。

  • 現実を変えようと行動すると、ひどい揺り戻しに遭う
  • 逆らえない大きな力の流れを感じる
  • 何かに強力に導かれているような気がする
  • あり得ないシンクロニシティが頻発する

といった自覚がある方は、こちらの記事を読んでいただくと、状況を打開するきっかけになるかもしれません。

— 私が自分の魂のルーツを知った方法 —

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